人間っていつも何かと悩みが尽きないですし世間や人の目も気にして忙しいですよね。色々頑張りすぎて疲れたな…と思うことも多々。
そんなとき、いつでも楽しそうな愛犬を見て犬っていいなと思います。
犬だから人間だからは関係なく、単純に人間もこの犬のシンプルな生き方を真似すればもっと生きやすくなるのではと思い、犬の生き方から学べることをまとめてみました!
愛犬に教えてもらったシンプルで素敵な生き方
我が家の愛犬・トイプードルのクロ。要領が良く、誰からも「かわいい~!」と言われる愛嬌たっぷりの犬です。決して見た目がかわいいわけではありませんが、みんなに愛されています。
そしていつも楽しそう。その秘訣は何なのだろうと観察してみました。
目の前のことを100パーセント楽しむ
人間は後先のことを考えるので、楽しいことがあってもいつでも今を100パーセント満喫するというのは難しいですよね。犬は違います。今しか見ていません。
今、ボール遊びをしてもらってうれしい!今、おやつがおいしい!今、あったかくて眠たい。ベッドがふかふかで気持ちいい。
ボール遊びに最中に「今日のおやつは何だろうな」とか「昨日怒られて嫌だったな」とかそんなことは全く考えません。未来も過去も気にしません。余計な雑念がないのです。
それってすばらしいことですよね!明日死ぬかもしれないのに、せっかく今、楽しいことが目の前にあるのに他のことを考えて心から楽しめないなんて、もったいないということを教えてもらいました。
怒られたらすぐに謝る
今目の前を大事に生きる我が家のクロは、目の前に楽しそうなティッシュが落ちているとそれで遊ぶことしか考えられなくなるようで、いつも見つかって怒られています。
ティッシュで遊んだら怒られるというのはさすがに分かっているクロ。(笑)いたずらが見つかりそうになると尻尾を下げて身体を小さくすくめ、勝手にハウスに戻っています。
そしてダメっと怒ろうとすると、自らごめんなさい!とお腹を見せます。そんな自ら反省している態度を見せられたら怒る気も失せて、「はいはい、もうしないでね」でこちらも終わらせてしまいます。
下手に失敗を隠そうとしたり非を認めようとしなかったりするからこじれるのですよね。
その場でそんな反省した態度を見せても、今を楽しむクロはまた同じことを繰り返すのですが(笑)それでも毎回また反省して謝って許してもらえるのです。
この行動から学べることは、悪いと思ったらすぐに先に謝る!ということ。人間社会でも先に(←ポイント)反省の様子をしっかりと見せれば、後腐れなくお互いすっきりと終わることができます。
私は怒られることや失敗することを恐れて挑戦を忘れず無難な生き方をしがち。その結果成長はしないしマンネリな毎日に嫌気がさすこともあります。
クロを見習って、失敗にビビらずチャレンジ精神を忘れずに生きていきたいと思います。
欲しい物は、あきらめない!
食いしん坊のクロ。特にバナナには目がありません。よく朝食にバナナを食べるのですが、とにかく食べたくてたまらなくて、どうにかしてもらえないかといつも考えて行動している様子。
お座りしていい子にしてみたり、机の下に潜って上目遣いでこちらを見てきたりします。極めつけは立ち上がって前脚をブンブンして、「ちょうだいちょうだい!」のおねだり。(下の動画のように)
バナナが机からなくなるまで決して諦めません。(笑)それでもらえる確率は半々なのですが、それでも毎日諦めずに同じ行動を繰り返します。
ボール遊びも同じ。ボールしてほしいときはボールをくわえてやってきて膝の上にボールを置いてくるのですが、今忙しいからあとでね、とボールを横に置いてもあきらめずに3回ぐらいはまた膝に置いてきます。
忙しくても根負けしてボールを投げてしまうことも多々。(笑)
毎回してほしいことをしてもらえるわけでも、欲しい物をもらえるわけでもないことは分かっているのですが、欲求があるからチャレンジはするのですよね。
その結果、クロはもう1匹の愛犬シロよりも確実にバナナをもらっていますし、ボール遊びもしてもらっています。
意思表示しなければもらえないけれど、欲しい!という感情を表に出して伝えるだけで勝率が上がるならば、気持ちを隠さずに表現したほうがいいですよね。
いつでも諦めない心を持ってチャレンジするのは素晴らしいことだと思います。
愛情表現は毎日、いつでもする
犬も性格があるので個体差はあると思いますが、我が家の犬は遊んでもらえるならずっと遊んでほしいし、一緒にいたいと思っている様子。
15分ぐらい出かけて帰ってきただけで大喜びで飛びついてきますし、私が座ればすぐに膝の上か両端にやってきて寄り添います。
そして「私のこと好き?」と聞くと(我ながら痛い人です汗)、必ずペロっと口付近を舐めてきます。犬には確実に愛されていることを実感し、満たされる日々。(笑)
いくら好きと思っていても、言葉や態度に出さなければ伝わりませんよね。誰だっていつ死ぬか分からないので突然のお別れはあり得ること。
自分が死ぬにしても相手が亡くなるにしろ、愛情表現が足りずに勘違いされたままでは嫌ですよね。日々愛情や感謝はきちんと伝えて、後悔は少なくしたいなと思いました。
下記はそのことを教えてくれる絵本です。犬好きは号泣必須。犬を飼ってない人にもおすすめです!
