今の戸建て住まい入居時にエアコンを家電量販店で新品購入・リビングに設置した我が家。そんなエアコンも10年目となります。
犬がいるため夏場は毎日フル稼働してますが、2年ほど前から秋口になるとポタポタと水漏れするようになりました。困って親戚の電気屋さんに原因と対策を聞いてみたので、シェアします。
あわせて私がした、まずは自分でできる簡単掃除方法をご紹介します。
我が家のポタポタ水漏れエアコン

築約100年のザ・古民家の木造戸建て住宅である我が家。約10年前の入居時に、家電量販店でエアコンを新品購入しました。
使用中のエアコンは、東芝TOSHIBAのRAS-401E(W)。14畳用のルームエアコンです。隙間が多い古民家、8.5畳と4畳の続き間用(畳部屋)として大きめの畳数のエアコンを購入しました。
暑さに弱い犬がいるため、夏場6月~9月頃まではほぼフル稼働。冬は灯油を使用するため、エアコンは使いません。半年ほど休ませた後、毎年6月頃に使用再開します。
社畜なみのひどい扱いにもかかわらず毎日頑張って働いていてくれましたが、2年ほど前から9月頃になるとポタポタと本体吹き出し口から水漏れするようになりました。

ジャーっと大量に出るわけではないのですが、吹き出し口の端の方からポタポタ、ポタポタ。エアコンの下に棚を置いてあったため、棚上の本がビショビショに濡れてダメになってしまいました。
もし棚がなくても床が畳なので、ダメージは大きかったです。(汗)
大量に出るわけではないですしエアコンは効いているので下に水受けを置いておけばどうにかはなりますが、故障かもしれないし気持ちが悪いです。
毎年秋のエアコンがなくても何とかなりそうな時期になるので、使用を中止。また翌年の初夏に掃除して起動すると、水漏れはなく通常通りに運転するようになります。
今のところはそれでいけていますが、今年は新品で購入したエアコンも10年目。いつ急に壊れてもおかしくはありません。
電気屋を営む遠方の親戚に法事で久しぶりに会う機会があったので、症状を伝え対策を聞いてみました。
ポタポタ水漏れの原因は2つ!対策は?

ネットでポタポタ水漏れについて調べていると、「ドレンホースの詰まり」というのがよく出てきたのでそれかな?と電気屋の親戚に聞いてみましたが、
ドレンホースが詰まっているなら、ポタポタじゃなくてもっとジャーってたくさん水が出るよ
とのこと。同じような時期にエアコンを購入した姉夫婦も一度エアコンからジャーっと滝のように水が流れ出てきたことがあり、ドレンホースを掃除して向きを調整したらすぐに治ったそうです。
もちろんドレンホースの詰まりでポタポタ水漏れの方もいらっしゃると思います。
ただポタポタ水漏れ時のときにホースの見えるところはつまりを確認して向きも調整しましたが効果はなかったですし、我が家の場合はドレンホースの詰まりではなさそうでした。
じゃあ何が原因なのかというと、
- 内部に汚れが溜まっている
- ガス漏れ
この2つのどちらかの可能性が高い、とのこと。(※フィルター目詰まりはしていない前提です)
我が家は10年間、エアコン掃除はセルフ掃除でフィルター掃除と見えるところを拭くだけです。
表面的にきれいに見えても、エアコン内部には色々溜まっているだろう
とのこと。
それらの汚れが詰まって冷気がうまく外に出てこられず、中にこもって水滴になって出てきてしまうことがあるようです。
この場合の対策は、業者にエアコンクリーニングをしてもらうこと。相場は大体1万前後。キャンペーンなどがあれば6000円台ぐらいで出来るときもあるのだとか。
2つ目の可能性は冷媒ガスのガス漏れ。古いエアコンの場合やエアコンに何らかのアクシデントがあった場合、中のガスが減少してしまうことがあるのだそうです。
ガスが抜けガス欠状態になると冷暖房が効かなくなるらしいですが、初期段階ではフィン(熱交換器)が結露してポタポタ水漏れすることも。
エアコンクリーニングしても治らなけらば、ガス欠の可能性が高い
そうです。ガス欠の場合は業者に連絡して修理してもらう必要が。ガス漏れの場合は10000円以上、場合によっては数万円になることもあるようなので、まずは見積をもらうのがよさそうです。
今すぐ自分で確認できる原因追及方法2つ
自分でもネットで原因を調べてみたところ、内部フィンの結露で水漏れが起こることもあるとの情報が。(内部に汚れが溜まった時と似ていますが)
この場合はエアコンの風量を最大にすると水漏れが直るのこともあるのだそうです。
内部の汚れでフィンが目詰まりしている上に風量が少ないと、エアコンの中に冷気が溜まって中で結露してしまうのが結露&ポタポタ水漏れの原因。
なので、たまった冷気を外に強風で強制的に出せば解決できることもある、ということ。
簡単にできるので、ポタポタ水漏れしたらまず試してみたい方法ですね。もしこれで直った場合も、結露の根本的な原因は内部フィンにたまった汚れなので、また同じ現象の繰り返しになることも。
業者によるエアコンクリーニングを一度行った方が安心そうです。おすすめ業者↓
それでも直らなければ、次は室外機の確認を。

