「せとか」というプレミアムみかんをご存知でしょうか。みかんとオレンジのいいとこどりをした、日本トップクラスの糖度を誇る柑橘です。
みかん名産地近くで育ったみかんに少しうるさい私ですが、食べてみて久々においしい!と感動した果物。あまりに美味しかったので、せとかについて調べてみました。実食レポと共にお伝えします。
「せとか」は糖度抜群の極甘・みかん!特長は
柑橘の大トロともいわれる「せとか」。その糖度は13~15度です。
一般的に、糖度が
- 10度以上が普通のみかん
- 11度以上がおいしいみかん
- 12度以上が甘くておいしいみかん
- 13度以上が甘く濃厚でおいしいプレミアムみかん
と言われているので、糖度でいうと、せとかは最高級のプレミアムみかんに分類されます。
酸味が少なめで、とにかく甘く果汁も多いのが特長のみかんで、非常に人気が高く売り切れも多い品種。
マツコの知らない世界で日本一甘いみかんと評された「甘平」と1位、2位を争う糖度を誇るせとか。みかんの糖度ランキングでも、常に上位にランクインしています。
みかんの美味しさは甘さだけではなく酸味なども含めトータルで判断されるので糖度ランキングだけで一概に日本一!とはいえませんが、日本最高レベルの甘さを誇る柑橘であることは間違いありません。
静岡県のみかん産地近くで生まれ育ったみかんには割と厳しい私が、食べた瞬間
あま!おいしい~!
と驚いた、間違いなく最高級のみかんです。(久々に食べ物で感動しました笑)
サイズは少し大きめで一般的なみかんのL寸ぐらいですが、大きいからといって大味になるということはなく、どのみかんもムラなく安定した高品質を保つ、まさに優等生。
皮がとっても薄く、食べやすいのも特長。「薄皮が固い」といっていつも残すちょっと繊細な5歳児が、薄皮ごと全部食べられた唯一のみかんです!
せとかはみかんではない!?
せとかは、2001年に品種登録された平成生まれの新しい品種。タンゴール系柑橘という、みかんとオレンジを交配した品種の仲間になります。
正確には「ミカン科ミカン属タンゴール類」という分類。なので「みかん」と呼んでも間違いはありません。
国内初のタンゴールである清見と、マンダリン2種を掛け合わせたアンコールを父に持つ口之津37号。そしてオレンジとみかんを掛け合わせたマーコットを親としてせとかは誕生しました!
まさにタンドール一族のサラブレッド。せとかの祖父母にあたる清見は国内有名タンゴールの祖でもあり、同じく高級みかんとして有名なはるみ、甘平とせとかは親戚になります。
旬の時期はいつ?
君らは本当に映えるねぇ。柑橘農家の仕事写真なんて、ほとんどが緑か茶色。食べ頃の綺麗な子が見られるのなんてほんの一時。
超一級品のせとか、収穫しました。 pic.twitter.com/QbRF5YJnxd
— 🍊ふるのさん@愛媛のみかん農家🍊 (@furuno_san) February 16, 2023
せとかの出荷は1月~4月ですが、旬の時期は3月頃。この頃のせとかはハウス栽培ではなく露地栽培のもので、甘味も最高です!
とても人気のあるみかんなので、確実に食べたい場合は予約しておくのがおすすめ。
せとかの主要産地は愛媛県
せとかの主要産地は愛媛県。せとか全体生産量の約7割を占めています。圧倒的ですね!その他、佐賀、広島、長崎、和歌山をはじめとした日本中で栽培されています。
私が今回運よくいただき食べることができたせとかは、瀬戸内海にある大三島(おおみしま)産のせとか。
大三島は愛媛県今治市にある温暖で自然豊かな島で、せとか以外にもさまざまな柑橘類を栽培、名産品として販売している農園が多数あります。
瀬戸内海の豊かな自然や美しい海を想像しながら食べる極上みかん・せとかは最高でした!いつか大三島を訪れてみたいです。
大三島産・せとかを実食!感想
旬の時期である3月後半に運よくいただいたせとかを、5歳の子供と一緒に実際に食べてみました!繰り返しになりますが、静岡県のみかん産地近くで生まれ育った母の私。
みかんにはちょっとうるさい私と、みかんがそんなに好きではない5歳の息子の食べた感想をお伝えします。
いただいたせとかは10個ぐらいでしたが、色々な柑橘ミックスをまとめて購入したものらしく、大きさはさまざまで傷アリのものも。傷があっても味は変わらないはずなので、気にしません♪
大あり小ありでしたが、どれも見た目はツルツルしていて凹凸が少ない印象です。見た目を一言でいうと「きれい」。
外皮を剥いてみようと指を入れると、皮が薄く実に密着していてなかなか剥けません。ポロポロしますが、めげずに剥きました。
身離れが悪いみかんは個人的にあまり好きではないので、若干イライラ。(笑)しかし食べてみたらそんなイラつきはどこかへ消えていってしまうぐらいのおいしさでした。
やっとむけて、今度は身を切り離してみようとすると、薄皮が薄すぎて裂けた!これには驚きです。
いつも「薄皮が固いのが嫌だ」と言ってみかんをあまり食べない5歳児ですが、これは「食べてみたい!」というのであげてみました。
すると、嘘のようにすごい勢いで完食。ふつうのみかんのように中の果実を切り離そうとすると薄皮(じょうのう)が裂けてしまうので、かじりついてワイルドに食べていました。
私も食べてみましたが、甘すぎて驚きで目がまん丸になりました!(笑)
缶詰みかんのような甘さなのですが、果汁の上品な甘さ濃厚さが桁違い!ほどよい粒感も感じられ歯触りもよく、はじめて食べるみかんといった印象でした。
この後せとかについて調べて、せとかが普通のみかんではなく、タンゴール系柑橘と知って納得。
プレミアムみかんであるせとかは「よりおいしい物を作りたい!」という農家の方々が作り出した、まさに向上心と努力の結晶といえます。
どこで買える?ネット通販について
ここまで読んでいただいた方は、きっとせとかを食べてみたくなったことでしょう。せとかはネット通販でも購入できます。
私が食べたもののように、傷があったり大きさがマチマチだったりでもOKという方にはレビューも多くて高いこちらがおすすめ。箱サイズが色々あるのでお好みのものを選んでくださいね。
プレゼント用に、自分へのごほうびにご購入ならば、確実においしく特別感のある贈答用がおすすめ。サイズも色々あるので、チェックしてみてくださいね。
せとかの販売期間は大体3月末ぐらいまでが多いようなので、気になる方は早めに購入して食べそびれないようにしましょう!
まとめ
せとかはおいしいものを作りたい農家の方々の努力によって生み出された、平成生まれのタンゴール系柑橘。
みかんとオレンジ両方の良いとこどりをした、日本トップクラスの糖度を誇るプレミアムみかんです。酸味が少なく甘い上に皮も薄いので、子供でも薄皮ごと食べられました。
記事を書いている私も、久しぶりに食べて感動した食べ物でした。購入できるのは3月末ごろまでなので、是非旬のおいしいせとかを実食してみてくださいね。