いつだって自分より弱い者は守ってあげる
クロが3歳のときに、我が家に人間の赤ちゃんがやってきました。いたずらっ子でいつまでも赤ちゃんみたいなクロのことなので、赤ちゃんもおもちゃにしてしまわないか心配していましたが、予感不適中。
序列を大切にする犬。赤ちゃんは自分よりも小さくて弱い守ってあげないといけない生き物と思ったらしく、お兄ちゃんとして甲斐甲斐しく赤ちゃんを見守るようになったのです。
上の動画のように、泣いていると毎回遠吠えして泣き止ませようとするクロ。
赤ちゃんが子供になり自分より大きくなっても変わらないらしく、見返りを求めずに、ただ見守る姿は見ていてシンプルに生き物としてかっこいいなぁと思います。
見た目なんて気にしない
正直クロはコウモリみたいで不細工な顔です。トリミングもそんなに行かないのでボサボサ毛むくじゃらのことも多いです。
対してもう1匹のシロは、鼻もすらっと長く整った顔立ち、いわゆるイケメン犬。それでも一般的にみんなに可愛がってもらえるのはクロです。
その秘訣は、笑顔と行動。クロは基本的にいつも尻尾を振ってニコニコ笑っています。喜びも悲しみも全力で身体を使って表現します。見ていて本当に分かりやすい!顔立ちなんて気にならなくなります。
これは100パーセント人間に当てはまりはしないと思いますが、笑顔や行動で見た目もカバーできるということを教えてもらいました。
魅力的な犬の生き方まとめ
目の前のことを100パーセント楽しむ
怒られたらすぐに謝る
欲しい物は、あきらめない!
愛情表現は毎日、いつでもする
いつだって自分より弱い者は守ってあげる
見た目なんて気にしない
すごくシンプルで当たり前のように思えることばかりですが、なかなかこの通りにできないのが人間ですよね。でもこれらを心掛けて真似していけば、人間ももう少し生きやすくなると思うのです。
気楽に生きる方法を教えてくれたクロ
我が家には2匹のトイプードルがいますが、先に来たのはシロ。その半年後にやってきたのがクロです。全く血縁ではないのもあってか、性格は全然違います。
不器用で人間っぽいシロに対して、クロは良くも悪くもザ・犬。上記の通りの生き方を実践していて、人間からみても「いつも楽しそうでいいなぁ」と思います。
クロを見ていると、人の目を気にしたり勝手に人の気持ちを憶測して悩んだりしている自分が馬鹿らしくなってきます。(笑)
いつももっと気楽に楽しく生きてもいいんだ、間違ったって謝れば大丈夫!と勇気をもらって物事を楽観的に考えることができるようになりました。
その反面、シロの生き方を見ているとかわいそうになることがあります。賢いところもあってか、「かっこわるいところは見せたくない」と思っているようなシロ。
めちゃくちゃ甘えん坊で甘えたいのに、クロや子供が可愛がってもらっているところに入ってこられません。ソファで丸まって、こっちをチラチラ見ているのです。(笑)
これはこれで可愛いですが、損していますよね。
本当に不器用な犬で何かにつけてタイミングが悪く、飼い主の膝があいた!と思ったところで無理やり乗ってこようとして、持っていたコーヒーをこぼしてしまったことも。
こういうときクロは飼い主が座った後に「乗ってもいい?」という表情で膝に手をかけ尻尾を振り上目づかいで見つめてくるのです。これぞ天性の要領の良さ。可愛がられる末っ子気質ですね。
私もシロと同じように不器用なタイプなので、このクロのタイミングの見計らい方など器量よし具合は本当に尊敬しますし真似できないところです。
とはいえせっかく良いお手本(クロ)が近くにいるので、諦めてしまわずに技を盗んでここぞ!というときに真似して使いたいと思います。(笑)
終わりに
我が家の愛犬クロの生き方に学んだ、生きるのが少し楽に感じられるようになるシンプルな考え方でした。今に全集中で生きているクロは、多分いつ死んでも後悔しないのだろうなと思います。
今回書いたことは犬だからできる・人間にはできないというようなことではないので、私もクロをお手本にして残りの人生を楽しみ、後悔は少なく一生を終えたいです。