こたつは暖かくて気持ち良いけれど、ついダラダラしてしまう…見た目が田舎っぽくて洋風の家には置きづらい…などのお悩みをお持ちの方も多いはず。
そんな悩みを一掃してくれる、布団のない、しかも昇降式で使いやすい「こたつテーブル」をご存知でしょうか。実際に購入して1年使用してみたので、暖かさや使い勝手などを徹底レビューします。
布団レス&昇降式のこたつテーブルって実際どう?
こたつといえば、こたつ布団がついた座卓を思い浮かべる方がほとんどと思います。おばあちゃんちでみかんを食べながらテレビを観るのがぴったりな、昭和の香りがする冬の定番ほっこり家電。
しかし最近では一見普通のテーブルと見分けがつかないおしゃれな布団のないこたつが色々と販売されています。中には高さを変えられる昇降式のこたつテーブルも。
昨年我が家が購入したのは、そんな昇降式の機能がついた布団レスこたつテーブル。ぱっと見は普通のリビングダイニングテーブルです。
インテリアに馴染むニャ!
元々普通の座卓&布団タイプの定番こたつを使用していたのですが、ヒーターが故障したのを機に買い替えを決意しました。
昨年1月頃から使用を開始したので、使用してもうすぐ1年。決して安い買い物ではありませんでしたが、思い切って購入してみて、結果大正解でした。
布団レス&昇降式こたつテーブルにしてよかった理由
- 分厚くてかさばるこたつ布団の管理が不要
- リビングテーブルとして1年中使えるので、省スペース
- 昇降できるので食事・書き物など用途によって高さを変えられて便利
- テーブルなので「つい寝っ転がってダラダラ」ができない
- 犬がこたつ布団の中に入らないから安心
「布団レス」そして「テーブル」ということで、温まり具合について気になるという方も多いはず。
ヒーターと足元の距離が遠いので座卓&布団こたつほど暖かくはないけれど、ほどよく温まり満足!
というのが私個人の感想です。(ちなみに私は超冷え性のオンナです)
逆をいえば、従来型・布団ありの座卓こたつの暖かさを想像して購入してしまうと「思ってたのと違う!」と後悔するかもしれません。詳しくは後述します。
1年使用の本気レビュー
ここからは、上記の内容を掘り下げて布団レス昇降式こたつテーブルの良い点&微妙な点を、1年使用の実体験に基づいて解説していきます。
よかったところ(メリット)
購入してよかったなと感じている点は、全部で5つです。
分厚くてかさばるこたつ布団が不要
我が家は普通の布団アリ座卓こたつを5年以上使用していました。その時に憂鬱だったのが、こたつ布団の管理。
熱を逃がさないために分厚くてフワフワのこたつ布団は確かに気持ち良いのですが寒い冬場はカバーだけであっても乾きにくくなかなか洗濯できなくて衛生的にもどうなの…とモヤモヤ。
シーズンオフになって丸洗いしようと思ったらコインランドリーに持っていかないと洗えず、さらに大きくて厚みがあるので保管スペースもかなり必要…と、とにかく管理が大変で悩ましかったです。
さらに座卓こたつの下には冷え防止のためラグを敷いていたので、そちらも毎回同じようにメンテナンスするのが苦痛でした。
ふとんレスこたつにしたら、これらの布団やカーペットの管理から解放されて憂鬱な家事が一つ減り気持ちが楽になりました。
リビングテーブルとして1年中使えるので、省スペース
座卓タイプのこたつを使用している方の中には、リビングやダイニングテーブルは別にあって、冬だけこたつを出してきて使用しているというご家庭も多いのでは。
布団レスこたつテーブルは、ヒーターはテーブル裏についているので見た目は普通のテーブルと変わりません。
リビングテーブルやダイニングテーブルにも使用できる大きめサイズのこたつテーブルをチョイスすれば、一つの部屋にテーブルを2つ置かなくて良くなるので部屋が広くなります。
いやいや、サブテーブルもないと不便だよ、という方も、重たいこたつ座卓を撤去して折り畳み式の軽量ミニテーブル(座卓)にすれば必要なときだけサッと出したり撤去したりできるので、部屋の使い方が良い意味で変わるのではないでしょうか。
昇降できるので食事・書き物など用途によって高さを変えられて便利
一般的なこたつテーブルは高さを買えることができませんが、我が家が購入したのは昇降式こたつテーブル。
1本脚で、脚元にあるレバーを踏むとガス圧で好きな高さ(天板高さ56~71cmの範囲で)に調整できます。
これが非常に便利!パソコン作業や書き物をするときは少し高め、食事のときは少し低めなどに自分がちょうどよい高さに調整すると、姿勢が良くなり非常に楽です。
机に合わせるのではなく、机を自分に合わせる。まるでオーダーメイド机の気分。(笑)
パソコン作業などを長時間座りっぱなしでしていると座卓の時はすぐに肩首や腰が痛くなっていたのですが、この机にしてからは身体の不調が激減しました。
背の低い子供に合わせて机の高さを調整できるのも、良い点。
我が家には6歳児がいるのですが、座卓のときは机の高さが身体に合わずいつも身体がフニャフニャしていて姿勢が悪いのが気になっていました。
姿勢を正す座布団などを使用してみるも、あまり効果が見られず…。
ところがこたつテーブルにしてテーブルを子供にちょうどよい高さに調整してあげると、自然と姿勢も正しくなりました。
これから小学校に入学してリビング学習をするにあたって、身長が伸びても子供にちょうど良い高さに調整できるこのこたつテーブルが大活躍する予定です!
