奈良市議会議員・内藤さとし

当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

Amazonのアソシエイトとして、[奈良の古民家暮らし]は適格販売により収入を得ています。

広告 奈良のこと

2025年版|奈良市議会議員・内藤智司の発言・実績まとめ

奈良市議会議員・ 内藤 智司(ないとう さとし)氏は、20年以上にわたり市議会議員として奈良市政に携わるベテラン議員です。

この人ってどんな議員?何をやってきたの?そんな素朴な疑問に答えるために、内藤議員の活動や発言を市民の目線でギュッとよみやすく整理してみました。

選挙での議員選びの参考にもなるよう、できるだけ偏りなく情報をまとめています。

🧑‍💼 内藤智司 議員プロフィール

春日大社参道

氏名:内藤 智司(ないとう さとし)

年齢:66歳(2025年6月時点)

出身:京都府 相楽郡結婚と同時に奈良市民に(昭和33年7月26日生まれ)

政党:国民民主党公認(奈良県総支部連合会 幹事長)

会派:新世の会(幹事長)

委員会:市民環境委員会・広報広聴委員会(委員長)・行財政改革及び公共施設等検討特別委員会(委員長)

当選回数:5回(初当選:2003年※44歳)

経歴概要:

2003年に奈良市議会議員として初当選。以来、20年以上にわたり常任委員会や議会運営委員会、制度検討特別委員会などの要職を歴任。特に総務・環境・広報分野での経験が長く、議会運営や政策広報の分野で多数の実績をもつ。

2023年には無所属系の新会派「新世の会」を立ち上げ、幹事長として中堅・ベテラン議員とともに会派活動をリードしている。

注力分野:ごみ処理・環境行政/公共施設財政の健全化/地域福祉

主な所属団体:

  • 連合奈良

  • 明治校区自治連合会

  • 明治校区社会福祉協議会

  • 明治校区自主防災・防犯会 など

※当ブログでは、肖像権・著作権の観点から、議員の顔写真は使用しておりません。議員の詳細なプロフィールや顔写真は、各公式サイトや奈良市議会ホームページのリンクからご確認ください。

🧾 議会での発言・質問内容とスタンス(評価つき要約)

会議での発言をイメージしたマイク

※議事録からの客観的記録に基づき、発言要旨と議員の考え方を整理して紹介します。

🎤 発言回数と傾向(2021〜2025)※個人質問のみ

▶ 発言件数:現任期(2021〜2025年)の市議会の中で本会議・臨時会(61件)委員会(494件)を通じて555(奈良市会議録検索システムによる集計)。

議長として発言が357件。

令和6年度は「会派を代表して」の質問のみ、令和7年度は委員会報告のみと、議会における直近の質問発言数は少なめです。そのためここ1年ほどの活動内容はあまり見えません。

発言頻度は減少傾向にあるものの、議事録からは、実直で慎重な政策監視型議員として冷静に是々非々で行政と向き合う堅実な姿勢が読み取れます。

🧾 議会発言より(個人質問の一部抜粋要約と評価)

2023年9月|定例会

クリーンセンターについて

  • 今あるごみ焼却施設(環境清美工場)が古くなっていて、140億円かけて改修する予算が出された。→内藤議員は「もっと早く改修していたら費用が抑えられたはず」として、市長の判断の遅れを批判。

  • 工場で働く職員の負担や高齢化による人手不足にも強く危機感を持ち、現場を見たうえでの発言をしている。

  • 焼却炉の改修は「最低限必要な費用」であり、これからさらにお金がかかる可能性もあると警告。

  • ごみ処理工場の新設(新クリーンセンター)については、「早期の建設は必要だが、市民の理解と合意なしに急いで建てるべきではない」として、過去の地域対立を繰り返さないよう求めた。

  • 現場の実情を重視し、数字だけでなく「働く人の状況」や「地域住民の合意」を大切にする姿勢があります。

  • 政策に対しては是々非々の立場で、決して感情論ではなく冷静にコストや影響を分析しようとする慎重派。

  • 市民に説明責任を果たすことに強くこだわり、議員としての覚悟と責任感があります。単に賛否で終わらせず、その過程の筋道や責任の所在を重視する、実直で制度派タイプといえるでしょう。

  • 一方で、行政判断に対する不信感や慎重姿勢が強く、「スピードよりも納得」を優先する姿勢もみられます。

2024年6月|定例会(会派を代表しての質問)

本庁舎ZEB化(省エネ改修)に関する問題点と指摘

  • 奈良市役所の本庁舎を、エネルギー効率の高い建物(ZEB=ゼブ)に改修する計画が進められている。

  • 改修には最大で20億円かかる見通しだが、最初に議会に示された金額は12億円だった。国の補助金(交付金)は約8億円の予定だが、工事費が増えてもその額は変わらなかった。

