「我が子は電車が好きだけれども、絵本ってたくさんあってどれを選べば良いか分からない…」といったお悩みをお持ちではないでしょうか。
この記事では、電車が大好きな現在5歳の息子が3歳頃から5歳までの約3年間、ずっと読み続けているヘビーローテーション中の電車絵本をご紹介します。
電車好きな幼児の絵本選びの参考になれば幸いです。
電車好きな子供が何度も読むおすすめ鉄道絵本8選
絵本ってとてもたくさん種類がありますよね。
我が子は電車が好きだけど、たくさんの絵本の中から子供が好きそうな絵本を選ぶのって難しい…
というお悩みをお持ちではないでしょうか。
私も同じような悩みを持って、何度も図書館通いしたり書店の店頭で絵本をチェックしてきました。
電車好き歴約3年の息子(今年6歳)にたくさんの電車絵本を読み聞かせしてきましたが、その中でも息子の反応が良く、何度も何度も読んでいる絵本を厳選してご紹介します。
3~6歳ぐらいの電車好き幼児のいる方の、絵本選びの参考になれば幸いです。
電車好きな子供におすすめの絵本
- しゅっぱつしんこう!
- カンカンカンでんしゃがくるよ
- はみがきれっしゃしゅっぱつしんこう!
- はしれ!かもつたちのぎょうれつ
- あさいちばんのしんかんせん
- しんかんせんのぞみ700だいさくせん
- イナヅマごうがやってきた
- かもつれっしゃのワムくん
数字の番号が小さい方が文字数が少なく、番号が大きくなると文字数が多めになります。年齢によって選ぶ目安にしてください。
それでは、それぞれの絵本ついて番号順に簡単にご紹介していきます。
※廃盤絵本も含めてご紹介します。廃盤絵本ですが良い絵本で、図書館にあることも多いですし、古本屋やフリマアプリでも購入できますので参考にしてください。
しゅっぱつしんこう!
あらすじ…おかあさんとみよちゃんが特急・急行・普通電車の3本を乗り継いで、おじいちゃんの家に遊びに行く。
古本屋さんで息子が一目ぼれして購入した絵本。購入したのは月刊絵本で「2歳児向けセレクション」と表紙にありましたが、5歳になった現在でも毎日のように読んでいるヘビーローテーション本です。
短いですがテンポがよく、自分が電車に乗って旅行しているような気分が味わえる絵本。1982年発行の比較的古い絵本で登場する車両も昭和時代の古いものですが、それがまた新鮮で良いようです。
出てくる車両は上野駅から東北地方を走っていた特急「はつかり」などだよ!
名作「しょうぼうじどうしゃ じぷた」を描いた挿絵画家・アートディレクターの山本忠敬(ただよし)さんの作で、写実的でリアルな描写が美しく、臨場感が感じられます。
親の私的にも短いので眠いときでも気負わずに読める、大好きな本です。(笑)
のりものだいすき カンカンカンでんしゃがくるよ!
あらすじ…どうぶつたちの住む「どんぐりむら」の踏切がカンカンカンと閉まり、いろんな電車が通過していくのを見る。
こちらの絵本は、踏切にもとても興味を示しだした2歳頃に購入しました。
ぞうくんやうさぎちゃんなどのどうぶつたちが踏切が開くのを待って電車を見ているのですが、ほのぼのとした優しいタッチの絵がほのぼのとして何ともかわいらしいです。
登場するのが全て人間ではなく動物というファンタジー感も楽しい絵本。貨車の数を1つ、2つ、と10まで数えるシーンがあり、数字の読み方の勉強にもなりました。
出てくる車両はJR東海道線、貨物列車の桃太郎などだよ!
電車の他にパトカーや消防車・カーキャリアなども登場するので、乗り物全般が好きな子はより楽しめるはず。絵本がA5の小ぶりのサイズ感なのも気軽に読みやすく、うれしいポイントです。
はみがきれっしゃしゅっぱつしんこう!
あらすじ…はみがき嫌いな「たっくん」のお口の中を「はみがきれっしゃ」になった歯ブラシが「しゅっしゅっしゅっしゅ」と走ってきれいにしていく。
我が子は歯磨きがあまり好きな子ではなく、かなり適当だったのですが(汗)、
この絵本を読んで
しゅっしゅっしゅっしゅ、おくのはえきにとうちゃく~
などと言いながら仕上げ磨きをしたら大喜びでしっかりと大きなお口を開けてくれるように。
絵柄はイラスト調でかわいらしいです。歯磨きが嫌いなたっくんと自分を重ねて共感できる部分があるようで、何回も読んで!と言ってきました。
5歳の今でも、この絵本のセリフで仕上げ磨きをしています。(笑)楽しく歯磨きできるようになるので、歯磨き嫌い&電車好きな子供は必読です!