夏場の場合、エアコンを最低温度にして稼働し、室外機から出る風を触ってみる。
室外機から出る風が生暖かくない=常温の場合、ガス欠で熱交換がうまくできていない状態
普通は冷房を使えば、熱交換のため室外機からでる風は室内とは逆に生暖かいもの。もし室外機からの風が通常通り生暖かいようであれば、ガス漏れが原因ではなく内部の汚れの可能性が高いかも。
その場合、まずは業者によるエアコンクリーニングで内部洗浄をしてみるのが得策!
ということになります。(きれいにしてもらって損はないですしね)
今すぐエアコンを動かしたい!セルフクリーニングをしてみた

冬の間は灯油の暖房メインのため、エアコンを使用しない我が家。
エアコンの休息時間が長いためか分かりませんが、初夏の再起動のときにはポタポタ水漏れがなおってしまっていますし、前述した室外機の風温度にも異常がありません。
しかし急に水漏れし出したらまた困る…ということで、
今年こそはとりあえずエアコンクリーニングを業者にお願いしよう…
と決意。
しかし6月になり急激に蒸し暑くなりすぐにエアコンをつけないと体調不良になりそうに。
あわててエアコンクリーニング業者の来られる日付をネットで確認しましたが、初夏はエアコンクリーニングも繁忙期で1週間後しか予約がとれません。
さすがに待っていられない…ということで、まずはできる限りのセルフクリーニングをすることに。使うのはエアコン洗浄スプレー。
エアコン本体にスプレーするだけでフィンの奥まで徹底洗浄してくれて、汚水は配管から流れ出ていくので手間いらず
という画期的な商品です。消臭・除菌・防カビも同時に可能。
アマゾンなら1本あたり500円ちょっとと値段もお手頃ですばらしい商品だと思いましたが、中には
スプレーの力が弱いので、汚れが落としきれずフィンの中にたまるので逆効果
という口コミも。
賛否はあるようですが、やらなくても水漏れするかもしれないなら、やってみた方が良いと思い我が家はこのスプレーを使用して掃除することにしました。
用意するもの
- エアコン洗浄スプレー
- 割りばし・輪ゴム・キッチンペーパー
- 掃除機
- あれば、いらないタオル(柔らかい布)
- ビニールシート(エアコン下に敷く用)
スプレー以外はほとんど家にあるよ、という方がほとんどかと思います。
いらないタオルは本体を拭いたりフィルターを洗った後に水分吸収するのにあれば便利ですが、キッチンペーパー等でも代用可能です。善は急げ。あるものを使って、なるはやで掃除しましょう!
掃除の手順
いつもは掃除好きな夫がパパっとやってくれるのですが、あいにくタイミングが合わず、今回はズボラで掃除嫌いな主婦の私が一人で掃除することに…。(汗)
非力な(笑)主婦でも簡単にできる掃除方法を調べて実践してみました。
- 電源プラグを抜く
- フィルターの汚れを掃除機で吸って、水洗いし乾かす
- その間にルーバーなど見えるところをお湯をつけて絞ったキッチンペーパーで拭き掃除
- エアコン洗浄スプレーを1本丸々フィンにかけ、10分放置
- フィルターを戻し、窓を開けてエアコンを最低温度で1時間稼働
掃除自体は多めに見積もっても1時間ぐらい、普通なら30分もあれば余裕だと思います。

まず電源プラグを抜くのは、感電を防ぐため。忘れずに抜きます。
万が一水漏れしたときのためと、洗浄スプレーが垂れたときのために、ビニールシートをエアコン下に敷きます。我が家は庭用に購入してあったダイソー(100均)の園芸シートを使用。