そんな感じで、そんなに広くない我が家は、この昇降式こたつテーブルをリビングダイニングテーブルとしてテレビを観たりご飯を食べたりパソコンしたり…と多用途に使用中。部屋が広くなり非常に快適です。
テーブルなので「つい寝っ転がってダラダラ」ができない
人間って、足元が暖かくなると眠くなりますよね。足を暖めるこたつは、まさに人間寝かしつけ兵器。
気持ちよくなってウトウトしてくると、そのままゴロンと寝転がって、こたつ布団をかぶってお昼寝。寝てしまわなくても、つい寝っ転がってダラダラとスマホを見る…
ということが日常茶飯事だった、我が家の座卓こたつ時代。(汗)
ですがこたつテーブルにしたことによって、そのダラけた生活を一変させることができました。こたつテーブルは、座卓ではなくテーブルなので「ちょっと休憩」でそのまま床にゴロンとはできません。
休憩したかったらソファに行くなど立って一度身体を動かす必要があります。ズボラな私は、わざわざ休憩のために立って移動するのがめんどくさい。(笑)
それなら休憩しないで頑張ろう、もしくは、どうせ立ったならちょっと別のことをしよう、といった具合に思考チェンジするようになり、結果ダラダラすることが劇的に減りました。
私の場合、ダラダラの悪習慣のトリガーとなっていたのが、ぬくぬくでいつでも寝転がれる座卓こたつでした。
私のようにダラダラはしたくないけれど、こたつは好きだから欲しいという方に、こたつテーブルはおすすめです。
犬がこたつ布団の中に入らないから安心
我が家には2匹の小型犬(トイプードル)がいるのですが、2匹ともこたつの中に入るのが大好きで、冬になるとずっとこたつの中に引きこもってしまうのが悩みでした。
犬がかつて暮らしていた薄暗い洞穴環境に似ていて落ち着き、しかも暖かく飼い主のにおいもする。犬にとっては最高の環境なので、入るなという方が難しいのかもしれません。
知り合いのワンちゃんも、こたつの中が大好きと言っていたのでこたつ好きの犬は多いようです。
しかし犬がずっとこたつの中に入っていると身体が乾燥したり、暖まりすぎて熱中症のようになったりしますし、良いことはありません。
高齢になってきた我が家の犬のためにも、こたつに入るのをやめさせたいと思い布団レスこたつテーブルを購入しましたが、正解でした。
相変わらずこたつヒーターの下には行きますが、布団のある座卓こたつとは違いヒーターとの距離が遠いので身体が暖まり過ぎず、さらに布団がないので熱がこもらず安心です!
思ってたのと違う、ちょっと微妙と感じた点(デメリット)
布団レス昇降こたつテーブルは、私の結論としては「買ってよかった」ですが、思ってたのと違うな、ちょっと微妙だなと思う点ももちろんあるので、包み隠さずお伝えします。
こたつの暖かさは微妙
冒頭にも書きましたが一般的な布団付きの座卓こたつと比べると、布団レスこたつテーブルの暖まり具合は各段に悪いです。
我が家もスイッチを一番強にして使用していますが、それでも以前の座卓こたつよりも暖かくはないです。
テーブルなのでヒーターと足元の距離があり、布団がないのでヒーターの熱が外に逃げるため当然のことと言えるでしょう。
ヒーターを手で触ってみた感じの温度も、こたつテーブルのヒーターは座卓こたつのヒーターとほとんど変わりないので、それをカバーするだけの強力な力は備えていないようです。
私も最初は足元が思ったよりも暖まらない点にモヤモヤしていましたが、慣れてしまえば程よく暖かいと感じるように。
逆に今までの布団付き座卓こたつでは足が暖まり過ぎて眠たくなったりダラダラしたくなってしまったのかなと今では思っています。
それでもどうしても寒すぎる日は、テーブルの高さを下げて足元との距離を短くする、もしくは小さなホットカーペットを併用するなどの対策をして乗り切っています。
布団レスこたつテーブルは「こたつ」というよりは、「ヒーター付きのテーブル」と言った方がしっくりくる印象です。
それなら足元用のヒーターを購入したら良いのでは、という声が聞こえてきそうですが、こたつテーブルは家族全員で均等に暖まれるのが魅力です。
ソファーを椅子代わりにはできなかった
なるべく物を減らして部屋をすっきりさせたかった私は、元々所持していた2人掛けのソファをテーブルのイスにしようと目論んでいました。
しかし、実際にこたつテーブルに合わせて設置してみると高さが合わない…。
テーブルトップとシートハイ(座面)の間は、大体25~35センチぐらいがベストと言われているのでその計算ならば机の高さを下げたらいける!と計算していたのですが、座ってみると何故か座り心地が悪い。
考えてみたら、ソファの座面までの高さは30~35センチですが、通常のイスは大体40センチ。
イスよりも少し低めのソファ座面は、寄りかかり足をのばしてくつろぐには最適な高さ。
