奈良市議会議員・ 岡本 誠至(おかもと せいし)氏は、奈良富雄・教員出身で市民や教育現場の声を大切に地道に活動を続ける議員です。2021年に初当選しました。
この人ってどんな議員?何をやってきたの?そんな素朴な疑問に答えるために、岡本議員の活動や発言を市民の目線でギュッとよみやすく整理してみました。
選挙での議員選びの参考にもなるよう、できるだけ偏りなく情報をまとめています。
🧑💼 岡本誠至 議員プロフィール
氏名:岡本 誠至(おかもと せいし)
年齢:39歳(2025年6月時点)
出身:奈良県奈良市富雄(昭和61年1月生まれ)
会派:無所属
委員会:観光文教委員会・広報広聴委員会
当選回数:1回(初当選:2021年※35歳)
経歴概要:
西奈良ルーテル保育園、奈良市立富雄北小学校・富雄中学校、近畿大学附属高等学校を経て、龍谷大学文学部教育学専攻を卒業。在学中より森岡正宏元衆議院議員の事務所で活動し、政治の現場を経験。
卒業後は公立中学校で社会科教師として勤務。担任、生徒指導、部活動顧問などを通じて現場の教育課題と向き合う。その後、退職して奈良市議選に挑戦するも一度目は落選。その後も教職に復帰し再び教育に携わる中、地域課題と奈良市政の現状に危機感を持ち、2021年奈良市議会議員選挙で初当選。
2児の父として家庭を支えつつ、病気で亡くなった次男の存在から「今を生きることの大切さ」を強く意識し、子どもと未来に寄り添う政治を志している。
注力分野:学校・教育/制度や行政の透明化/地域や公共施設インフラ
主な所属団体:
・富雄地区社会福祉協議会 常任理事
・富雄北一丁目自治会長
・三碓陸上クラブ(指導・活動歴あり)
・前西奈良ルーテル保育園 保護者会会長
※当ブログでは、肖像権・著作権の観点から、議員の顔写真は使用しておりません。議員の詳細なプロフィールや顔写真は、各公式サイトや奈良市議会ホームページのリンクからご確認ください。
🧾 議会での発言・質問内容とスタンス(評価つき要約)
※議事録からの客観的記録に基づき、発言要旨と議員の考え方を整理して紹介します。
🎤 発言回数と傾向(2021〜2025)※個人質問のみ
▶ 発言件数:現任期(2021〜2025年)の市議会の中で本会議・臨時会(39件)委員会(391件)を通じて430件(奈良市会議録検索システムによる集計)。
議長として発言が29件。
岡本議員は、毎回の定例会で地道に質問を重ね、市民の目線に立った課題提起を継続しています。
特に教育・福祉・地域整備に関する課題に丁寧に向き合う姿勢が際立っています。
今後は制度実行への影響力拡大と政策分野の広がりに期待。
🧾 議会発言より(個人質問の一部抜粋要約と評価)
2025年3月|定例会
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富雄駅周辺の整備について、市長に質問
└ 北側の通学路整備を早く進めてほしい
└ 南側のロータリーも混雑して危険なので、駅全体の整備計画を求めた -
市の広報の在り方について、総合政策部長に質問
└ 市の取り組みだけでなく、市民の活躍ももっと発信すべき
└ 若者や企業の功績を市報などで特集し、奈良市への愛着を育てるべき -
コロナワクチンの健康被害救済制度について、健康医療部長に質問
└ 申請件数は多く、否認されて落ち込む市民もいる
└ 市は最後まで丁寧に支援しており、その継続を要望した
2024年12月|定例会
公募期間の短さについて
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奈良市がスポーツ施設の管理者を決める公募(募集)の期間が短すぎたと指摘
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同じ時期の橿原市は約2か月かけて募集していたのに、奈良市はわずか21日間
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短すぎて「準備できない」として応募をあきらめた事業者もいた
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書類を出してから面接までの期間も短く、しっかり準備できたのか疑問が残る
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審査では「安さ」が重視されすぎていて、提案の中身より金額が結果を左右していた
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「安ければいい」では、奈良市のスポーツ施策は良くならないと警鐘を鳴らした
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市の基本理念「スポーツでまちづくり、人づくり」にふさわしい選び方をすべきと要望
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今後はもっと多くの事業者が応募できるような仕組みにするべきと訴えた
- 岡本議員は、手続きの公平性や透明性をとても大切にしている人です。市の方針と実際のやり方がずれていないかをよく見て、きちんと意見を伝えています。
- 特に「スポーツで人を育てる」という理念を本気で実現したいと考えていることがうかがえます。現場の声や市民の立場を重視し、誠実に市政の改善を目指す実直な議員です。
2023年6月|定例会
学校の体育館などを地域の人が使える「学校施設開放」について質問
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この管理業務を先生たちがやっていて、大きな負担になっていると聞いている。市の担当部に、今の仕組みや負担の現状をどう考えているかを質問
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改善のためには、教育委員会と市の担当部がしっかり連携する必要があると主張
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デジタル化すれば便利になるが、時間やお金がかかることも考慮。まずは学校ごとの現場の声を集めて、できるところから改善を始めてほしいと要望
- 岡本議員は、教育現場で働く先生たちの負担にしっかり目を向けています。現場の声を大切にし、ムリのない改善策を段階的に進めることを重視しています。
- 理想だけでなく、時間や予算の制限にも配慮した現実的な提案を行っています。市民や現場に寄り添いながら、丁寧に課題解決を進める実務派の議員です。
🧭行動履歴・活動実績(客観的に確認できる動き)
※以下は議員通信・SNS・視察記録・市議会公式サイトなどで確認できる「実際に行ったこと」に基づく内容です。
📝 最近の主な行動(岡本議員)一部抜粋
- 2024年6月 地元のお寺にて事務所開設の報告会
- 2025年1月 奈良市で二十歳を祝う会に参加
- 2024年12月 春日大社にて行われた林英臣政経塾 全国合同講座に参加
- 2024年10月 地区社協主催の「富雄ふれあい秋まつり」の前日準備に参加
- 8年間継続して駅頭での朝のあいさつ活動を行う
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自作の市政報告「岡本せいし市政レポート」を紙で定期的に発行配布。ポスティング作業も自ら行う。
📌 選挙時の主張(2021年・選挙公報より)と進捗状況
唯一!!今の学校現場発!!教員の岡本だから出来る!!子どもが輝く政治!!
