今から約10年前、結婚時に父から石原10年日記をもらいました。月日が経つのは早いもので、そんな10年日記も2022年末で終了。
ズボラでめんどくさがり、3日坊主ばかりの私ですが、果たして10年日記を続けることはできたのでしょうか。結果報告&反省と、今後の使用予定についてです。
石原10年日記とは
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石原10年日記とは、1日わずか4行書くだけの日記帳。
日記が続けられない人でも4行なら続けやすく、1ページで1日の10年分が見渡せるので一石二鳥という発想で石原貫一郎氏が昭和44年(1969年)に開発した商品です。
累計160万部を超える大ベストセラー日記帳。
50年以上の歴史があるというだけあって、フォーマットも実に考え抜かれており書きやすく見返しやすいです。
日記ページ以外にも年始の抱負(10年分)、住所録、贈答品の記録、家族の経歴なども付いており、これ一冊で10年をしっかり記録することが可能。
巻末にある満年齢表、常用漢字表、各種換算表なども地味に役立ちます!また、10年使うだけあって、カバーも紙もしおりも上質です。
結婚時の実父からのプレゼントで使用開始
私は約10年前に結婚をして実家から遠く離れた奈良で新生活を開始したのですが、今手にしている石原10年日記は家を出るときに父からプレゼントとして渡されたものです。
「これから色々なことがあると思うから、少しでも記録を残しておいた方が何かのときに役に立つ。おまえも書いてみなさい」
とのお言葉と共に受け賜わりました。なかなか粋なプレゼント(嫁入り道具?)でしたが、使いこなせるかどうかズボラな私にはプレッシャーが…。
母にそれを話すと、「お母さんも昔もらったことがあるわ、でも全然使えなかった…」とのことで先の失敗人を発見して少し安心。(笑)気負わず気軽な気持ちでまずは書いてみようと思いました。
私の父はデータマンとあだ名されるぐらい何でも記録に残す人で、いつも小さなメモ帳を持ち歩き気になることは全部メモするような超マメな人間。
それゆえ色々なことをよく覚えていますし、忘れてしまっても全て記録に残しているので過去の記録をたどり答えを見つけてきます。わが父ながら感服&尊敬…。
10年日記ももう何冊目か知りませんが、4冊以上は続けていることは間違いありません。つまり40年…すごいですね。
10年日記大ベテラン・父の使い方
日記なんて常に3日坊主、10年日記なんてもちろん使ったこともない私は父にどうやって書けばいいのかアドバイスを乞いました。(こんな立派な日記帳はさすがに3日坊主できない…)
父からの書き方アドバイス
- 事実のみ書く。(感情を書くと読み返すのが嫌になるから)
- 完璧に毎日書こうとしない。(まとめて書いてもOK)
- 書く場所を決めておく。(父の場合は仕事部屋)
父の使い方
- マーカーペンで10項目ぐらいに色分けする。(健康・家具家電・家族行事・冠婚葬祭など)
- 色を付けた言葉と日付をパソコンに打ち込んで項目をつけておく(リスト化でアクセスしやすく)
父の使い方は父のようにマメな人間でないとなかなかできないと思いますが(もちろん私はしてないです)、パソコンから一発で欲しい情報にアクセスできたら便利ですよね!参考までに…。
結局、使いこなすことはできたのか?
私がこの10年日記を使用したのは、2013年から2022年までの10年間。正直なところ、、
使いこなすことはできませんでした!
中味はほぼほぼ空欄。全ページ見渡してもどこも2~3年分しか書いてありません。頑張ったのは最初の半年ぐらいです。書いてあっても「1日中ねてた」だけの日も…。(汗)
他にも「年頭にあたり」(10年分)、毎月ある予期(10年分)、家族の経歴を書く欄もほぼ空欄。
使ったのは贈答品の記録、住所録、IDパスワード控えのみ。(結婚式や出産関連のお祝いが多く贈答品の記録はとても役立ちました)
なぜ使いこなせなかったのか?