ですが、前に机を置いて姿勢を正して作業しようと思うと膝がイスに対して直角にならず、上に浮いてしまい変な姿勢になってしまうため長時間座っているとしんどかったのです。
結局普通の高さのイスでないとしんどく、気に入るイスが見つかるまでは、と子供のおもちゃ収納も兼ねて簡易的な収納ソファを購入し、使用しています。
私のようにこたつテーブルのイスにソファを使おうと考えている方は、お持ちのソファの高さにお気をつけください。
布団レス&昇降式こたつはこんな人におすすめ
こんな方におすすめ
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家具をたくさん置いて部屋の空間や収納を圧迫したくない
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こたつに見えないおしゃれなこたつが欲しい
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座卓こたつでダラダラしてしまうのは嫌だけれども、こたつなしは考えられない
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布団やカーペットの洗濯やお手入れが憂鬱
逆に「しっかりと足元が暖まるこたつが良い」「こたつの外観や雰囲気が好き」「メインテーブルとして使うつもりはない」という方には全くおすすめしません。
リビングテーブルを置いて、ダイニングテーブルを置いて、こたつを置いて、となると、よほど広い家でない限り家具によって部屋に圧迫感が出ますし購入費用もかさみます。
リビングダイニングテーブル兼こたつで1台3役にしてしまえば、スペースもお金も節約できます。意外と広がりスペースをとるこたつ布団がなくなったことで、部屋も広くなり快適。
広くなったスペースは子供が運動したりおもちゃを広げて遊んだり、パパが筋トレしたりと有効活用してるニャン!
私はこたつ座卓からこたつテーブルに買い換えて冬のダラダラが減り前に比べたら大分メリハリのある生活ができるようになりました。
存在感抜群のこたつ布団がないことで悪目立ちせず普通の家具に見えるので、部屋の雰囲気も壊しません。さらに面倒な洗濯からも解放されて、良いことづくめ。
ただのダイニングテーブルにして足元にヒーターを置くというのも考えましたが、電気代の安さ+省スペースさ(掃除のときヒーターをどかさなくて良い)を考慮したらやはりこたつは最強です。
シンプルに暮らしたい、必要以上に物を増やしたくないという方は是非多機能な布団レス昇降式こたつテーブルをご検討ください。
特に昇降機能が必要ないと思う方は、布団レスこたつテーブルも視野に入れれば、商品の選択肢が増えるのでおすすめですよ。
我が家が購入した布団レス&昇降式こたつ
最近でこそ少し増えましたが、布団レス&昇降式こたつは種類が少なく選択肢があまり多くありません。
こたつテーブルには、布団付きこたつテーブル・布団レスこたつテーブル・布団レス昇降式こたつテーブルの3種類があります。
その中でも布団レス昇降式こたつテーブルの種類はかなり少ないですが、その中から3人家族の我が家が悩みに悩んで購入したのはこちら。珍しい幅105センチのイクセル(lxelles)ゼニス のものです。
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幅が120センチのバージョンもあります。便利すぎて毎日フル活用しているので、この天板広々サイズでも良かったな…と今更思っています。
購入の決め手となった点を下記にまとめました。
- 布団レス&昇降機能がある
- 色とサイズが2種類選べる
- 昇降が無段階ガス圧式でレバーを踏むだけなので簡単
- オプションで天板下にUSB電源タップと小物入れを付けられる
- ヒーターが真ん中にくるように支柱が中心からずらしてあり全体に暖かさが広がる
- シーズンオフはヒーターを取り外すことも可能
- 台座が金属ではなく木製なので素足でも暖かい
- ラウンド加工で子供や犬も安心
悩みましたがこちらを購入して正解だったと満足しています。
楽天市場の他、メルカリなどフリマサイトでも掘り出し物が出ることがあり半額程度で購入できる場合も。是非チェックしてみてくださいね。
他の布団レス昇降式こたつテーブルについて別の記事でまとめられれば、追記します!
まとめ
日本の冬の代名詞でもある「こたつ」。暖かいですが独特の見た目が引っかかり購入をためらっている方もいらっしゃることでしょう。
今回紹介した布団レス昇降式こたつテーブルは、普通のダイニングやリビングテーブルとしても使えるこたつに見えない見た目が魅力。洋風のオシャレなおうちにもぴったりです。
こたつの購入を検討されている方は、布団レスタイプも是非視野に入れてみてくださいね。