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犬の性格や個性の違いについて。犬を育てた経験が子育てにも役立ちました。

我が家には2匹の犬がいます。どちらもトイプードルですが、兄弟ではありません。誕生日はほぼ半年違い。どちらも生後2~3か月の子犬時代から育ててきました。

はじめて犬を飼った飼育初心者だった我が家。2匹目の犬、クロが我が家にやってきてから、2匹の性格の違いに驚き犬にも個性というものがはっきりあるんだなと実感しました。

我が家には現在5歳の子供がいますが、他の子と比べずに割と気持ちに余裕を持って接することができていると思っています。それは間違いなく2匹の犬を育てて、性格や個性の違いというものを感じたからです。

我が家の犬について

我が家は結婚して4か月ぐらいの生活が落ち着いてきたとき、子供ではなく犬を最初に我が家へ迎え入れました。それが12月にやってきたシロです。

シロについては別の記事にもまとめたのでそちらもあわせてご覧ください。

その半年後ぐらいに生まれたクロを、7月に迎えいれました。当時共働きで長時間家を空けることが多く、シロが寂しそうに思えたからです。

シロの性格

  • いたずらや失敗はしない優等生タイプ(人間っぽい
  • 外で排泄はしない
  • 寝るときはくるくると何回もまわって寝心地や安全確認をする
  • お腹はなかなか見せない
  • 散歩自体が大好き
  • 興奮しやすく熱中症になりやすい
  • 他の動物には紳士的
  • 初対面でも人間には尻尾を振って寄っていく
  • 子供が苦手、子供のおもちゃには興味を示さない

シロは慎重で臆病な性格。ツンデレ気質なところがあり、ブリーダーさんの元ではじめてあったときにもこちらが気になるくせに、新聞ちぎりに夢中なふりをしているような犬でした。

ボール遊びでも、投げて取ってきたボールをこっちに渡してくれません。無理やり取ってほしがるのです。

ヒーターのかげからこちらの様子をうかがうシロ

こちらが無視して取らないと、ボールをポトンと落としてバツが悪そうな顔をしているような、ツンデレ&不器用な犬です。(笑)

うれしいとキバを出して喜ぶので、よく怒っているのかと勘違いされるかわいそうな犬です。

おそらく頭はよいのだと思います。人間のちょっとめんどくさいかまってちゃんのような行動をよくとります。赤ちゃんの頃は、かまってほしいとわざとおもらしをして気を引こうとしていました。

ただ小さい頃は歯がかゆかったのもあってか、トイレのプラスチックをよくかじってボロボロにしてしまいました。今でも噛む系のおもちゃが好きで、噛む力も強くよくおもちゃを壊します。

クロの性格

いつでもお腹を出します。
  • 人懐っこく愛嬌たっぷりでいたずらも好き(犬っぽい
  • 外で排泄が好き
  • 寝る場所を決めるときには迷わずどかんと座る
  • すぐにお腹を出す
  • 散歩に行くと飼い主の顔ばかり見ている
  • 相手にされなくても失敗しても諦めず何回もチャレンジする
  • 他の動物に会うと興奮して追いかけようとする
  • 初対面の人間にはビビる
  • 子供も子供のおもちゃも好き

クロはザ・犬といった感じの性格で、人懐っこく愛嬌があります。いたずらやおしっこの失敗もよくしますが、怒られたらすぐお腹を出して反省した態度を示すので、すぐに許してもらえます。

でもまた同じ失敗を繰り返し、怒られても学習はしません。(笑)

お散歩に行って草が気になったら口に入れてみてしまいますし、鹿や猫がいたら追いかけて遊ぼうとします。

散歩中、興味のあるものを見つけると立ち上がりちょうだいちょうだいをします。

常に目の前の楽しいことに夢中になるので、何をしていても楽しそう。クロを見ていると「今」を大切にするのが一番なんだなと教えられます。

成長速度の違いも個性

0歳の頃のクロ(黒すぎて写真に写らず笑)

シロははじめから排泄はちゃんとトイレですることができ、赤ちゃん時代から悪さもそんなにしない育てやすい優等生でした。

反対にクロは1歳になるまでトイレでおしっこができない犬でした。シロと同じようにトイレトレーニングしてもできませんし、いろんな教則本やネットの情報を見て実践してみても効果がありません。

トイレを失敗すると一番のご主人様である夫に怒られていたのですが、トイレでおしっこしなかったことを怒られているということが分からなかったよう。

そのうち夫の顔を見るだけでおもらしするようになってしまいました。それでも何度怒られても相手にしてもらえるのは楽しいようで、飛びついてきてそのままその場でおしっこをもらす

というようなことを1年間ずっと繰り返してきました。シロと全然違う。もうこの子は一生こんな感じなのかな?障害でもあるのかな?

と心配していましたが、1歳を過ぎると自然にトイレでおしっこができるようになったのです。犬の1歳は、人間でいうと15歳ぐらい。

クロの場合はトイレ問題でしたが、時間が解決することもあるのだなと教えられました。

2匹の犬を育てたことが子育ての余裕につながった

そんなクロの失敗と成長を経験したこともあって、子供の成長速度が遅くても長い目で見てあげられるようになりました。

息子もトイレが苦手で、トイレトレーニングがうまくいかずおむつを卒業したのは4歳を過ぎてから。2~3歳でトイトレ完了する子が多いので遅い方でした。

それでも20歳すぎてもおむつの子なんていないし大丈夫!と楽観視できたのは、クロのトイレトレーニング失敗経験があったからだと思います。

同じ環境で育った犬でも、シロとクロは正反対というぐらい性格が違います。持って生まれた性格というのは良くも悪くもその子の個性。

シロとクロの性格にどちらが良い悪いも、可愛い可愛くないはありません。そのときによって短所が長所になることも、その逆もあります。

子供でも同じです。息子も、同い年の子と比べてすごくできることもあれば苦手なこともあります。息子が駄々をこねているときに、他の子がいい子にしていればすごいなうらやましいなと思うことはあります。

しかし、そんなときはシロとクロのことを思い出します。そして誰だっていい子のときもあればそうでないときだってある、上も下もないと冷静になれます

もしシロとクロを飼っていなかったら、私も夫も「なんでうちの子はできないのだろう?」と子供を安易に怒ったりピリピリしたりしていたと思います。

子供が生まれる前に、犬を飼って育ててよかったなと夫婦2人とも感じています。

終わりに

同じ環境で育った同じトイプードルのシロとクロ。それぞれの性格の違いに助けられることもたくさんあります。

また、息子は2匹がどのようなことをすると褒められてどのようなことをすると怒られるかをよく観察している様子。シロとクロの性格のいいとこどりを上手にしています。(笑)

これからもシロクロ息子で切磋琢磨して仲良く暮らしてほしいと思います。また、私もシロとクロを見習って自分の個性を認めて上手に活かしてもっと人生を楽しみたいと思います!

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