フチがスナップボタンで立ち上がるようになっているので、普通のビニールシートと違って水漏れしても漏れた水が床に流れていかないので便利です。

フィルターは掃除機で大きなホコリを吸った後に水洗いすると、目詰まりしにくいのでおすすめ。ホコリがひどい場合は、外す前にハンディ掃除機で吸い取ってしまうとホコリ落ちが軽減します。
秋の使用終了時に(掃除得意な夫が)掃除してあったのでひどいホコリはありませんでしたが、それでもホコリがうっすらと積もっていました。
水洗いした後はキッチンペーパーかタオルで両面を挟み込み水分をとって、外に干します。天気がよければ数十分で乾きます。

吹き出し口のカビや汚れを、割りばしにキッチンペーパーを巻いて輪ゴムで留めた棒で拭きとります。
棒が用意できたら、お湯を付けて軽く押して絞り掃除。汚くなったらキッチンペーパーを交換します。割りばしなしでやっても良いですが、細い隙間なので、割りばし掃除棒を使うと早く終わります。
真っ黒のよく分からない汚れがたくさんつきました…。

そしてついにエアコン洗浄スプレー!使い方は超簡単で、まずはストッパーを上に持ち上げて切り取り、勢いよく6回以上缶を振ります。(振りが足らないと霧状にならないそう)

そして、フィンの部分のみに5センチほど離してひたすらスプレーをシュー!けっこうすごい勢いです。逆さにする必要はありません。1本丸々使うのですが、使い切るまで約90~120秒かかります。
機械部分にかからないように注意!フィンのみにかけましょう
最初は楽し~♪と思いやっていましたが、意外と噴射時間が長くだんだんと腕が疲れてきました。横着せずに踏み台を用意した方が楽だったなと反省。
我が家は噴射した液が、フィンからポタポタと結構落ちてきました。水浸しというわけではありませんが、下にビニールシートを敷いておいて正解でした。

10分乾燥させたら、フィルターを再び取り付け電源プラグを差します。
エアコンを最低温度(我が家は17度でした)にしてオン!窓を開けっぱなしにして1時間稼働させると、結露でカビが溶け込み臭いが少し軽減するそうです。冷えているか、水漏れも確認。
最初は少しホコリが飛んで独特のエアコン汚れのようなにおいがしましたが、すぐに消えました。しばらく観察していましたが、水漏れの気配はありません。
秋口に毎年ポタポタ水漏れをする我が家の場合は、長時間使い続けることによる機械の疲弊もあるような気がします。(フィルターは定期的に掃除しているので)
ただしその原因の根本は、やはり内部にたまった汚れでしょう。
今はとりあえずのセルフクリーニングで水漏れなく使えていますが、根本的に解決していないので、またポタポタ水漏れが起こる可能性は高いです。

畳部屋である我が家は、急な水漏れに気付けなかった場合畳が水浸しに…。犬がいるため家にいないときも常にエアコンつけっぱなしの我が家。もしも外出時に水漏れが起こったら、被害甚大です。
かといってずっとエアコン下にビニールシートを敷いておくのも格好悪いしスペースの無駄。(汗)
エアコンクリーニングは約1万円という決して安くはない金額ですが、買い替えるよりはずっと安いですし、キレイになって気分よく安心して使えるようになります。
出遅れましたが今年こそはポタポタ水漏れが起こる前に業者エアコンクリーニングをしてもらって、気持ちよく夏のおうち時間を過ごします
↓安心の大手企業はこちら!今年も猛暑が予想されるので、混み合う前に済ませて快適な夏を過ごしましょう♪
まとめ
ポタポタ水漏れエアコンの原因は、フィンの結露か、内部の汚れか、冷媒ガス漏れのどれかの可能性が高いです。ガス漏れの場合は室外機からの風が常温になるので、まずは確認してみましょう。
我が家のように長期間使用していないと水漏れが治る、という場合は内部汚れかもしれません。
業者によるエアコンクリーニングが一番おすすめですが、まずは市販のエアコン洗浄スプレーを使ったセルフクリーニングをしてみました。
プロの内部洗浄とはレベルが違うので一時しのぎかもしれませんし、本当に古くて汚れがひどい場合は逆効果ということもあり得ますが、我が家は今のところこれで水漏れなく稼働しています。
暑すぎて熱中症になる前に、取り急ぎエアコンを付けたい!という方の参考になれば幸いです。