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11月奈良観光「奈良町見知ル」どんなイベント?特別公開多数!見所や楽しみ方紹介

お出かけ日和の気候でイベントが盛りだくさんになってきた11月。奈良公園の紅葉もだいぶ色づいてきました。どこに出かけようか迷ってしまいますよね。そんな奈良の11月に目新しいイベントが!その名も「奈良町見知ル」。

奈良町エリアの建造物特別公開やガイドや飲食付きの特別イベントが催されます。もちろん奈良町住まいの我が家も参加する予定。このイベントについてと見所をお伝えします。

奈良町見知ルとは?

引用元:奈良町見知ル公式ホームページ

公式ページには「奈良町のちょっといいところを見て知る1週間」というキャッチフレーズがあります。一般的に「奈良観光」というと定番コースがあって、それに沿って見て回るというイメージがありますよね。

「東大寺の大仏」「春日大社」「奈良公園の鹿」「ならまちでカフェ」などなど、魅力的な定番観光スポットがたくさんありますし、それらを見て回るだけでも奈良をしっかりと満喫できます。

しかし何度か奈良に来たことのある方は特に、定番以外も見てみたい!と思われるのではないでしょうか。

でも実際のところ奈良は文化遺産や見所だらけで、新しいスポットに行ってみたいけれど、どこをどのように回ったらいいのか良くわからないですよね。私も住む前はそうでした。

そんな方にこそおすすめなのが、「奈良町見知ル」。

この「奈良町見知ル」というイベントでは、地域の人に愛されているコアな名所が多く公開されています。普段は非公開なので地元の人もなかなか入れないレアなスポットを見て回れるのです。

普段の王道名所に加えて「奈良町見知ル」スポットを巡れば、新たな奈良の魅力を発見できてもっと奈良が好きになること間違いなし。きっと帰る頃にはすっかり奈良通です。(笑)

紅葉の美しい今の時期、散歩も兼ねて「奈良町見知ル」スポットを巡ってみませんか。

開催場所は?

奈良市中心部にある一大観光地「奈良町」エリアです。

「ならまち」というと、餅飯殿町商店街を抜けたあたりの赤い庚申様が軒からぶら下がっているエリアを想像する方が多いと思います。

奈良町見知ルではその「ならまち」と「きたまち」「高畑町(たかばたけちょう)」「京終・紀寺(きょうばて・きでら)」の4つのエリアを含み「奈良町」としています

ざっくりいうと近鉄奈良駅の周辺からJR京終駅にかけての地域です。けっこう広範囲ですよね。

公式パンフレットには、

奈良町とは平城京の下京(げきょう)と呼ばれる一帯を中心に、平安末期11~12世紀頃寺社の仕事に携わる人々によって形成されました。中世以降、人々の営みとともに発展し、町家などの歴史的な建造物、伝統行事が継承されています。今は「きたまち」「ならまち」「高畑」「京終・紀寺」というそれぞれの魅力があふれるエリアになっています。

奈良町見知ル公式パンフレット

とあります。同じ奈良町でも地域ごとによって特色があるので、違いを見比べてみるのも面白そうですね!

開催期間は?

引用元:奈良町見知ル公式ホームページ

2022年11月6日(日)~11月13日(日)までの1週間です。全てのエリアで開催されるのは、最後の土日である12日と13日

予約が必要な特別イベントは平日にも多く開催されています。まったり見たい方は平日、色々見て回りたい方は土日がおすすめです。

参加のメリットは?

私が思うメリットは大きく以下の3つです。

  • 無料&予約不要で気軽に行けるところが多数
  • 地元からも愛されているコアなスポットを発見できる(奈良町通に)
  • 運動不足解消!歩いて巡る楽しみのきっかけになる

奈良町っておいしいものがたくさんありますよね。ならまち周辺のカフェや飲食店はもちろんですが、最近はきたまちのカレーも熱いですし、おいしいテイクアウトのお店もたくさんあります。

観光に来たらついつい食べ過ぎてしまうと思いますが、そんな食べ歩きのついでに奈良町見知ルのスポットを見て回れば運動不足の解消につながります。

しかも散歩しながら今が盛りの奈良の美しい紅葉も楽しめるなんて、一石二鳥です。

元々メイン奈良観光地の「奈良町」エリアで開催されるイベントなので、わざわざイベントのために遠くにいかなくても他の観光スポットや飲食店とあわせて回れるところがうれしいですよね。

さらにこのイベント、ほとんどが無料公開というのもすごい点です。観光に行くと、通常は拝観料や飲食代・おみやげなどで結構なお金がかかりますよね。

奈良町見知ルのスポットを観光コースに入れれば、旅費の削減にもなる上にコアな観光スポットを巡ることもできて奈良通にもなれます。

この時期に奈良観光をするのであれば、メリットだらけの「奈良町見知ル」スポットに行かないという選択肢はありません

おすすめの楽しみ方

ここからは、奈良住民の私が思うこのイベントの楽しみ方を3つご提案します。11月奈良観光のプラン計画の参考になれば幸いです。

まずはインフォメーションでパンフレットをゲット

まずは奈良町物語館にあるインフォメーションブースを訪れ、パンフレットをゲットしましょう。奈良町物語館は「ならまち」にあるので駅からは少し離れています。

「ならまち」と反対方向の「きたまち」を集中して巡る予定の方は、JR奈良や近鉄奈良駅の観光案内所でパンフレットをもらっていくほうが時間の節約になると思います。

インフォメーションブースでは写真を撮って回ったら景品がもらえる「ならまち町名由来板deフォトラリー」の参加用紙がもらえたり、13日の日曜日には「#写して見知ル!みんなでつくろう奈良町フォトマップ」が開催される予定です。

