3月中旬、ダイソーでずっと売れ残っていた多肉植物・八千代(やちよ)を購入しました。育てるにあたり、八千代の育て方や基本情報を調べたのでシェアします。
また6歳の息子がはじめて自分で植え替えに挑戦したのを記録したので、はじめて多肉植物の植え替えをする方の参考になれば幸いです。
多肉植物・八千代(やちよ)をダイソーで購入
3月中旬、行きつけのダイソーの多肉売り場に新しい多肉植物の入荷がないかなと見に行きましたが入荷はありませんでした。
残念だな~と思い通り過ぎようとしたら、6歳の息子が一番下の段にあった多肉植物を見つめています。何か月も前から売れ残っていて、ついに一番下の段に追いやられていた「八千代」でした。
土がカラカラに乾いて、売れ残り感満載でしたが
この子を連れて帰る!自分が元気にしてあげる!
と張り切って自分のお小遣いで330円にて購入。
ちゃんとお世話できるのかな?と心配になりつつも子供の成長に感心し、サポートしつつ見守ることにしました。
八千代とは?基本情報&育て方
育ててみるにあたり、まずは八千代の基本情報や育て方を調べてみました。
八千代の基本情報
- ベンケイソウ科セダム属
- 原産地…メキシコ
- 学名…セダム・コリネフィルム( Sedum corynephyllum)
- 春秋型
- 流通名…八千代・緑厚葉弁慶
- 耐寒温度…0℃
- 増やし方…挿し木
上に伸びながら枝分かれし、下葉を落としながら幹立ち(木立ち)するのが特徴の多肉植物。葉色は基本的には黄緑色ですが、秋~冬にかけては葉先がほんのりと赤~オレンジ色に紅葉します。
八千代は葉っぱが虹の玉や乙女心と似たぷくぷくしたビーンズ系でいかにも葉挿しできそうですが、葉挿しの成功率は極めて低く、増やし方は挿し木が一般的。春秋型で、春に黄色っぽい花を咲かせます。
季節ごとの育て方は?
春、秋、冬の八千代の置き場所は、風通しがよく直射日光の当たる軒下など。夏は休眠するので風通しの良い半日陰で管理します。
春秋は生育期なので土が乾いたら鉢底から水が出るくらいたっぷりと水を与え、害虫予防に浸透移行性の殺虫剤をまきましょう。挿し木や植え替えなどもこの時期がベストです。
2週間に1回程度液体肥料をあげるとなお◎。ちなみに肥料が少ないと徒長しがちで、肥料が多いと下葉がポロポロ落ちやすいそうです。
夏の直射日光と蒸し暑さには弱く、夏は休眠状態に。風通しの良い半日陰に置き断水します。(ただし葉っぱがしおれてきたら、夕方表面が濡れる程度に水やりを)
耐寒温度は0℃程度で、冬は寒冷地以外は屋外で越冬可能。多少の霜にあてても大丈夫です。
冬場は半月~1か月に一度程度、表面が濡れる程度にさらっと水やりを。冬は気温が低く土が乾きにくいので、根腐れしないようにあげすぎ注意です!
子供が植え替えに初挑戦!植え替え方法は
購入してきた八千代を、3月16日に自分が育てると宣言した6歳児がはじめて自分で植え替えをしました。植え替え風景を記録したので、はじめて植え替えする方の参考になれば幸いです。
用意するもの
- 多肉植物
- 植え替え用の鉢
- 多肉植物用の土
- スコップなど土入れ道具
- 害虫予防のオルトラン粒状
プラスチック鉢からビニールポットを抜き取る
購入した八千代は、黒いビニールポットに植えられて黒いプラスチック鉢に入った二重鉢の状態でした。
売れ残りだったので土の状態も悪かったですし、ビニールポットのままだと水はけも通気性も悪いので、鉢に植え替えすることに。
今回は、ビニールポットから抜いて元々入っていた黒いプラスチック鉢に植え替えることにしました。
違う鉢に植え替える場合は、大きすぎる鉢を選ばないようにご注意を。(植物に対して鉢が大きすぎると土に水分が残り過ぎて根腐れしやすくなります)
植える予定の鉢に新しい用土を半分ほど入れる
まずは黒いプラスチック鉢に、同じくダイソーで売っている鉢底ネットをちょうどよい大きさに切って敷いてから、多肉植物用の用土を鉢の半分ぐらい入れます。
使った土はプロトリーフのサボテン・多肉植物用土。肥料も入っているタイプで楽です。
害虫予防のオルトラン粒状を混ぜ込む
害虫予防にオルトラン粒状を2~3振りして、ヘラなどで混ぜ込みます。これで1か月程度は害虫予防ができます。効果が切れたら土表面に足す予定。
多肉植物をビニールポットからそっと抜き取る
多肉植物の茎に優しく手を添えて支えながらひっくり返しビニールポットを取ります。
まだ生育期に突入はしていないのであまり土を崩さず植え替えようと思いましたが、売れ残りの多肉植物だったため土がカラカラで自然にほとんどポロポロ落ちてしまいました。
新しく入れた用土の上で軽く持ち上げながら土入れする
新しい用土の上に抜いた多肉植物を軽く置き、ちょうどよい高さになるように左手で支えながら右手で側面から用土を注ぎ、固定していきます。
6歳児にはこの両手を使って作業するのが難しかったようで、ここは親の私が交代。鉢を回しながら用土を足すとやりやすかったです。
鉢をトントンして土のすき間をなくす
ある程度土を入れて手を放しても固定されるようになったら、鉢の側面を優しくトントントンと叩いて、中の土のすき間をなくします。土が下に落ちて、土の高さが低くなります。
用土を足し株元を固定する
低くなった分の土を足して、鉢のフチよりも少し低く、9割ぐらいの高さになるように調整します。土が少なすぎると株元の風通しが悪くなるので注意。
ヘラや指などで、軽く押さえ株がグラグラ動かないように固定します。
飾り砂をまいて完成!
これはなければ別にしなくても良いですが、見た目もよくしたいので白っぽい飾り砂を小さなスプーンで足して、完成!
息子お気に入りの黄色いアヒルピックを差しました。心なしか、気持ちよさそうに見えます。(笑)
売られていたときのダイソー名札を戻しても良いのですが、子供が「はちよ」くんと名付けたためせっかくなので自分で名札を書いてもらいました。これで愛着もひとしおです。
水やりは1週間後ぐらいから
すぐに水やりしたくなりますが、植え替えで根にダメージもあるのですぐに水やりすると上手に水を吸えず弱ってしまうことも。
多肉植物は乾燥に強いので、すぐに水やりをしなくても枯れることはありません。1週間ほど間を置いてから水やりをしましょう!
まとめ
セダム属の多肉植物・八千代(やちよ)の育て方・植え替え方などをお伝えしました。夏場の置き場所と風通しに注意すれば、比較的育てやすいのではないでしょうか。
多肉植物は水やりを多少忘れても枯れないですし、難しい特別なお世話も必要ないです。特にダイソーで販売されている普及型の多肉植物は育てやすいので、子供のファースト植物にもおすすめ。
我が家の八千代も子供と一緒にガンバって育て、たくさん増やしたいと思います。