先日、和歌山県のお土産に旬菓庵かどやの柚もなか(ゆずもなか)という半生菓子をいただきました。柚子が上品に香る、甘さ控えめのお菓子。実際に食べた感想をお伝えします。
実店舗・ネットで買える場所もピックアップしました。さらにもなかに使われている龍神村の柚子についても調べたので、豆知識&手みやげ話として是非話のネタにしてくださいね。
お土産にかどやの柚もなか(ゆずもなか)をいただく
正月明け、夫の会社の方からお土産に「柚もなか」(ゆずもなか)をいただきました。和歌山のお土産のようです。
和歌山というと柚子というよりミカンのイメージがありますが、柚子も有名なのかな?と疑問に思いつつも、まずはありがたくいただいてみることにしました。
正式な商品名は、
龍神村 実生の柚使用 白浜温泉名物 柚もなか 6個入り
パチッと留まるタイプのプラスチック容器に6個入っていました。こういったお土産でプラスチックの容器に入っているのは珍しいですね。
包装紙をとります。紙が薄く糊付けがしっかりしてあるためか、きれいにはがすのは難しかったです…。しかし個包装なのは、お土産としてはポイントが高いです!
今回は撮影のため、お皿に盛り付け1つ包丁で切って断面を見ます。(普段はもちろんそんな手間はかけずにかじりつきます笑)
ねっとりと光沢のある黄金色の餡が美しいです!写真で見ると大きく感じますが、はかってみると約6.5×3センチだったので実際はけっこう小ぶりなお菓子です。
食べてみた感想
先入観なしで、まずは食べてみます。こういった和菓子はめっちゃ甘いか上品さがあるかどちらかですが、この柚もなかは上品さがある方でした!甘いのがあまり得意ではない方でもこれなら大丈夫そう。
餡は中にぎっしりと詰まっています。柚子の香りと味が引き立つちょうどよい甘さ。時折柚子の果実部分が入っていて、それが舌に当たると香りも強くなり何ともうれしい気分に。
柚子も変に味や香りがきつすぎるということはなく、ほどよい効き具合。
最中の皮は薄めなのですが、お菓子自体が小ぶりなのでちょうどよいバランスになっています。
しかも添加物も化学的なものは一切使われていないので、安心して食べられます。
せっかくなので緑茶を入れて一緒に味わってみました。やはり和菓子にはお茶。緑茶との相性は最高です!お互いを引き立てあってくれますよね。
試しにコーヒーとも合わせてみました。これも意外にも相性がよかったです!緑茶を飲んだ後のようにお菓子の味の余韻は残りませんが、どちらも味を損なうことなくおいしく飲食できました。
以前ようかんとコーヒーを合わせてみたら相性が悪いのかどちらもおいしくなくなってしまったことがあるので、和菓子の中にはコーヒーと合わないものもあるのかもしれません。
この柚もなかは、コーヒー党の方へのお土産にも問題なさそうです!
子供も食べてみた
子供には「お菓子だよ」と言って渡しました。純粋な反応を見たかったので、何のお菓子かは伝えず。どんな味?と聞いてみると、
おいし~い!レモンとおいもみたいな味がする
方向は合ってますね!そもそも柚子をそんなに食べたことがないはずなので、子供の知っている味で表現すると同じ柑橘系のレモンになるのでしょう。
餡が甘すぎない上品な甘味なので、おいもというのもうなずけます。最中はあまり食べたことがなかったので、皮がシャリシャリした感じがすると言いながら味わって少しずつ食べていました。
先入観のない子供の感想、何とも興味深いですね。
和歌山県の龍神村とは?
