冬はお鍋料理がおいしいですよね!鍋のしめにお雑炊やラーメンもおいしいですが、少し重たく感じることはありませんか?
私も鍋のしめが大好きですが、最後に食べ過ぎて苦しくなり後悔することが多々…。(汗)
するするっと食べられるそばでしめられるお鍋はないかなと料理好きの夫に聞いたら、時短簡単にできる「たぬき鍋」を作ってくれたので、レシピをシェアします!
冬といえば鍋!レパートリー足りてる?
寒い冬の料理はお鍋に限りますよね。身体も部屋も温まりますし、具材も温かいまま食べられます。野菜もたくさん摂取できるし良いことずくめ!
我が家は冬に限らず年中お鍋を食べる鍋好き一家ですが、冬の鍋は特にメリットが多く大好きです。
しかし鍋レシピはマンネリ化しがちなのが悩みどころ。何か新しいお鍋はないかな~と思っていたら、料理好きの夫が週末に「たぬき鍋」なるものを作ってくれました。
たぬき鍋とは
たぬき鍋は、たぬきそばの鍋バージョンのようなもの。そばがおいしくなる鍋を調べていた夫がネットで見つけたものをアレンジして作ったそうです。
そばだしベースのスープに天かすや大根おろし、好みの鍋具材を入れて、まるでたぬきそばのように具材を食べ、しめのお蕎麦を楽しむのが、たぬき鍋。
関西では「たぬきそば」は油揚げの入ったおそばのことを言うらしいですが、そこはスルーしておきます。(夫は関西人ですが)
基本こだわり派の夫ですが、今回は簡単&時短という点に重点を置いて作ったレシピ。市販のだしを使って一瞬でできます。(もちろんしっかり自分でだしを作ってもOK)
大根おろしさえ作れれば、料理が苦手な方や私のようなズボラのめんどくさがりやでも失敗なしで作れるはずなので、是非作って味わってみてくださいね。
材料は
たぬき鍋の材料2~3人前
- 市販のそばだし…ストレートタイプ300g×2袋
- 豚肉…250~300gぐらい
- なめこ…1パック
- とうふ…1パック
- ゆでそば…2パック
- 天かす…好きなだけ
- 大根…二分の一か三分の一本分
- 白菜…四分の一株ぐらい
- 水菜…好きなだけ
- 日本酒(あってもなくても)…大さじ1~2ぐらい
- 一味とうがらし…適量
野菜はお好みのものでOK。冷蔵庫に残っている野菜を何でも使ってみてください。ただし大根となめこはあった方がおいしく仕上がります。
さっそく作っていく!【作り方・手順】
野菜を切る&おろすをしたら、あと必要なのは煮込む時間だけですが(笑)、作っていきます!
鍋にだしを入れて日本酒を足し沸騰させる
市販のそばだしをお鍋の中に入れます。今回我が家は希釈しないタイプのそばだしを購入しましたが、希釈タイプのものはラベルの表記通りに薄めてください。
そこに日本酒を一回し加えると味がふっくらしますが、あってもなくても大丈夫です。全て入れたら火をつけて沸騰させます。
材料を切って大根をおろしておく
沸騰させている間に、野菜を洗って適当な大きさに切ります。大根は三分の一から二分の一本ぶんぐらい、おろし器ですりおろします。
大根おろし多めだとさっぱりおいしいので、ここだけ頑張ってすりおろしましょう!これが終わったら後大変な作業はもうありません。(笑)
なめこはざるに入れて軽く水洗いをします。おがくずの除去や増えすぎた乳酸菌を落とすためですが、洗いすぎるとぬめりに含まれる栄養分や旨味なくなってしまうので本当に軽くで大丈夫!
