庭や植物

地植えのシュウメイギクが満開に。増えすぎたので株分け・植え替え方法を調べました。

秋になると、裏庭に毎年欠かさず咲いてくれる秋明菊(シュウメイギク)。ほぼ放置の半日陰となっている我が家の裏庭でも、毎年どんどん増える強い植物です。

我が家では10月頃にピンク色のきれいなお花をたくさん咲かせてくれますが、さすがに増えすぎてしまいました。

来年こそは植え替えて株を整理したいと思い、シュウメイギクの増え方や株分け植え替えの方法を調べてみました。

シュウメイギク(秋明菊)とは

2016年10月26日撮影。庭のシュウメイギク。

花の特徴

  • 種類 キンポウゲ科・多年草(宿根草)
  • 原産地 中国。江戸時代に日本へ入ってきた帰化植物。
  • 名前の由来 この世のものとは思えない美しい花、秋に咲く明るい花という意味
  • 別名 貴船菊キブネギク(京都北部の貴船山に帰化したシュウメイギクが多く咲いていたから)
  • 開花 8~10月頃
  • 背丈 50~80センチぐらい(品種によって違いあり)
  • 花の色 白・ピンク・紫など
  • 花言葉 薄れゆく愛、淡い思い など
同じキンポウゲ科のアネモネ

シュウメイ「ギク」と菊がつきますが、キクの仲間ではなくキンポウゲ科でアネモネなどの仲間。そのように言われれば納得の華やかなお花ですよね。

もともとは秋冥菊という漢字だったそうですが、縁起が悪いので秋明菊になったそうです。

シュウメイギクの葉

冬は地上部は枯れてなくなり、春になると葉っぱが生い茂ってきます。開花する秋までにかけて八つ手のような形の葉を広く展開し成長。

現在日本では山中に自生しているところもあるそうで、丈夫な植物です。

我が家のシュウメイギク

我が家のシュウメイギクは、西向きの裏庭の中でも南側の終日ほぼ日陰の場所に自生しています。裏庭はほとんど人が見ないのをよいことに、放置気味。

2020年10月25日。奥は全てシュウメイギク。手前の黄色っぽい葉っぱはギボウシです。

植物たちが我こそは!と競い合い自由に陣地取りをしている感じです…。ちなみに日陰スペースはシュウメイギクとギボウシの独壇場

日陰部分は地植えで水やりは一切していませんが、この成長ぶり。枯れるという言葉を知らないようです。

どちらも前住人の方が植えていたものらしく、勝手にどんどん増えていきました。前住人の方はお茶の先生。シュウメイギクは茶花としても扱われるそうなので、きっと大切に育てられていたのでしょう。

一度日当たりのよい庭を持つご近所さんにシュウメイギクをおすそ分けしたことがあるのですが、日当たりが良すぎ乾燥したためか、根付かず消えてなくなってしまったそうです。

我が家のような半日陰で酸性よりの湿り気のある土を、シュウメイギクは好むようですね。

10月18日、今年はじめての開花

あまりにも草ボーボーなので、今年は夏、ギボウシが終わった頃に一回全て地面から刈り取ってしまったのですが、再び成長し葉を展開。めげずに再び芽を出し10月18日に開花しました。丈夫です…。

シュウメイギクの葉っぱとつぼみだらけの裏庭

多くの苗がツボミを持っているので、これからまだまだ花を咲かせそうです。もう少し手を加えてきれいな中で咲かせてあげたいところです…(泣)。

11月3日、満開に近いシュウメイギク

結局手を加えることもなく11月に入り、満開になってきました。まだまだつぼみがたくさんあるので、11月中旬ぐらいまで咲きそうです。

シュウメイギクは茎が長いので切り花にして花瓶に入れても飾りやすいですね。

増えすぎたシュウメイギクを植え替えたい

そんなシュウメイギクですが、我が家の環境が適しているらしくどんどん増えます。さすがに増えすぎなので、植え替えられないか調べてみました。

シュウメイギクってどうやって増えるの?

そもそもシュウメイギクはどうやってあんなに増えているのでしょうか。彼らは種でも増えることができますが、同時に地下茎を伸ばしてどんどん増殖しているそうです。

地下茎から増やす場合は、3~4月のシュウメイギク生育期に地面を掘り、見つけた地下茎(ランナー)から出ている小株を掘り上げて別のところへ植え替えます。こうやって株分けする方法が1つ目の増やし方。

2つ目は、種でとって発芽させ増やす方法。その場合、種は開花後に苗が枯れてできた綿毛の中から採取可能。

採取した種は発芽率が下がるので覆土せずに、かつ風で飛ばされないように気を付けながら水やりして春まで育てましょう。ただし種はとれる品種ととれない品種があるのでご注意を。

3つ目の方法は、根伏せという方法。根を採取し5センチぐらいに切って、鉢などに置き上から土をかぶせ水やりをしつつ、明るい日陰で芽が出るまで育て増やす方法。

どんどん大株になるので地植えをしている場合3~5年に1回は掘り起こして株分け、植え替えた方がよいそうです。我が家のシュウメイギクは放置9年目(笑)。来年こそ植え替えたいです。

植え替えや株分けの時期は?

植え替えの時期は3~4月。ガーン。冬枯れして地上部は冬の間地上から姿を消すので、忘れてしまいそうです。できればわんさか生えている今のうちにやりたかったのですが、時期を逃しました。

調べてみると、株分けは9~10月でもOKという情報を発見。この時期なら地上部に葉も多く出ていますし、気温も高く成長も早いのでやりやすそうですね。

シュウメイギクは生命力が強いので、初心者の私でもできそうな気がします!

シュウメイギクは和風の庭にも洋風の庭にもあう!

シュウメイギクは、和風の庭はもちろんですが洋風の庭にも似合います。最後に、インスタで見つけたシュウメイギクのある素敵なお庭をご紹介して終わりたいと思います。

 
 
 
 
 
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鎌倉にあるお寺のお庭です。これだけの数があると圧巻ですね!定番ですが、和風の庭には何色のシュウメイギクでもよく似合います。

 
 
 
 
 
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こんな洋風のお宅ともよく合いますね!白色のお花だと特になじみやすい感じがします。

 
 
 
 
 
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水上桂子(@tainohatayui)がシェアした投稿

レンガの道が素敵なナチュラルガーデンの寄せ植えでも似合いますね。華やかなお花ですが花自体はそんなに大きくなく、背丈があるので意外にも他のお花とも合わせやすそうです。

 
 
 
 
 
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桔梗(@kikyo0212)がシェアした投稿

茶花としても重宝されるシュウメイギク。自宅に飾るときにもこんな感じで生けたら素敵ですね。

終わりに

秋の庭を彩ってくれるシュウメイギク。環境さえ合えば、力強く根を張り毎年たくさんの花を咲かせてくれます。

株分けの時期は3~4月か9~10月で、方法はランナーから小株をとる方法と根をとり増やす根伏せという方法の2種類でした。

我が家は環境が合いすぎて増えすぎましたが、来春の3~4月にはきっと株分けをして、もっと見栄えのするお庭にしたいと思います。

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