赤ちゃんと犬 同居生活、実際どう?注意したこと・工夫したこと

現在、我が家はトイプードル2匹と5歳の子供が仲良く暮らしています。とはいえ、犬のいる家に赤ちゃんを迎える当初は赤ちゃんがアレルギーになるのでは、犬が赤ちゃんを嫌がるのではないかと不安だらけでした。

私と同じようにこれからはじまる赤ちゃんと犬の共同生活に不安を抱いている方もいらっしゃると思います。今回は、赤ちゃんと犬の共同生活の中で私が気を付けたこと、注意したこと、工夫したことをお伝えします。

使ってよかったベビーグッズも紹介するので、よければ記事を読んで参考にしてくださいね。

我が家の子供と犬について

トイプードルのシロとクロ

我が家には、下記の犬2匹、子供1人がいます。

  • トイプードル(オス)…長男・シロ(子供0歳時に3歳)
  • トイプードル(オス)…次男・クロ(子供0歳時に3歳)
  • 子供(男の子)

トイプードルのシロとクロは年齢差半年で、兄弟のような感じ。子供が生まれたときには両方とも3歳でした。犬が先に住んでいる家に赤ちゃんがやってきたパターンです。

犬の3歳は人間でいうと28歳ぐらい。トイレトレーニングはできてましたし、子犬期もとっくに過ぎて落ち着いてきた頃だったので時期的にはよかったと思います。

赤ちゃんと犬・同居の様子、実態

1歳過ぎ、一緒にお散歩

長男シロは賢いですが甘えん坊で不器用な犬。次男クロは愛嬌たっぷり容量がよく、いつまでも赤ちゃんみたいな犬です。

元々2匹いるので、すでに飼い主の愛情独り占めはできない状態。それに慣れていたからか、退院してやってきた赤ちゃんに嫉妬というのはそこまで見られませんでした。

突然やってきた未知の生物に好奇心旺盛なクロは興味津々、用心深いシロはとまどっている様子。赤ちゃんはお腹の中にいるときからシロクロの鳴き声を聞いていたからか、ワンワン鳴いていても動じる様子はなくスヤスヤと寝ていました(笑)。

同じ犬でも性格によって赤ちゃんに対して思うことや態度が変わります。犬の性格に合わせて対応してあげることが大切だと感じました。

ふれあいは少しずつ。生後1か月は常に1メートルぐらい距離を置いて観察するところからはじめ、慣らしていきました。

クロは赤ちゃんを弟のように思っているらしく、触られても怒らず泣いていたら遠吠えをしてあやすように。

生後約半年の赤ちゃんに寄り添って寝るシロ

シロは何をされるか分からないので基本距離を置いて生活。それでも可愛く思っているのか、静かに赤ちゃんが寝ていると隣にくっついて一緒に寝てることもありました。

 
 
 
 
 
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現在赤ちゃんだった子は5歳になりましたが、アレルギーもなく健康優良児。3兄弟のように飼い主のひざの上を取り合いをしつつ、仲良く同居しています。

注意すべきこと

犬と赤ちゃんが同居する際気を付けたことはシンプルに3つです。

噛まれないか、舐められないか

 
 
 
 
 
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飼い犬が赤ちゃんを噛んでケガをさせた、死亡させてしまったというような悲しいニュースがなくなることはありません。

我が家の犬に限って、それはないでしょう、大丈夫という過信が一番怖いと思っています。犬は狩猟をするもの。立派なキバや爪を持っていますし、何か嫌なことをされたら本能的に噛んでしまうこともあるでしょう。ストレスが溜まっていればなおさらです。

そのことを常に念頭に置き、対策をしていきました。

また、犬は愛情表現として人の口を舐めることがありますよね。赤ちゃんの口を舐めてしまったり、口ではなくてもどこかを舐めて、そこを赤ちゃんが舐めたら大変です。

人獣共通感染症というものがあり、犬から病気をもらってしまうこともあるため「噛んだり舐めたりしたらダメ!」というのは犬に最初に教えました。

アレルギーが発症しないか

今ではこんなにくっついても平気ですが、新生児のころは注意を

犬と生活するとアレルギーを発症しにくくなるなど諸説ありますが、犬の毛やフケを吸い込んだり舐められたり排泄物に触れたりすることで、赤ちゃんがアレルギーを発症することがあるそうです。

症状としては湿疹が出たりかゆがったり、目が充血したりくしゃみ鼻水が出たり。アレルギー体質の子に出やすいそうですが、我が子がアレルギー体質かどうか生まれてすぐに分かりませんよね。

最初はとにかく何があるか分からないので、赤ちゃんと犬の居住空間を分ける。1か月ぐらいしたら徐々に空間を近づけ慣らしていくようにしました。

また、新生児の頃は犬をさわった後は必ず手を洗う、アルコール消毒をするなどしてから赤ちゃんをさわるようにしました。

あとは当たり前ですが狂犬病の予防接種と混合ワクチンは必ず済ませ、ノミダニ駆除の薬も忘れず接種。空気清浄機を使用し、掃除機をマメにする。散歩の後はしっかり脚を拭く。