はしれ!かもつたちのぎょうれつ
あらすじ…色とりどりの貨物たちを貨物列車が引っ張って走っていく。
こちらは外国の絵本を訳した絵本でとてもシンプル、そしてとにかく絵が美しくあっという間に読み終わってしまいます。
これだけの短い文章と絵で貨物列車のスピード感や迫力を感じられるのは、本当にすごいと思います。
絵本を読んで「良質な物語に触れる」というのももちろん大切ですが、美しい絵に触れて美的感覚を養うという役割も。まさに子供が初めて触れる芸術作品にふさわしい絵本です。
あさいちばんのしんかんせん
あらすじ…おかあさんと男の子が、朝一番の新幹線に乗って東京から福岡まで行く。
この絵本は図書館にあった古い絵本なのですが、息子は大のお気に入りでもう何回借りたか分かりません。(笑)
廃盤絵本。上記に商品リンクがありますが、中古品なので値段は変動します。図書館やフリマアプリ古本屋などでもチェックしてみてくださいね。
新幹線の車窓からの風景や停車駅で見えるもの、今はなき食堂車の風景などが描かれています。
富士山や関門海峡の海底トンネル、名鉄や広島の路面電車なども出てくるよ!
上りの新幹線と下りの新幹線がすれ違いざまにお天気について会話するシーンがあり、ごっこ遊びや妄想が好きな息子にはうれしいポイントだったみたいです。
全てが切り絵で描かれているのも、素敵な絵本。(なかなか切り絵などと触れ合う機会ってないですよね)
しんかんせんのぞみ700だいさくせん
あらすじ…電車好きの小学生の男の子2人が、はじめて2人きりで新幹線で東京から名古屋に行って、帰りは鈍行列車で小田原まで帰ってくる日帰り旅に挑戦する。
今はとても子供だけで電車に乗るなど考えられない息子ですが、はじめて読んだときは
小学生になったらこんな風にドキドキしながら電車で旅行ができるのか…
という衝撃を受けた様子。
廃盤絵本です。上記リンクにある中古品価格になるため、変動します。図書館や古本屋やフリマアプリでもチェックしてみてくださいね。
この絵本は5歳になってから読みましたが、来年小学生ということもあり、かなりのめり込んで読んでいます。
切符を自分で買い新幹線だけではなく鈍行列車での旅もして、そこには楽しいことばかりでなく不安に思うこともある、思った通りじゃない、という描写があるのが他にはない熱いポイント。
東海道線では各駅停車でなかなか進まないんだよ…
2人の男の子はかなりの電車好きらしく、〇〇系などマニアックな呼び方をしていて息子は憧れを抱き、言い方の真似をしています。(笑)
2001年発行の少し古い絵本ですが、電車×冒険のドキドキ感が味わえる一冊。電車の車両などに多少詳しくなってきた時期に読むと、より楽しめると思います。
イナヅマごうがやってきた
あらすじ…切符がないけれど蒸気機関車のイナヅマ号に乗りたい2人の男の子が走ってイナヅマ号を追いかけていたら、峠を越えられず停まったイナヅマ号を発見。助けたらお礼に乗せてもらえて…。
舞台は明治時代の奈良。奈良から京都の加茂をつなぎ、わずか9年で廃線となった幻の「大仏鉄道」の真っ赤なイナズマ号についてのお話です。
廃盤なのかアマゾンや楽天では在庫がありませんでした。図書館や古本屋、フリマアプリをチェックしてみてくださいね。
月刊絵本「こどものとも」2020年の絵本。私たちが住んでいるのが奈良ということもあり、かなり親しみの持てる絵本で何度も読んでいます。
イナズマ号を実際に見たことのある方の子孫の方々に聞き込みもして作られたというこの絵本。親の私が読んでも、
当時は本当にこんな感じだったんだろうな~
とワクワクしましたし、歴史ロマンを感じました。
なかなか小さい子供に昔の日本の様子を教える機会はありませんが、「お勉強」ではなく、大好きな貨物列車が出てくる絵本で当時の様子を見て感じ取れるのはうれしい点です。
かもつれっしゃのワムくん
あらすじ…貨車のワムくんが他の様々な車両と連結して貨物列車として走り続けるのですが、最後は海の中を走って泳げずに脱線しそうに!でもそれは実はワムくんの夢だった。
なんともファンタスティックなストーリーです。
廃盤絵本のため、上の商品リンクではとんでもない金額になっています。図書館で借りるか、古本屋やフリマアプリで探してみてくださいね。
こちらは息子が古本屋さんで3歳頃に絶対にこれ!と言って一目ぼれし購入した絵本。
文字も多めだし3歳には難しいのでは…
と思ったのですが、想定外にハマり5歳の今になるまでにかなりの数を読んだ絵本です。
1984年のこの絵本、舞台は国鉄でタキ43000、レム6000、EF66など本物の車両が数多く登場。リアルとファンタジーの組み合わせが見事です。
先に紹介した「カンカンカンでんしゃがくるよ!」をもう一段階リアル&ファンタジックにした感じなので、カンカンカンでんしゃがくるよ!が好きな子はハマるかもしれません。
また、「がたごとかたんこ」「コーンコンコンきつねかな」など、独特の言葉のリズムが何ともくせになる絵本です。
まとめ
今回は、3~6歳ぐらいの電車好き幼児におすすめの絵本を8冊厳選紹介しました。
好みはあるとは思いますが、どの絵本も電車好きの我が子はドはまりして何度も読んだ本ばかりなので、まずは図書館で借りて是非読んでみてくださいね。