  • 設計のために必要な調査費などが当初予算(約2700万円)の約5倍にあたる約1億5000万円不足し、議会に相談せず「予算流用」という形で対応された。

  • 本来、議会での承認(審議)を経るべきだったのでは?という点を強く問題視。議会が知らされないまま20億円の大きな工事が進められることに「不信感」がある。

  • ZEB化そのものには反対しておらず、環境対策の重要性は認めている。

  • ただし「元々30年間は改修せず使い続ける」として耐震改修をしたばかりなのに、今また20億円をかけるのはおかしいのでは?と市長に問いかけている。

  • 内藤議員は、市の財政運営の透明性議会との信頼関係を非常に重視するタイプであり、予算の使い方や説明の不十分さに対して厳しく追及する姿勢を持っています。

  • ZEB化という環境政策には理解を示しながらも、議会軽視とも取れる市の進め方には「筋が通っていない」と冷静に異議を唱え、公正な手続きと説明責任を求める現実派の議員といえます。

  • また、自身がかつて関わった耐震化議論との整合性も問うなど、過去の議論の積み重ねを大切にする慎重な姿勢が見えます。独断で動くのではなく、「市民や議会に納得してもらえるプロセスが必要だ」という信念が読み取れる発言内容でした。

2023年6月|定例会(会派を代表しての質問)

1. 市の政治や財政について

  • 市の補正予算(あとから足す予算)が妥当かどうかを確認。

  • 老朽化した公共施設(例:体育館など)をどう修理・更新していくかが重要。

  • 職員数を減らす「定員適正化」の中でも、大災害時に人手が足りなくならないか懸念。

  • 日常業務はAIやデジタル化(DX)で効率化すべきだが、災害対応は人の力が必要とも。

2. 環境・防災・福祉に関する取り組み

  • 防犯カメラを福祉や見守りにも活用し、地域の安全を支える仕組みに。

  • ごみの分別(特に雑紙・生ごみ)による減量化をもっと進めて、焼却設備の負担を減らすべき。

  • ゼロカーボンやSDGsの推進には、本気の姿勢が必要。市役所がCO₂排出の最大要因であることに触れる。

  • ウォーターサーバー設置など、ペットボトル削減策にも関心。

3. 地域自治と協働の姿勢

  • 自身の地元(明治地区)での地域活動を例に、地域と行政の協力体制を重視

  • 「まずやってみて改善していく」地域主導の活動スタイルを推奨。

  • 地域での草刈り支援(グリーンサポート)活動が周囲にも良い影響を与えていると評価。

4. 副市長人事と行政運営への考え

  • 副市長の役割を「肺」と表現し、市政全体のバランスを支える重要性を強調。

  • 向井副市長の8年間の働きに対して、丁寧に敬意と感謝の言葉を述べた。

内藤議員は、市の財政運営に厳しい目を向けながらも、現場重視・地域目線を大切にするタイプです。実際に地域で起こっている問題を自ら体験・把握した上で、市政全体に反映させようとする実務派の議員と言えるでしょう。

環境や災害対策、デジタル化にも前向きですが、「人の力」や「現場の実態」を重視し、机上の計画ではなく実効性ある施策を重んじる姿勢が印象的です。また、人に対する感謝を言葉にして伝える誠実さや情の深さも持ち合わせており、行政との信頼関係を築く調整役としての資質が伺えます。

🧭行動履歴・活動実績(客観的に確認できる動き)

※以下は議員通信・SNS・視察記録・市議会公式サイトなどで確認できる「実際に行ったこと」に基づく内容です。

📝 最近の主な行動(内藤議員)一部抜粋 

  • 2022年7月 地元「明治地区自治協議会」の皆さんとふれあい会館の草刈り作業
  • 2020年 明治地区自治連合会県外研修会に参加(人と未来防災センターにて)
  • 2020年 自治会の年末夜警にて(役員、女性防災クラブ、子ども会の皆さんと「火の用心」)
  • 2020年  地区防災訓練に参加
  • 自作の市政報告「内藤さとし通信」を紙やネット上(PDF形式で閲覧可能)で定期的に発行配布。写真や図解付きで議案と自身の考えを主に市民向けにまとめています。(最終更新2023年10月)