イベントに参加してみたい方はまずインフォメーションのある奈良町物語館へ最初に足を運んでみてくださいね。

その1、特別イベントのプランに事前申し込みしてゆっくり回る

時間に余裕がある場合は、事前に特別イベントに申し込みしておけば、間違いなく楽しめると思います。特別イベントは有料のものが多いですが、それでも1イベントの平均参加費500円程度。

それでお店やお寺の方にガイドしてもらえ、普段絶対に聞くことのできない貴重なお話を聞かせてもらえ、お土産がついてたり非公開の場所に入れたり…と確実にお値段以上のおもてなしを受けられます

少人数の予約制なので、じっくりとお話を聞けるのもうれしいですね。参加人数が限られるので、希望のイベントが見つかったらすぐに予約をしましょう!

その2、無料公開スポットを訪ね歩く

「無料」というのは素敵な言葉の響きですよね。せっかくなのでお金をかけずに楽しめる「無料公開スポット」を制覇してみるというのも面白そうです。全部で8か所ありますよ。

ただしかなりの広範囲を歩くことになるので、歩きの場合は体力に自信がある方のみにご提案します。(笑)

この場合レンタサイクルや、ところどころで100円で回れるぐるっとバスを利用してみるというのも一つの手です。

その3、エリアを決めてエリア内をまったり観光する

今回の奈良町見知ルは、きたまち、ならまち、高畑、京終・紀寺の大きく4つのエリアに分かれています。一言で奈良町といっても、けっこうな広大エリア

1日で全てを見て回ろうと思うと、かなりの気合とフットワークの軽さが必要になってきます。何泊かされる方なら日替わりでエリア移動してもいいと思います。

1日観光の方は、どこか1つかせめて2つのエリアに絞ったほうがしっかりと見て回れるはずです。

それぞれのエリアで、奈良町見知ル特別公開と合わせて見たい地元民おすすめの観光スポットをピックアップして終わりたいと思います。

※ならまちエリアと京終・紀寺エリアは隣接していて観光スポットがだぶるので、一緒に記述させていただきます。

きたまちエリアの観光スポット

旧奈良監獄(旧奈良少年刑務所)

きたまちは静かな住宅街の中に観光スポットが点在している町。古い家も多いので、歩きながら街並みウォッチングするのもおすすめです。

あまりにぎやかなのが好きでない方はきたまちに行くと楽しめると思います。

現在きたまちにある般若寺では特別公開実施中。コスモス寺としても有名な般若寺では、コスモスグラスキューブなどSNS映えする写真も撮れますよ。

きたまち観光スポット

転害門・東大寺

大仏池・依水園・吉城園(紅葉の名所)

般若寺(秋の秘仏特別公開中)・植村牧場・旧奈良監獄

個人経営のカレー店やカフェ巡り

北山十八間戸(奈良町見知ル)

旧細田家住宅(奈良町見知ル)

鍛冶千(奈良町見知ル)

武蔵野美術大学奈良寮(奈良町見知ル)

ならまち、京終・紀寺エリアの観光スポット

奈良町資料館

ならまちエリアはいわずとしれた奈良の観光地。このエリアはどこを歩いても寺院やすてきなお店に出会えます。

奈良の魅力が凝縮された定番観光スポットも満喫しつつ、奈良町見知ルのスポットも見て回りたい方にはこちらがおすすめ。

ならまち、京終紀寺エリア観光スポット

元興寺・猿沢池・興福寺

十輪院・福智院

ならまち界隈のカフェ

餅飯殿町商店街と東向商店街、小西さくら通り

佐埜家住宅(ならまち刀剣ショップ杜園)(奈良町見知ル)

藤岡家住宅(奈良町見知ル)

法徳寺(奈良町見知ル)

今在家書院(奈良町見知ル)

璉珹寺(奈良町見知ル・拝観料500円お茶付き)

高畑エリアの観光スポット

浮見堂

高畑(たかばたけ)エリアは文化の香りがする緑豊かなエリア。春日大社参道から飛火野の方へ抜ける森の中の小道を通れば、心身ともにリフレッシュできること間違いなしです。

自然の中で癒されつつ、静かに参拝や建造物、写真鑑賞などを楽しみたい方におすすめです。

高畑エリア観光スポット

春日大社・飛火野(とびひの)

浮見堂(うきみどう)

入江泰吉写真記念館

新薬師寺・白毫寺(びゃくごうじ)

藤間家住宅(奈良町見知ル)

志賀直哉旧居(奈良町見知ル・有料350円)

※奈良町見知ル限定公開スポットは、日によっては公開がない場合もございます。下記リンクで公開日と公開時間を確認の上、お出かけください。※

終わりに

奈良町見知ルは、通常の奈良観光をしつつレアなスポットを巡ることができる特別感のあるイベントです。

本当にふだんは見られないスポットばかりなので、開催期間中に観光にいらっしゃる方は正直ラッキー

是非奈良町見知ルスポットを巡って、いつも以上に奈良を楽しんでいただければと思います。

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