私が、奈良を変える。今までの政治家がやってこなかった、私たちの為の政治をやっていきます。
2児の父親として、教育者として、
持ちうる奈良を創る!
無所属新人、岡本の想いをご覧下さい!
ホームページ、YouTube、
共に「岡本せいし」で検索♪
当時の選挙公報にはスローガン的な言葉のみで、具体的な政策内容は書かれていませんでした。
🧭 岡本議員の理念・信念
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「住み続けたい奈良市」の実現を目指すまちづくり
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奈良市の財政悪化に対する強い危機感
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市政の問題に対して「精査なき無責任な政治」を正す姿勢
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子どもたちの世代へ負の遺産を残さない責任ある政治を重視
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今こそ行動すべき転換期にあるとの強い自覚
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市民とともに奈良を変える覚悟と呼びかけ
【具体的な政策】
公式HPやインターネット上に具体的な重点政策は書かれていませんでした。こちらで調べた議事録や公式ユーチューブ動画などから、ある程度重点政策が見えたのでまとめます。
教育・学校関係
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教員の負担軽減。現場目線で教育行政の非効率な部分に切り込み、改善を提案
子どもと通学の安全
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富雄駅周辺(北側通学路・南側ロータリー)の抜本的な整備推進
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通学時間帯の交通混雑緩和と安全確保
市の広報・市民の声の発信
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市民・学生・地元企業の活躍を広報に取り入れるべきと提案。奈良市への愛着や誇りを育む「戦略的広報」の推進
スポーツ・施設運営の健全化
コロナワクチン健康被害の救済支援
進捗
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富雄駅の通学路・ロータリー整備:市長答弁もあり、具体的に進行している
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学校・教育現場の業務負担軽減:提案が議論され、改善の検討プロセスが継続中
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スポーツ施設指定管理制度:公募期間や評価基準見直しの制度改善が動き始めている
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広報改革:戦略的発信へ向けた検討はあるが、現時点では内容面での進捗確認が必要
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ワクチン救済支援:市民支援体制が維持され、否認事例への対応も継続中
記載しなかった政策進捗については確認がとれませんでした。岡本氏の政策方針の一部として、選挙投票時の参考にしてください。
💰 政務活動費(令和5年度)
政務活動費は資料費・印刷費・会議費・交通費などに使用されます。岡本誠至議員の政務活動費の詳細は奈良市議会のPDFにて公開中ですのでご確認ください。
🔗 関連リンク
公式サイト内では活動報告としてブログ投稿がされていましたが、2022年12月が最終更新となっていました。
Xでは継続して定期的に投稿があり、活動や人柄がよく見えます。
ユーチューブチャンネルでは定期的に自分の言葉で市議会でのことなどを積極的に語っています。(学校に関する情報発信が多め)
📌 市民として読み解くポイント
岡本誠志議員は、教育現場出身の実務派として、市民の声を丁寧に拾い上げ、制度や仕組みの改善に取り組む姿勢が光ります。議会では毎回発言を重ね、現場視点の政策提案を粘り強く続けています。
今後は、影響力の拡大と政策分野の広がりに期待がかかる若手議員です。
🧾 総合的な評価と考察
岡本誠志議員は、教育現場出身の議員として、子どもや教員の声を丁寧にすくい上げ、現場に即した課題提起を重ねてきた実務派です。
現任期では毎定例会で質問を行い、富雄駅の安全整備や学校業務の負担軽減、広報改革、指定管理制度の透明化など、市民の暮らしに直結するテーマを粘り強く取り上げています。
特に「制度の仕組みそのもの」への疑問を投げかけ、改善に導く姿勢は一貫しています。
一方で、提言内容が具体的であっても、制度変更や実行段階までの影響力にはまだ課題もあり、教育・福祉分野への注力が強い分、経済政策や都市計画などへの展開にはさらなる広がりが望まれます。
また、YouTubeなどを活用した情報発信は先進的ですが、公式サイトの更新など情報発信に改善の余地もあります。
全体としては、「市民の声を拾い、丁寧に政策へ反映しようとする信頼できる実直な議員」であり、今後は制度改革力と他分野への横展開によって、より大きな影響力を発揮していくことが期待されます。
※本評価は2025年6月時点の議会発言、公開プロフィール、地域活動実績に基づいた中立的な要約とそれに基づく一市民目線での評価と考察です。