春秋型が多い多肉植物。冬はシーズンオフといった感じで少し寂しいですが、久しぶりに訪れた町の園芸店で150円均一の掘り出し物の植物に出会え、4点購入。
私が多肉植物の中でも大好きなセネシオ(セネキオ)属が多数あるので、基本情報と合わせて押しポイントを紹介します!
独特なフォルムが魅力!セネシオ属の多肉植物について
春秋に生育期を迎える春秋型が、多肉植物には多いですよね。小さな園芸店ですと店頭に並ぶ量も少なくなり少し寂しい冬場。
そんな冬真っ盛りですが、久しぶりに訪れた観光街ならまちに店舗を構える美和園芸さんで150円均一の魅力的な多肉植物たちに出会えたのでうれしくなり、思わず購入&記事を書いています。
購入したのは主にセネシオ属(セネキオ属)の多肉植物。
(セネシオ属・セネキオ属と呼び名が二つありややこしいので、この記事内では以下セネシオ属で表記統一します)
セネシオ属は主にアフリカ・インド・メキシコの乾燥地帯原産で、多肉セネシオの原種は80種類ぐらい。(セネシオ属自体は2000種ほど)
夏に休眠するタイプと冬に休眠するタイプがありますが、どちらも生育時期は春秋の春秋型。矢じり型など少し変わったカタチの葉っぱや姿がユニークなものが多いです。
多肉セネシオの代表的なものは
- 葉が多肉化するタイプ…銀月・紫月・グリーンネックレスなど
- 茎が多肉化するタイプ…七宝樹や鉄錫杖(てつしゃくじょう)など
他にも日本にはあまり流通していないですが、根茎が多肉化する品種もあるそうです。
多肉植物といえばやはりエケベリアあたりが華やかで人気ですが、私はこのセネシオ属にいつも妙に惹かれてしまいます。日本ではあまりメジャーではないですが不思議な魅力のある種類です…。
2月購入の多肉植物など4種類紹介
それでは早速、今回購入した植物を紹介していきます。私の多肉植物育成の勉強がてら基本情報と合わせて簡単な育て方のポイントを調べたので、よければ参考にどうぞ!
ネット購入のリンクも一応貼っておくので、ご興味が湧いた方は是非購入して一緒に育てましょう!(笑)
七宝樹(しちほうじゅ・しっぽうじゅ)
- 原産…南アフリカ
- キク科セネシオ属
- 別名…candle plant(英名)、アルティラックス
- 花言葉…枯れない愛
小さめのキュウリが縦につながって伸びていくようなフォルムが独特で魅力的!私が好きなセネシオらしい茎太&上へニョキニョキ大きくなるタイプで、ずっと欲しかった多肉植物です。
まさにセネシオ属のアイドル!(と勝手に思ってます笑)今回購入したのは普通のタイプですが、斑入りのタイプもあり、そちらはさらに人気らしいです。
めちゃめちゃ縦に伸ばしたいし、数も増やして七宝樹のキュウリ畑を作りたい!
英名はキャンドルプラント。そういわれると、ロウソクに見えなくもないような気がしてきます。(笑)秋になると葉先がピンク色っぽく紅葉するそうなので、楽しみ。
マイナス2~3度までOKで耐寒性はありますが、高温多湿は苦手。夏場は半日陰&風通しの良い場所に置くのがベストとのことなので、夏場の管理には要注意です。
グリーンネックレス
- キク科セネシオ属
- 原産…南西アフリカの乾燥した砂漠
- 別名…緑の鈴
- 花言葉…豊富・健やかな成長・青春の思い出
多肉植物の寄せ植えによく使われ、おしゃれな人の家によくあるイメージのグリーンネックレス。グリーンピースのようなカタチですが、良く言えば緑色の宝石のようで、きれいです。
ホームセンターなどでもよく見かけますが、小さな鉢でも700円程度で多肉植物にしては少し高額な部類で、なかなか手が出なかった植物。
以前ホームセンターの売り切りコーナーで250円ぐらいで販売されていたのですが、かなり貧相で枯れかけており、これで250円…とちょっと尻込みして購入を諦めた思い出があります。
しかし、今回はそんなグリーンネックレスがその売り切り商品より格安の150円!しかもプリプリしていて元気そう、状態がとても良いです。
グリーンネックレスはツル状に伸びていき1メートルぐらい垂れることもありハンギング向き。耐寒性は2~3度OKで割とあるので寒さ対策はそこまで気にしなくてよさそうです。
ただ日差しは好きだけれども、直射日光よりも柔らかい光と風通しの良いのが好きとのことなので、とりあえずは部屋の中でハンギングにする予定です。小さいところから大きく育てるのが目標。
たくさん増やして外の軒先にも吊るしたいですし、寄せ植えにも使いたい!と気持ちが先走っています。(笑)
ドルフィンネックレス(正式名称ペレグリヌス)
- 原産…南西アフリカ
- キク科セネシオ属
- 別名…イルカネックレス
- 花言葉…豊富・健やかな成長・青春の思い出
念願のグリーンネックレスがあったしもうこれ以上買わないぞ!