日記に苦手意識はありましたが、10年日記開始の少し前から行動日記をノートにつけていました。自分の1日の行動や食べたもの、考えたこと、読書記録なども全部1冊のノートにまとめるというもの。
10年日記と併用で記録を続けていたのです。しかしズボラな私、2冊併用というのが面倒でできませんでした。(私は併用では挫折しましたが、上記の本は本当に良い本なので是非読んでみてくださいね)
数年後、手帳やノート術にドはまり。色々な手帳やノート、さらに育児日記を使い始め、同じような内容をわざわざ10年日記に転記するのがめんどくさくなりますます書かなくなりました。
書いてないのを知っているからまた開きたくなくなるの悪循環…。
書かなくなった理由をまとめてみると
- 手帳やノートとの併用が面倒だった
- 空欄だらけの日記帳を開くのが嫌になった
- 日記帳を決まった場所に据え置きしていなかった
- 何を書くのか明確にしていなかった
我が家には自分専用の机がないので、リビング座卓に書きたいものを持ってきて書くスタイル。石原10年日記は手帳やノートは違い大きくて重いので、家の中でも持ち歩くのは面倒でした…。
内容ははじめは行動記録をびっしり4行に書いていましたが読み返しにくく書くのも大変で疲れてしまいました。
何でもかんでも記録しておこうと思わずに、最低限コレを書く(行ったところ、食べたものなど)というのを最初に決めておいたらよかったなと振り返ってみて思います。
こんな人には向かないかも
私はズボラですが完璧主義です。(めんどくさいやつ笑)
しばらく書けなくなると空欄が目立ちますよね。そうすると「やっぱり書けない、継続できない自分」を見せつけられているようで、すっかりやる気がなくなってしまうのです。
石原10年日記には毎日天気に丸をする欄があるのですが、丸を忘れて天気が書けないところがあるとイライラ…。過去の天気予報を調べるという無駄な時間を過ごすことに…。(汗)
そうなったらめんどくさいので、また次に10年日記を開く気が失せます。
手帳やノートなら数か月から1年で使用終了しますし、頻繁に見返すものでもないので空欄があっても適当でもあまり気にならないのですが、10年日記は続けていれば少なくとも10年は見返します。
しっかり書かなければ未来の自分にも失望されるし、もし10年の間に自分が死んでしまうことがあれば遺品としてきっと家族が見ます。雑な字で空欄だらけだったら恥ずかしい…。
そんなプレッシャーを自分にかけたために、逆に気軽に書けなくなってしまいました。
実際はそんなに肩肘張らずに、気軽に簡単行動記録のような感じで書いていったらよかったのになと今になって思います。(その時々で書く内容が変わっても良いわけですし)
私のように
几帳面ではなくめんどくさがり屋なのにゼロヒャク思考の完璧主義者
には、10年日記は向かないかもしれません。
2023年から、10年日記はどうする?続けるか辞めるか
ここまで読んでくれた方は、きっと私はもう10年日記は使用しないだろうとお考えでしょう。
しかしここは見事に期待を裏切って、2023年から10年間、また10年日記を使いたいと思います!(正直なところ、石原10年日記にしようか他社の10年日記にしようかは考え中ですが…。)
なぜ失敗したのにまた使うかというと、やっぱり読み返してみると楽しいし気付きも多いから。
2022年で終わった10年日記は空欄だらけですが、それでも時々書いてあるページの文章を読むと、あの頃をパッと思い出せます。
働いている当時はあんなに嫌だったのに、働いていたときのことが書いてあるのを読むと懐かしい気持ちになり「私、頑張ってたんだな」と素直に自分をほめてあげられました。
他にもそのときにハマっていたアプリや漫画ドラマなどが書いてあると、懐かしくなります。まさに自分史。少しでも書いておけば、自分の忘れてしまった過去もしっかりと見返すことができます。
1行でも毎年書いていたらもっと楽しかったのにな、と10年目にして後悔しています。結局使いこなせなかった10年日記は、恥ずかしいから10年終わったら捨てようと思っていました。
しかし、改めて読み直してみるとわずかでも10年間の私が見えてきてとっておきたくなりました。空欄だらけなのも、日記を書けないほど日々を頑張っていた私の記録、と捉えられるように。
10年間の間、他に利用していた手帳やノートには色々書いてきたので、時間があるときにちょこちょこ転記していこうかなと思います。
今年からどの10年日記を使用するかは、石原10年日記を含めて考え中。たブログで各社10年日記の比較考察をする予定なのでお楽しみに!
まとめ
10年間の今日を1ページでまとめて振り返ることができる10年日記。手帳やノートとは違った、見返す楽しさがあります。
石原10年日記はロングセラーだけあって、日記ページの構成や他の記載事項もしっかりと考えられていて上手に活用できればこれ一冊で記録が済む素晴らしい商品。
最初の10年はほぼ空欄に終わりましたが、今度の10年は家族の記録を主としてゆるく続ける予定です。10年後に日記が終わるころには現在5歳の息子が15歳になっていると思うと、記録が楽しみです!