SNSでの発信はほぼ更新がなく、通信pdfの中から活動を拾いました。

📌 選挙時の主張(2021年・選挙公報より)と進捗状況

内藤さとし がめざす街づくり

家族に寄り添い、地域に寄り添い、そして市民に寄り添えるまちづくり

  1. 財政再建は最重要課題

  2. 新クリーンセンター建設の推進とゴミのエネルギー資源を活用した防災都市の実現

  3. 奈良県域水道一体化は奈良市民にとってどうなのか?参加の是非を検討し提言していきます

  4. 仮称「子どもセンター」開設に伴う健全運営への取り組み

  5. 超高齢化社会に備えた仕組みづくり
     地域福祉・地域医療・防災対策が持続発展するための仕組みを推進します


私たちも推薦します

  • 連合奈良

  • 明治校区自治連合会

  • 明治校区社会福祉協議会

  • 明治校区自主防災・防犯会

🧭 内藤議員の理念・信念

  • 子どもを中心に据えた地域社会の構築
     → 家庭・学校・地域が一体となって子どもを育てる教育環境を重視。

  • 誰もが安心して暮らせる福祉社会の実現
     → 高齢者や障がいのある人、共働き家庭への支援制度の充実を目指す。

  • 公平な税の活用による全世代への還元
     → 税金の使い道を公平・公正に配分し、福祉や教育に活かす姿勢。

  • 環境と安全の両立を図る持続可能なまちづくり
     → 温暖化防止や災害対策を制度・条例の面からも推進。

  • 地域防災力の強化と住民連携の重視
     → ハード(設備)とソフト(訓練)の両面を強化し、地域との協働を図る。

【具体的な政策】

公式HPやインターネット上に具体的な重点政策は書かれていませんでした。こちらで調べた議事録などから、ある程度重点政策が見えたのでまとめます。

  • 子どもセンターの開設と健全運営→奈良市子どもセンターが2022年オープン。議会で継続的に子どもセンターについて内藤氏の発言あり。

  • ごみ処理・クリーンセンター問題への現場重視の対応
     → 焼却施設の老朽化対応とごみ減量の推進
     → 現場職員や地域住民への配慮ある進め方を求める

  • 大型公共事業・インフラ整備における慎重なコスト管理
     → ZEB化工事や水道一体化などに対し、財政負担と市民メリットを丁寧に検討
     → 拙速ではなく「納得」を重視した政策判断

進捗

  • 福祉と共働き家庭支援→進捗見える点:地域福祉(明治地区の実践例)における市民主体の取り組みを評価し、自らも調整役として関与。
  • 環境・防災→進捗見える点:ゼロカーボン施策に関しては、ZEB化やごみ減量などの議論に深く関与し、警鐘と提言を繰り返している。ごみの分別・減量については地域(雑紙・生ごみ分別)の先行事例を紹介し、職員・地域との連携強化を進めている。

進捗が見えにくい点:温暖化対策の条例化といった制度的アプローチの実現状況は記載なし。

  • クリーンセンター(焼却施設)問題→進捗見える点:工場改修費140億円に関する判断の遅れを厳しく追及。職員の負担や高齢化など現場の実態を把握した上で発言。「新設は急ぐべきだが、過去の対立を繰り返すな」とし、合意形成重視の視点を一貫して強調。

進捗が見えにくい点:自らの提案が今後の市の意思決定にどう影響したかは明示されていない。

  • 水道一体化に対する慎重姿勢→進捗明確:奈良市が県域水道一体化の不参加を表明。内藤議員は市民負担増の懸念と制度の不透明さを的確に指摘しており、この件は議員の主張と市の判断が一致した形となっている。

記載しなかった政策進捗については確認がとれませんでした。内藤氏の政策方針の一部として、選挙投票時の参考にしてください。

💰 政務活動費(令和5年度)

政務活動費は資料費・印刷費・会議費・交通費などに使用されます。塚本勝議員の政務活動費の詳細は新世の会のPDFにて公開中ですのでご確認ください。

📌 市民として読み解くポイント

評価している図

内藤議員は、現場や制度に強い実務派で、市民負担や合意形成を重視する慎重なベテラン議員です。
一方で、近年は発信がほとんどなく、活動が見えづらいため、何をしているのか分かりにくいのが課題です。
「誠実さ」と「見えにくさ」が共存する、裏方型の市政監視タイプといえるでしょう。

🧾 総合的な評価と考察

内藤議員は、誠実で実務に強く、現場主義を重んじる信頼型のベテラン議員です。特にZEB化やクリーンセンター、水道一体化などでは、市民負担や制度の整合性、現場の実情に着目し、「納得できる説明と筋道がなければ拙速に進めるべきでない」という慎重派のスタンスを取っています。

特定の政党色も強くなく、行政に対しても基本的には是々非々の立場で臨んでいると見られます。市政を支える裏方としての安定感はある一方で、市民がその働きぶりを実感しにくいという課題を抱えています。

特にこの1年は議会質問も少なく、SNS等での発信も皆無に近いため、一市民からは「何をしているのか分からない」状態が続いており、次世代への期待や対話を生む力が弱まっていると言えるでしょう。

このままでは、どれだけ真面目に職務を果たしていても、「市民に見える政治」「開かれた議会」の流れに取り残されかねません。今後の情報発信強化に期待です。

※本評価は2025年6月時点の議会発言、公開プロフィール、地域活動実績に基づいた中立的な要約とそれに基づく一市民目線での評価と考察です。

にほんブログ村・ランキング参加中!

PVアクセスランキング にほんブログ村

-奈良のこと
-, , , , , , ,