と思っていましたが、つい購入してしまったドルフィンネックレス。
グリーンネックレスはグリーンピースのような丸型ですが、ドルフィンネックレスはその丸部分が丸ではなくて、イルカ型。
じ~っと見てると葉っぱが小さなイルカにしか見えなくなってきて、とにかく可愛いです。
実はこちら、先に紹介した七宝樹とグリーンネックレスを交配して作られた品種!私の好き×好きな植物の掛け合わせなので、可愛く見えるのは当たり前だと納得。(笑)
イルカ型の葉は、時々先祖返りして七宝樹のように開いてしまうこともあるのだそうです。(それはそれでツボですが)
また、グリーンネックレスとも違い花も咲かず紅葉もしない、ずっと常緑の種類なのです。
調べていると交配品種ということで親の2品種よりも少し難しく、気を遣って育てる必要がありそう。まとめると、
- グリーンネックレスよりも強めの日光が好き(直射はNG)、急に日差しに当てると葉ヤケするので冬でも日光に当てて慣らしておく
- 耐寒性はグリーンネックレスよりはないようで、3℃以下になったら弱ったり枯れたりすることもある。冬は室内の日当たりの良い場所で管理
- 一般的な多肉植物よりも肥料好きで、生育期の春と秋には月に1回しっかりと緩効性肥料を与えるのがポイント
- 先祖の2種類と同じく夏の高温多湿は苦手なので、夏場は風通しの良い半日陰で管理するのも大切
特に肥料は忘れそうなので、気を付けようと思います。(汗)置き場に関しては時期によって変える必要もありそう。
実際に育ててみないと分からない点も多そうなので、植物の様子をじ~っと観察して工夫して枯らさないように頑張ります。そしてこちらも大きく育てて、たくさんハンギングをしたいと思います!
森のサンゴ
- 原産…熱帯アフリカ・南アフリカ
- トウダイグサ科トウダイグサ属(ユーフォルビア属)
- 和名…アオサンゴ・ミドリサンゴ
- 花言葉…穏やかな性格
セネシオ属ではないですが、森のサンゴという素敵な名前と、名前にマッチした本当に小さなサンゴのような見た目が気に入り購入。
帰宅後どんな多肉植物かと調べてみたところ、どうやらユーフォルビア・ティルカリ。ミルクブッシュの仲間のようでした。(多肉植物じゃなかったのかも…)
ミルクブッシュといえば、アフリカ原産で現地では9メートルにもなるという存在感抜群の植物。
日本では2メートルほどまでだそうですが、大きく育つみたいです。耐寒性は低く、耐暑性は高いということなので、冬の朝晩は室内に入れるようにする予定。
小さいときは多肉質ですが、大きくなると木質化する観葉植物とありました。育て方を見ていると、直射日光はNG、毎日霧吹きで葉水とあったのでやはり観葉植物と同じように育てるのがよさそうです。
草食動物に食べらないように植物内には毒性のある樹液が…。カット剪定する際はビニール手袋(ゴム手袋)を忘れないように気を付けます!
美和園芸さんには良質なエアプランツも時々ある!
美和園芸さんでは切り花を販売している建物の入り口あたりにエアプランツがかごに入って売られていることが時々あります。
今回もフエゴなど3種類がありました!150~250円ぐらいの良心的な価格帯ですが、発根もしていてとてもしっかりしています。中には既に花が咲いているものも。
正直ダイソーの300円エアプランツよりも質が良くお買い得。
今回一緒に購入したのは、こちら。店頭表記の値札の名前をうっかり忘れてしまったのですが、多分カピタータでしょうか?わかる方いれば教えてください。(泣)
エアプランツは好きで冬なのにがっつりソーキングなど世話のしすぎで乾かず枯らしてしまいがち…。(汗)構いすぎず様子を観察しつつ世話をし、春まで持たせたいと思います。
美和園芸さんは切り花や観葉植物が多めで多肉植物の種類は多くはないですが、入荷すると毎回違うラインナップで非常に面白いです。
も全体的にホームセンターと比較してもお値段が良心的な上に、植物が元気で質が良いのでいつも近くまで行くと立ち寄っているお気に入りの園芸店です。
奈良の観光街が近くアクセスが良い立地にあるので、観葉植物や多肉植物好きな方は見つけたら是非のぞいてみてくださいね。
まとめ
大好きなセネシオ属の多肉植物をたくさん購入できた2月初旬。いつかは原種の80種全て集めたいな…というぐらい、見れば見るほどセネシオ属に魅力を感じています。もっと普及すれば良いのに!
紹介した多肉植物をはじめ、店頭でセネシオ属を見つけたら是非購入して育ててみてくださいね。
また定期的に成長記録をアップできればと思うので、ご興味ある方はのぞきにきてください。