古民家

子供との古民家暮らしは快適!古民家で子育てしてよかったと思うこと

わが家の子供は古民家生まれの古民家育ち。5歳になりますが、健康ですくすくと育っています。古民家での子育ては、思っていたよりも良い点がたくさんありました。

今回は実際古民家で子育てしてみて感じた、古民家暮らしが子供に与えた良い影響やメリットだなぁと感じていることをお伝えします。

身体が丈夫になった

赤ちゃんのころ、しもやけがひどかったです。

古民家の冬はとにかく寒いです。わが子は生後半年ぐらいのときにはじめての真冬を経験し、足の指にパンパンにしもやけができました。

マンション暮らしをしている祖母からは、「今時の子でこんなしもやけできる子おらんで~、昔の子みたいやわ。強なるなぁ。」と言われました(笑)。

その言葉の通り現在5歳になるわが子は健康優良児。子供なので年に数回風邪は引きますが、病弱という言葉とは縁遠い感じです。冬場も他の子に比べ薄着でも平気そうな顔をしています。

古民家なので隙間が多く、ほこりや花粉などが入りやすい空間で幼い頃から生活しているので免疫力がついたのもあるかもしれません。

もちろん生まれもっての体質はあるとは思いますが、古民家暮らしが身体を鍛えてくれたのではないかと思っています。

地域のご年配の方々に可愛がってもらえる

近所のおじいちゃんと一緒にお散歩中

古民家がある場所は、大抵昔からある住宅街。我が家も旧家が多い住宅街にあり、ご年配の方が多く住んでいて、町内に子供は数名しかおらず、子供会もありません。

自分の子供は独り立ちして出ていき夫婦2人暮らしというご年配の方も多く、そんな方々に息子は孫のように可愛がってもらっています。

息子はご近所のおじいちゃんから昔の奈良の様子を聞いたり昔ながらの遊びや知恵を教えてもらったり、親の私も知らないたくさんの貴重なことを教えてもらい経験しています

防犯の問題もあってか、血縁のない大人と接する機会が昔に比べ減っているように思います。

しかしここでは地域の人々にも見守ってもらい、ダメなことはダメと教えてもらい、地域で一緒に子育てしてもらっている感じがします。

息子がもう少し大きくなって近所を一人歩きするようになっても、見知った顔の近所の方々に見守ってもらってると思うと安心感が(在宅してる方が多いので)。

同年代の方が多い新興住宅街やマンションでの生活もメリットがたくさんと思いますが、息子が大きくなったときに、ここでの年配の方々との交流が大きな財産となり役立つ日が来ると感じています。

仕方ないということを学び工夫する力がついた

息子の口癖は「しかたないよね」「まあいっか」。元々おおらかな子ではありますが、古民家暮らしがよりおおらかでおだやかな子に成長させているような気がします

たとえば家が寒いのは古くて隙間が多いから仕方がないこと。それならば服をたくさん着たり暖房のそばに行ったりすればいい。

家の中に虫が出るのも、隙間があるからだし害虫でも生きていて食べ物が必要だから仕方がないこと。見つけたら外に逃がすか駆除すればいい。

古民家では構造上どうにもならないことがたくさんあります。息子はそこで怒ったところでどうにもならないということを幼い頃から体感しているので、怒るよりも自分で考え工夫する力がついたと思います。

一軒家なので飛び跳ねても問題ない

家の中を爆走したり、ソファで飛び跳ねることも度々。

これは古民家にかかわらず一軒家だったら当てはまることですが、子供が思いっきり飛び跳ねたり走ったりしても、近所迷惑を考えなくていいという点は気持ちが楽です

「おうちは一軒家でよかったねえ。マンションだったらこんなにバタバタできないからねえ。」と息子が大暴れする度に伝えているので、本人も一軒家だからこそのできること、とそのありがたさを実感していることと思います。

自然の驚異を感じられるようになった

古い木造の我が家は、雷がひどいとき、家が振動します。近くに落ちた時はかなり揺れるので息子は雷をとても怖がります。

地震のときも同じで、震度の割に揺れはひどい気がします。揺れる分振動を逃して倒壊を防いでくれているのでは、と思っているのですが…。

集中豪雨のときはトイレ前の天井から水が滴り落ちてきて、廊下が水浸しになることもあります。気密性が高くしっかりした現代住宅に住んでいたら経験できないことだと思います。

「雨や雷など自然はこわいもの」という認識をしっかりと持つことは、キャンプやもしもの災害時に危険を察知して早く動けるということ。大きくなったときにわが身を守ることにつながると考えています。

日本文化になじみ深くなった

ならまちの町家、にぎわいの家

木造で畳にふすま、障子に昔ながらのゆがんだガラスなど、ザ・古民家の要素が満載の我が家。そんな家で育ったからなのか、息子は日本的なものに割と興味関心があります。

親の影響もあるとは思いますが、ならまちの町家「にぎわいの家」や東大寺興福寺などの神社仏閣を巡るのも好きな、しぶい子になりつつあります(笑)。

近代化が進む中で、日本文化を感じられる空間に身を置き生活する機会は減っているように思います。これからより国際化が進むにあたり、「日本文化」を知っているというのは強みになることでしょう。

幼い頃から日本文化になじみを持って暮らせるというのは、将来息子にとってプラスになると思っています。

終わりに

庭の砂場にて遊ぶ息子

今回は古民家での子育てで感じたメリット6選でした。意外にもメリットの多い子供との古民家暮らし。近所に同年代の家族や子供が少ないというのはデメリットになるかなと思っていましたが、それ以上に得るものがあるように感じています。

子育て世代の方は、古民家での子育ても視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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