このお菓子はパッケージに『龍神村実生の柚子使用』とありましたが、おとぎ話のような名前の「龍神村」というのがとても気になります。
龍神村とはどんな場所なのでしょうか。調べてみると、龍神村は龍神温泉のある有名な温泉地。
龍神温泉は奈良時代の修験者・役小角(えんのおづぬ)が煙が出ているところを錫杖(しゃくじょう)で突いたところ発見されたという言い伝えがある温泉。
龍神村はかつては和歌山県日高郡龍神村だったのですが、2005年には他市町村と合併し田辺市になりました。
現在「龍神村」という村はもう存在しないということになりますが、大字として田辺市龍神村〇〇というカタチで名前が残っているのだそうです。
村の70パーセント以上が標高500メートル以上の山岳という、自然豊かな場所に位置しています。
龍神村と柚子
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龍神温泉は、日本三大美人湯の一つで、お肌がスベスベになる名湯。和歌山県を代表する温泉でもあります。
日本三大美人湯…湯の川温泉(島根県)、川中温泉(群馬県)、龍神温泉(和歌山県)の3つ
柚もなかに使われている柚子は、その龍神温泉の湯気を吸って育った柚子!そんな柚子を使ったお菓子を食べられるなんて、食べただけで美人になれそうですよね。(笑)
龍神村で作られている柚子は皮が厚くとげがとても長いのが特徴だそう。山岳地帯で育てられているため、野生動物が多く自らの身を守るためにそのように進化したようです。
荒々しさと強さを兼ねそろえていて、まさにその姿は龍神様。この柚子を食べれば美人になれるだけで、龍神のように強くもなれそうです。
柚子は全国各地どこでも生産されていますし、正直どこの柚子もそんなに変わらないのではと思っていましたが、今回いただいた柚もなかに使われている柚子は主張しすぎない上品な香り高さでした。
さらに「日本三大美人湯・龍神温泉」の湯気を吸って育った柚子が使用されているときては、女性へのお土産はもうこの柚もなかは外せないのではないでしょうか。おすすめです!
柚もなかはどこで買える?
今年も白浜とれとれ市場へ、年末恒例の買い出しなのです☹️و✧
親戚への手土産がほとんどですが、個人的に「かどやのうすかわまんじゅう」が滅多に買えず、とにかく美味しくて食べたいのでそれもあったり😋 #南紀白浜 #とれとれ市場 pic.twitter.com/hVO7Os7Xlw— にゃお~@料理とかゲームとか (@actiondainyaou) December 29, 2022
そんな柚もなかですが、製造元は『旬菓庵かどや』。
2022年1月現在本店は休業中のようですが、和歌山県のとれとれ市場内に「旬菓庵かどや とれとれ市場店」という店舗があり、そこで購入できるようです。
柚もなかのラインナップ
- 6個入 340円
- 12個入 650円
- 21個入 1080円
※2023年1月現在の価格
1つあたりは約51円~56円。個数の多い商品の方が1つ当たりの値段は安くなるのでお得です。1箱あたりの値段がかなり安いのが、うれしいですね!個包装&入り数が選べるのもありがたいです。
ちなみに、とれとれ市場は西日本最大級の海鮮市場で、多くの店が立ち並ぶ観光・お土産スポット。和歌山県に観光に行ったら是非立ち寄りたい場所ですね!
また、とれとれ市場のインターネット通販でも購入することが可能。気に入ったらお取り寄せしてもよさそうですね。お土産が足りなかったときにも重宝しそうです。
柚もなか以外では、『うすかわまんじゅう』『みかん大福』『どらやき』が人気商品。合わせて購入したいですね!
楽天市場とれとれ市場店↓
ヤフーショッピングとれとれ市場店↓
まとめ
柚もなか(ゆずもなか)というと全国どこでも販売がありそうな商品名ですが、かどやの「柚もなか」は日本三大美人湯・龍神温泉の湯気を吸って育った柚子を使った他とは違う半生菓子。
甘すぎずほのかに香る柚子が上品で、どんな方にでも受け入れられやすいおすすめの和歌山土産だと思います。
龍神温泉と柚子のエピソードを添えてお渡しすれば話のネタにもなりますし、特に女性には喜ばれること間違いなし!さらにお求めやすい値段設定は、購入する側としてもうれしいところ。
是非和歌山を訪れた際には、お土産にかどやの「柚もなか」をチェックしてみてくださいね。