我が家には5歳の男の子と、8歳と9歳の犬が2匹(トイプードル)います。
犬がいる家にやってきた息子。きっと親友か兄弟のように仲良く成長していくのだろうな、と思っていたのですが、現実は少し違いました。(もちろん仲良くしてはくれていますが)
今回は5歳の子供と犬の共同生活の様子をお伝えします。
我が家の子供と犬について
まずは簡単に我が家の子供と犬の性格についてをお伝えしておきます。
我が家の子供と犬
5歳の子供(男の子)…生まれたときから犬が家にいる環境で育ってきました。犬と人間は違う生き物ということは分かっている様子。他の家の犬も好きです。おおらかでマイペースな性格。
シロ(トイプードル9歳)…我が家に最初にやってきた長男。慎重で臆病。ツンデレ気質があり、ボールをしてほしいのにボールを渡そうとしません。隠れ甘えん坊な性格です。
クロ(トイプードル8歳)…シロの半年後に我が家にやってきた次男。好奇心旺盛で人懐っこい性格。すぐにお腹を出します。
子供にとって犬は?
5歳の息子にとって、犬はどういった存在なのでしょうか。私が思い描いていたような、親友関係ではないようです。
ちなみに私は出産祝いに下記の本(ずーっとずっとだいすきだよ)をいただき、きっと息子と犬もこんな風に仲良く過ごしていくのだろうなと勝手に思い描いていました。
犬のいる家庭への出産祝いにもおすすめの絵本です。犬好きの人にはぜひ読んでほしい名作です!私は何回も読みながら泣きました。
母親を取り合うライバル
子供にとっては、犬のシロクロは母親を取り合うライバルというのが一番しっくりくる表現です。
母親の私が「シロ!クロ!おいで」といえば、「僕は?」とシロクロを押しのけ抱っこしてもらおうとします。
「シロクロかわいいねぇ」といえば、「僕は?本当は誰が一番かわいい?」と聞いてきます。
本人にシロクロってなんだと思ってるの?と聞いたら友達と言っていましたが、ある意味ライバル関係にある兄弟という認識なのかもしれません。
かと思えば一緒に縁側で仲良く日向ぼっこしたり、こたつで寝ているときもあります。仲が良いのは良いようです。(笑)
犬よりも、ぬいぐるみと遊ぶ方が好き
子供にとっての親友はぬいぐるみの猫「タッキー」。2歳の誕生日に我が家にやってきたタッキーを弟のように可愛がり、いつもご飯を食べさせてやったり遊んでやったりしています。
5歳の息子にとっては、何も言わずに自分の言うことを聞いてくれるぬいぐるみの方が可愛げがあるよう。(汗)
タッキーに自分のごはんを食べさせようとしているときにクロがやってくると、「これはタッキーの!あっち行って!」などと言い追い払います。
最近、自分の方が上(飼い主)だと思い始めている
親が世話をしている様子を見ているからでしょうが、最近「自分が飼い主であり、散歩に行ったりごはんをあげたりするべき」と思っているようです。
自分のバナナをあげるときに「まて!」「よし!」をしたり、散歩でも自分がリードを引っ張っていこうとします。
ボールも自分がしてあげてる方と思って投げてあげている様子。実際はどっちが遊んでもらっているのかはよく分かりませんが。(笑)
犬にとって子供は?
犬は成犬になった状態で、子供(当時は赤ちゃん)が家にやってきました。犬にとっては子供はどんな存在なのでしょうか。
【クロ】守ってあげないといけない弟のような存在
遊ぶのが大好きで、いつまでも赤ちゃんのようなクロ。なんでもおもちゃだと思って欲しがるような性格です。
赤ちゃんだった息子がやってきたときも、自分より小さな赤ちゃんをおもちゃと思っていたずらするのではないかと心配しました。
はじめは遠くから眺めさせて、ふれあいはしていませんでしたが、赤ちゃんの様子を見ているうちに自分より弱い存在、守ってあげなくてはいけない存在という意識(父性?)が芽生えた様子。
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泣いていたらあやしてあげたり、シロが近づこうとすると怒って追い払おうとしたりするようになりました。
息子が大きくなって赤ちゃんではなく子供になってからも、それは変わりません。元々2匹の兄妹犬のお兄ちゃんの方だったからというのもあるのかもしれませんね。
今でも子供がどこを触っても全く怒ることはありません。「触らせてあげている」感じです。
【シロ】自分より下だと思っている。何するか分からないので怖い存在
一方シロはやってきた赤ちゃんを基本的に遠くから眺め、積極的に接しようとはしませんでした。臆病で慎重な性格なので、未知の生物がこわかったのだと思います。
それでも自分より弱い存在というのは認識しているらしく、静かに寝ていると隣に寄り添って眠るなどはしていました。
息子が大きくなって赤ちゃんから子供になると、急に何をしでかすか分からないので余計怖くなったのか子供に触られるのを嫌がるようになりました。
元々が甘えん坊な性格なので、特に私の膝に乗っているときに子供が寄ってくるとキバをむき出しにして怒ります。自分の方が兄(上)で、母親の膝に座る権利があると思っているようです。
元々が兄弟犬の弟の方だったのも多少は関係しているのかもしれません。
それでも息子が本気で泣いているときには、クロと一緒に遠吠えをして泣き止ませようと頑張っています。やはり子供は守るべき存在という認識のようです。
犬が子供にとる謎の行動
我が家の犬は、2匹とも子供がお風呂やトイレに行こうと服を脱ぐと急に吠え出します。後をついて行って、子供に噛みつくふりをするように飛びかかることもあります。
私や主人には服を脱いでもそんな行動はとりません。
服を脱ぐのは急所が見えて危険と教えているのでしょうか。不思議な行動です。理由の分かる方がいれば是非教えてください。
終わりに
飼い主が想像していたような、犬に語りかけたり一緒に遊んだりといった行動は今のところ子供にはみられません。
子供にとって犬はライバルといった意識が強いような現在。年齢とともに犬に対する考え方や接し方もまた変化していくのでしょう。
犬の方は赤ちゃんから見てきた子供を弟のような守らないといけない存在と思っているのは確かなようです。
基本的に思っていることは同じでも、犬の性格によってこんなにも接し方が違うのかと興味深くいつも見守っています。
これからも子供と犬で絆を深めていき、仲良く暮らしてほしいと思っています。