毎年訪れている、冬の奈良の風物詩・青色のイルミネーションが幻想的な、なら瑠璃絵ですが、今年は明らかに様子が違いました。
最終日である2月14日(土)。しかもこの日は、毎年恒例の奈良公園バースデー花火の日でもあります。
例年は平日になることも多いのですが、今年は土曜日。さらに夜まで本当に暖かく、コートの前を閉めなくても歩けるほどでした。
その影響か、花火の時間の春日野園地は体感的に若草山焼きより人が多いのではと思うほどの混雑でした。
初日の大寒波が最終日集中を生んだ可能性

今年のなら瑠璃絵は、2月8日(日)~14日(土)までの日程でしたが、スタート直後の8日日曜日、奈良は大寒波に見舞われました。
- 雪
- 強風
- 最高気温1度
- 体感温度マイナス8度
しかも開催は夜18時から。正直、小さな子どもを連れて行くには、かなり厳しい気候でした。
そのため、初週や前週末に予定していた人が見送り、
「最終土曜なら行けるかも」と判断した家庭が集中したのではないかと感じました。
わが家もまさにその流れです。
暖かい夜だからこそ増えた、小さな子ども連れ

今年は驚くほど小さな子どもが多かったです。花火を観に訪れた春日野園地も、8歳の息子よりも小さいぐらいの子供連れの家族がすごく多いのが印象的でした。
やはりこれも、2月中旬・例年は底冷えの頃の奈良とは思えない暖かさの影響でしょう。
なら瑠璃絵は本来、しんと冷えた奈良の夜に青い光が浮かぶ、落ち着いたイベントという印象がありますが、
子連れが多いことで、例年の「静かな冬のイルミネーション」という雰囲気とは少し違って「冬の夜のお祭り」のような賑わいも、少し感じました。
有料会場「甍」は浮雲園地中央までの大行列

春日野園地で花火をみて、19時45分頃のバースデー花火終了後、我が家は浮雲園地の奥にある有料会場の「国際フォーラム甍」に向かいましたが、その行列に驚きました。
みんな考えることは同じらしく、花火観覧後の人たちが一気に甍の有料会場に押し寄せたのです。
普段なら甍前の屋台が出ている石畳は好きにフラフラ歩けるぐらいの人出なのですが、この日は行列がすごすぎて、屋台側に行くことすら難しい状態でした。
結局、わが家は今年は入場を断念。
息子は毎年恒例の「しあわせココア」だけ飲んで、浮雲園地に少しある青いツリーのイルミネーション前で写真を撮って帰りました。

全部を体験できたわけではありませんが、あたたかい夜にきれいな花火を観てココアを飲んだ記憶は、きっと息子の思い出に残ると思います。
帰り際浮雲園地を通りましたが、なら瑠璃絵の行列は浮雲園地の真ん中あたりまで列が伸びており、
20時45分が最終入場で、20時15分頃の時点ですでにその状況。

正直、全員が入れたとは思えないほどの混雑でした。列の最後尾プラカードを持った係員の人も「並んでいただいても入れない可能性がございまーす!」と叫んでいました。
我が家は近所なので毎年来られますが、このイベントを狙って遠くから観光に来た方で有料会場に最終日入れず終わった人がいたらかわいそうだな、と思いました。
2026年のなら瑠璃絵は、気候がすべてを変えた年かもしれない

今年の混雑は偶然ではなく、
- 初日の大寒波
- 最終日が土曜日
- 奈良公園バースデー花火
- 夜まで暖かい気温
これらが重なった結果だったのではないでしょうか。
奈良の冬イベントは、気候によって印象が大きく変わります。
静かな青の世界になる年もあれば、
今年のように家族であふれる賑やかな夜になる年もある。
それもまた、奈良らしい風景だと感じました。
