色々な毛色があるのが、犬の魅力の一つ。特に人気犬種トイプードルには10種類以上の色々な色の犬がいますが「色によって性格が違う」というようウワサを時々耳にします。
我が家にはホワイトとブラックのトイプードルがいるので、気になって調べてみました!
一般的に言われる色による性格の違い(トイプードルの場合)
トイプードルのホワイトとブラックを飼育中の我が家。
毛色による性格の違いは個人的にはあまり感じていませんが、人間のお国柄による性格の傾向と同じで、犬も毛色による性格の傾向は多少なりともあると思います。
「犬 毛色 性格」のキーワードでグーグル検索し、上位10サイトに書かれていたトイプードルの毛色による性格の違い傾向をまとめたので、性格占い程度の参考にまずはご覧ください。
実際にトイプードルを飼育されている方は自分の飼い犬と色の傾向を見比べてみてくださいね。「あるある!」「そんなことないよ~」と思う点がたくさんあって興味深いかと思います。(笑)
※トイプードルには今回記載以外にも様々な中間色がありますが、この記事では割愛させていただきます。ご了承ください。
ホワイト
- 社交的で他の犬とも仲良くできる、多頭飼い向き
- 警戒心が強く慎重
- 服従心が強く、気が強いが甘えん坊
- 愛情深く、感情を素直に表現する
ブラック
- 最も賢い毛色
- 運動神経がよく、骨格もしっかりしている
- 服従心が強く、少し人見知り
- 落ち着いていて控えめ、飼育初心者も◎
レッド・アプリコット
- 明るく天真爛漫
- やんちゃでおてんば
- 人懐っこくておだやか
- 神経質な一面も
- 飼い主には自己主張強くしつけは根気よく
- 協調性は少し欠けるので多頭飼いには不向き
シルバー・ブラウン
- 明るく活発か、穏やかで控えめのどちらかが多い
- マイペースで落ち着きがある
- 独立心旺盛、自由な性格で意志が強い
- 人見知りがあり協調性には欠ける面も
- 飼い主に従順で記憶力も良い
- 一人遊びや留守番が得意
実際のところはどうなのか?我が家の犬たちの場合
我が家はホワイトとブラックのトイプードル2匹を飼育中。上の毛色による性格の違いと比べてみると、当てはまる点もあればそんなこともない点もあり、当たっている確率は五分五分といった感じでした。
白色(シロ)の性格
- 社交的で他の犬とも仲良くできる、多頭飼い向き→△外で出会うワンちゃんには友好的だが、同居犬クロと仲良くはない(一緒に遊ばない)
- 警戒心が強く慎重→◎
- 服従心が強い→◎主と認めた夫への服従心は確かにすごい
- 気が強い→×
- 甘えん坊→◎
- 愛情深い→◎泣いていると慰めてくれる
- 感情を素直に表現する→×素直に甘えるのが苦手
黒色(クロ)の性格
- 最も賢い毛色→×シロの方が頭は良い
- 運動神経がよく、骨格もしっかりしている→◎
- 服従心が強く、少し人見知り→○ただし人見知りは最初だけ
- 落ち着いていて控えめ、飼育初心者も◎→×いつまでも子犬のように落ち着きがない、何かにつけて積極的
確かに傾向的には合っているところもありますが、試しに他の毛色の性格に当てはめてみても当てはまる点もありました。血統書を見てみるとご先祖様には違う色の犬もいたようなので当然かと思います。
我が家の飼い犬は2匹とも違うブリーダーさんから譲り受けたトイプードル。
シロがいたブリーダーさんのところはシロのように全体的に落ち着いた犬が多い印象で、クロがいたブリーダーさんのところの犬は人懐っこい犬が多いという印象でした。
クロのブリーダーハウスではそこで飼育されている成犬になったトイプードルも見ましたが、今のクロと同じように子犬と間違えてしまうような人懐っこい動きをしていました。
やはり犬の性格は毛色よりも血統(遺伝子)による個体差が大きいように感じます。
犬の毛色によって本当に性格は違うのか?考察
人間が人種によって髪の色が違うように、犬も毛色はホワイト、ブラウン、ブラック、イエローなどなど色々です。
その毛色の違いによって性格が違うのかどうか気になるところですが、結論から言うと「色の毛色によって性格が決まることはない」と私は思います。科学的な根拠はないからです。
この記事を読む多くの方は私と同じ日本人だと思いますが、髪の毛の色が黒色の日本人だからといってみんなが「まじめで協調性がある性格」ではないですよね。
逆にアメリカ人だからといってみんなが「個人主義で社交的な性格」というわけではありません。誰しも肌や髪の色・人種によって性格を決めつけられるのは不快なことだと思います。
でも一般的に言われる日本人の「まじめで協調性がある性格」やアメリカ人の「個人主義で社交的な性格」というのは一般的な傾向としてはあながち間違っているとはいえません。
よく言われる人種による性格性はお国柄・その国の歴史や風土、私たちが育ってきた環境に大きく左右されるからです。
少し脱線しましたが、犬の毛色もそれと同じようなもので、犬の色による性格の差が見られるならばそれはあくまでも「傾向」です。
特に血統書付きの犬の場合、その色を固定するために同色系の犬の交配を続けてきたでしょうし、新たな色を作り出すためには他の犬種と交配させているはず。
その色を作り出すために取り入れた他の色の犬種の性格が引き継がれて、その色特有の性格と言われることはあるかもしれません。
私は毛色うんぬんよりも、その子の血筋の性格が受け継がれているような気がします。
毛色じゃなくて実際に見た僕たちそれぞれの性格や雰囲気で飼うか考えてほしいワン!
番外編:白い犬が臆病で警戒心が強い理由は
これは本当に個人的な考えなのですが、自然に馴染むような濃い色の犬(黒色や茶色など)の方が活発で物怖じしないような気がします。
我が家の場合でも白色のシロの方が何かにつけて慎重で臆病、黒色のクロの方がやんちゃで好奇心旺盛。
近所の犬でも白色や薄い色の子は臆病な子が多く、黒色や濃い茶色っぽい犬は人懐っこい子が多い傾向がある気がします。
実家では雑種の猫を2匹飼っているのですが、一匹はよくいる全身茶色の猫で、もう1匹は茶色に白色が多く入った猫。やはり全身茶色の猫の方が好奇心旺盛で、白が多い猫の方が警戒心が強く慎重です。
ラブラドルレトリバーは黒色やチョコはやんちゃで好奇心旺盛、イエローはおだやかで落ち着いていて盲導犬によくなる、というのも聞きます。
我が家は奈良公園近隣に住んでいてよく散歩中に鹿と遭遇するのですが、何もしていないのに鹿におどされるのはいつもシロ。クロは目立たないからか、鹿に見向きもされません。
そのせいで僕は鹿よりも強いと思ってるワン!
野生の場合、白い色は自然界で目立つので本能的に警戒心が強く慎重になっているのではないか、だから白っぽい犬は割と慎重で臆病なのではないか、というのが個人的な見解です。
これは根拠も何もない個人の考えなので、真剣に参考にはしないでくださいね!(笑)
まとめ
犬の毛色による性格の違いは、あくまで傾向。丸っきり鵜呑みにする必要はないですが、そんな傾向があるかもな~と思ってみてみるのも、性格占いのようで楽しいです。
実際に犬を飼育する場合は、犬の毛色よりもその犬自身の性格をしっかりと見て一緒に生活するかどうかを決めたいですね。