奈良大文字山焼き

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奈良の大文字焼き2023はいつ?どこから鑑賞できる?鑑賞スポット6選

大文字焼きというと京都の五山送り火を想像する方がほとんどだと思いますが、実は奈良でも毎年8月に奈良中心部にある高円山で大文字焼き(奈良大文字送り火)が行われていることをご存知でしょうか。

奈良の歴史建造物とのコラボが楽しめる場所など、とっておきの鑑賞スポット6選を地元民がご紹介します。

奈良の大文字焼き(奈良大文字送り火)はいつ?

 
 
 
 
 
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奈良・大文字焼き2023開催情報

  • 日付…2023年8月15日(火)
  • 点火時間…20時から約30分間
  • 点火場所…高円山
  • 荒天中止
  • (8月14日更新)台風7号接近のため2023年度は中止決定

 

例年18:50~20:00に春日大社境内の飛火野にて慰霊祭が行われていますが、2023年度は中止。春日大社と大安寺にて関係者のみで執り行われるため、一般参列はできません

通常火床は人間の煩悩数である108基に点火されますが、今年の火床数は例年の約半分である54基。感染症対策のためか、規模縮小で執り行われます

公式ポスターは下記PDFファイルをご覧ください。

同じ8月15日には、東大寺大仏殿が1万もの灯りでライトアップされ夜間拝観が可能となる「東大寺万灯供養会」が4年ぶりに実施されます。

(8月14日更新)台風7号接近のため、2023年度は全ての行事が中止となります。

時間調整すれば両方とも鑑賞できるので、ご検討ください。

さらに8月19日(土)~27日(日)までは、ならまち遊歩で猿沢池やならまちのライトアップもあります。あわせてチェックをどうぞ!

奈良の大文字焼きの起源は?

 
 
 
 
 
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昭和35年(1960)より開催されている夏の伝統行事。戦没者の慰霊のために開始されたそうです。

現在では戦没者のみならず災害等で亡くなられた方を含む全ての方々の慰霊、世界平和を祈る行事という意味合いも含み、毎年お盆中であり終戦記念日である8月15日に開催されています。

ちなみに有名な京都の五山送り火は、奈良大文字焼きの翌日である8月16日(水)。合わせて鑑賞してみてはいかがでしょうか。

どこから鑑賞できる?ビュースポットを紹介

奈良の大文字焼きは高円山の中腹に点火されるので、奈良市内の広範囲で鑑賞することが可能です。

中でも特に奈良公園の北西側からは、「大」の字が良く見えます

西側や高円山の真下からだと読みにくくなるので、ご注意を。

実は奈良の大文字焼きの文字の大きさは、日本最大級を誇ります。そのため山の近くよりも、少し離れたところの方がきれいに見えるということを頭に入れ鑑賞スポットを探してみてください。

通常は慰霊祭が執り行われる飛火野の草原からも鑑賞ができますが、2023年度はこの場所で慰霊祭が行われません。そのため照明設備等がなく危険なので、飛火野からの鑑賞はお控えくださいと奈良市ホームページにありました。ご注意ください。

奈良在住の方なら自宅周辺からも鑑賞可能だと思いますが、観光で来て大文字焼きを鑑賞するのなら、この日だけの奈良の名勝地とコラボを堪能してみてはいかがでしょうか。

観光客の方にもおすすめのビュースポットをご紹介します。

浮見堂(うきみどう)

ため池である鷺池に囲まれたお堂・浮見堂(うきみどう)。ならまち近くの観光地に位置しているにもかかわらず、木々が多く落ち着いた美しい場所です。

何もないときでも美しい浮見堂ですが、大文字焼きの日はいつもとは違うまた格別の美しさ。「大」の字もしっかりと見えます。

8月5~14日まではなら燈花会の会場にもなっているので、日にちが合えばそちらも是非訪れてみてくださいね。

興福寺

近鉄奈良駅のすぐそばにあり、アクセス抜群な興福寺。その分混雑も見込まれますが、こちらでは大文字焼きと興福寺五重塔のコラボレーションが楽しめます

興福寺五重塔は本年度から修復工事が始まっており、いつ修理による囲いで見えなくなるか分かりません。(8月2日時点でもう下の方は囲いに覆われています)

修復工事は7年ほどかかる予定なので、次回五重塔と大文字焼きが一緒に見られるかは分かりません。今のうちに鑑賞してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、興福寺五重塔下にある猿沢池からも大文字焼きは鑑賞可能です。

平城宮跡

広大な敷地面積を誇る、かつての都・平城宮跡。とても広いので興福寺などと異なり混雑を気にせずにゆっくり鑑賞できるのが良いポイントです。

復原された、朱色の塗りが美しい朱雀門や大極殿などとのコラボも楽しめますよ。

平城宮跡へは、大和西大寺駅や新大宮駅から徒歩でも行けますが少し距離があります。市バスやぐるっとバスなど、バスでのアクセスがおすすめ

奈良県庁の屋上※制限あり

奈良公園周辺で随一の高さを誇る建物が、奈良県庁。屋上からの眺めは抜群で、当然大文字焼きも良く見えます。

しかし奈良県庁の屋上は抽選で当選した100組(200名)のみ、入場可能。

抽選の締め切りは6月30日まででしたので、事前に申し込み当選した方以外は当日こちらでの鑑賞はできないのでご注意ください。

ならファミリーの屋上※制限あり

大和西大寺駅からすぐにある近鉄百貨店&専門店が入った商業施設ならファミリー。こちらの屋上スカイデッキからも、大文字焼きを鑑賞することが可能です。

しかし大文字焼き当日は、らくだカード会員様限定&先着60名様限定入場可能と、制限があります。

整理券配布は当日15時から。らくだカードは無料で作れるので、ならファミリーで鑑賞したい方はこの機会に作ってみては。

くわしくは下記リンクをご覧ください。

奈良市内のホテル周辺(奈良ホテルやホテル日航奈良など)

奈良ホテル外観

そのほか、奈良ホテル周辺からも良く見えるとの情報が。奈良ホテルは猿沢池~ならまちの中間ぐらいの立地にある格式高いクラシックホテル。

少し高台に位置しているので大文字焼きも見えやすいのかもしれません。

高円山大文字焼きが行われるこの日は奈良ホテル下の名勝旧大乗院庭園が夜間特別公開されるそうです。

宿泊やホテル利用の方はもちろんですが、それ以外の方も奈良ホテル周辺を歩いて自分だけのお気に入りビュースポットを探してみてはいかがでしょうか。

また、JR奈良駅直結の「ホテル日航奈良」屋上からも大文字焼きが鑑賞可能なようです。

ホテル日航奈良は21時まで屋上ビアガーデン実施中8月中はほぼ予約で埋まっているようですが、キャンセルもあるかもしれません。

ビールを飲みながらゆったり大文字焼きを鑑賞できたら最高ですね!気になる方はホテルへ問い合わせてみてくださいね。

まとめ

夏の奈良の風物詩の一つである、高円山の大文字焼き。毎年8月15日に行われるこの伝統行事は、慰霊や世界平和の意味合いがあります。

ご紹介した奈良ならではの鑑賞スポットに足を運び、大文字焼きの炎に祈りを捧げてみてくださいね。

また同じ8月15日、東大寺では万灯供養会・春日大社では中元万燈籠が執り行われます。

どちらも幻想的で美しいこの日だけの夜のライトアップが見られる行事なので、送り火と合わせて鑑賞を楽しんでください。

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