切った野菜と豚肉を入れる
スープが沸騰したら、切った白菜と豚肉を入れて煮込みます。途中あくが出たら取ってください。
水菜・豆腐・軽く水洗いしたなめこを入れる
豚肉・白菜に火が通ってくたっとしたら、豆腐・水菜・なめこを入れて軽く2分ぐらい煮込みます。煮込みすぎると食感が損なわれるので、短めで。
大根おろしと天かすを入れて完成!
火を止めて、天かすと大根おろしを入れたら完成!量はお好みでどうぞ。
完成!実食&感想
ここまでさも私が作ったかのように解説しましたが、作ったのは夫なので、私は食べるだけ。(笑)さっそくいただきます!
う~ん、まさにたぬきそばの味!そばはまだ投入されていないのですが、濃い味のそばだしと天かす・なめこ・大根おろしの存在のためか、たぬきそばを食べているような錯覚を起こします。
これは汁まで飲み干したくなる味。実際、なめこから溶け出した水溶性食物繊維がたくさん汁に溶け出しているので、栄養分をしっかり摂りたいなら汁まで飲み干すのがベスト。(塩分は置いといて…)
お通じ改善にも効果的です!
濃いめの味に天かすでパンチがありそうですが、大根おろしのさっぱり具合でするする食べられます。加えてなめこのとろみのおかげで、豚肉も白菜もとろとろ!
あっという間に具材がなくなりました…。(笑)
お鍋のお供は焼酎「銀座のすずめ」
そばのお供といえば日本酒が欲しくなるところですが、今日はあえての大分麦焼酎。スーパーで買ってきた「銀座のすずめ」です。個人的に名前がツボ!
『銀座のすずめ』とは、かつて銀座において、時を忘れ友らと粋に酔い、語り、夜を明かした粋人たちを、すずめになぞらえて名付けました。
八鹿酒造株式会社公式ホームページより
この焼酎を飲んでいると、まるで自分も銀座の粋な客になったような気分に。(笑)麦焼酎なのですが、ほんのりウイスキーの香りがする不思議な焼酎。
不思議に思い調べてみると、銀座のすずめはアメリカケンタッキー州の蒸留所から取り寄せたバーボンウイスキーの樫樽に貯蔵しているのだそう。だから焼酎なのにウイスキーの香りがするのですね!
たしかに焼酎なのですが、銀座のクラブで出されていても違和感がなさそうなおしゃれな味。ロックでゆっくり楽しむのもよさそうです。
今回はたぬき鍋に合わせましたが、銀座のすずめが庶民的な味のたぬき鍋をワンランク持ち上げてくれたような気がします!
普通のウイスキーはやはり単体か軽いおつまみと楽しむのが良いですが、ほのかにバーボンが香る麦焼酎なら食中酒にもなりますね。
銀座のすずめには今回飲んだ「琥珀」の他に、食中酒や食後酒やカクテルにも合うオールマイティーな「白麹」、より焼酎感を楽しめる「黒麹」もあるそうです。
全部飲み比べてみたくなりますね!
しめはもちろんおそばで
具材は大体さらったら、お楽しみのおそばを投入します!今回は時短のためスーパーによくある格安のゆでそばを使用。こだわられる方はちょっと良いおそばを購入&別茹でして入れてくださいね。
麺が温まったら、追い天かすをして完成!一味を振りかければ絶品そばです!大根おろしのさっぱりさとなめこのとろみも相まって、汁のある限り何玉でも食べられてしまいそうで恐ろしい…。
これは、まさに最後のおそば(メインディッシュ)を楽しむための鍋です。そば好きの方は、是非おそばを多めに用意して最後まで楽しんでくださいね!
まとめ
しめのおそばが一番おいしい、たぬき鍋。先に食べた具材は最後のおそばのための前菜だったのではないかと思ってしまうぐらい、最後のおそばがおいしかったです。
さっぱりめが好きな方は大根おろし多め、こってりが好きな方は天かす多めにするとよりおいしく食べられるのではないでしょうか。
是非冬の鍋レシピのレパートリーに加えていただけたら嬉しいです。