犬や赤ちゃんの排泄物はすぐにトイレに流すブラッシングをちゃんとする。など、犬を飼っていたら当たり前のことをすぐにちゃんとするように心がけました

おもちゃや食べ物を共有していないか

赤ちゃんのオーボールを欲しがるクロ

赤ちゃんのおもちゃと犬のおもちゃって少し似ていますよね。丸くて転がったり音が鳴ったりと、犬にも大変魅力的なようです。

我が家のクロは好奇心旺盛でおもちゃ遊びが好き。特にボールには目がありません。赤ちゃんも犬のおもちゃを自分のものだと勘違いすることも。

知らない間におもちゃを共有してしまっていたら、それこそ感染症のリスクが高まります。おもちゃの管理には気を付けました。

食べ物も同様。赤ちゃんがドッグフードで遊んだり食べたりしないように管理するのはもちろんですが、犬が赤ちゃんの離乳食を食べないように気を付けました。

離乳食には大人のごはんと同じく玉ねぎなど犬には毒になる食材が含まれています。赤ちゃんはこぼすもの。赤ちゃんの食事中に目を離すのであれば、犬をケージにハウスするようにしていました。

工夫したこと

赤ちゃんと同居の上で工夫した点を挙げていきます。

お昼寝は犬が届かないハイローチェアで

ハイローチェア。クロが押してゆらし、あやしてくれることも。

我が家で大活躍したのがハイローチェア。高さを上げたり下げたりできるため、便利です。犬が届かない高さにしておいたら安心。床に置いておいて犬に踏まれることもありません。

落下防止のベルトもついています。犬がいる中のおむつ替えもハイローチェアの上ですれば安心でした。また、離乳食の頃はハイローチェアに付属の机をつけて食事をさせれば犬にごはんを取られることがないので、重宝しました。

我が子はベビーベッド嫌いだったため無理でしたが、もちろんベビーベッドを使ってもいいと思います。

夜寝るときは違う部屋で寝る

赤ちゃんが気になって寝室をのぞくクロ

赤ちゃんと犬の寝室は分けました。夜きちんと布団で寝るときはその方がお互い落ち着くようですし、赤ちゃんの寝相が悪く犬を踏んだり叩いたりしてしまった際、噛まれる可能性をなくすためです。

同じ空間で寝ることでアレルギー発症の確率が上がるかもしれない…とも思いました。もしアレルギー発症した場合に「あのときああしておけばよかった!」と後悔するようなことは避けるよう心掛けました。

子供が5歳になった現在でも寝室は念のため別にしています。ソファやこたつでお昼寝は一緒にしてますけどね(笑)。

犬と赤ちゃんだけにしない(ベビーサークル使用)

ベビーサークル。リビングに日中だけ置いて、夜は片づけていました

トイレや家事などで赤ちゃんから離れる際は、ねんね期は床に置かずハイローチェアに置き犬が届かない高さまで上げておくようにしました。寝返り、ずりばい、はいはい、歩き出してからは、ベビーサークルを使用し、そこに赤ちゃんを入れておくようにしました。

ハイローチェアもベビーサークルも賛否がありますが、犬がいる家庭に赤ちゃんを迎える場合には安全対策の面で非常に優れていると思います。

ベビーサークルは赤ちゃんを危ない物から遠ざけられる上に犬を赤ちゃんが来る前と同様フリーにしておいてあげられるというのがメリットでした。

我が家のように柵状で隙間から赤ちゃんの手が出てしまうタイプは注意してくださいね。心配な方は隙間がないタイプのサークルを選んでください。

とはいえいつまでも赤ちゃんをベビーサークル内に入れておいて犬を別居させておくわけにもいきません。

私が一緒にリビングにいるときはベビーサークルから出して犬と赤ちゃんを同じ空間にいさせてふれあわせ、少しずつ慣れさせていきました。

ベビーサークルを卒業した後は同じリビングで生活をしていましたが、何かあったときはすぐ犬をハウスして落ち着かせられるようにリビングにケージは常備しておきました。

犬と飼い主だけの時間を作る

子供抜きでお散歩

赤ちゃん期は手が離せないので、犬と遊んであげられる時間が出産前よりも明らかに減りました。赤ちゃんのお昼寝時や夜寝た後に少しでもふれあう。遊ぶのがしんどければ膝にのせてあげる。一緒に横になるなど、赤ちゃんがいない状態で一緒にいることを心掛けました

はじめての出産で退院後赤ちゃんのお世話も自分の身体もしんどくお散歩に行くのは難しかったですが、産後1か月は母が手伝いに来てくれていたので、母に毎日の散歩をお願いしました。

産前よりしっかりお散歩に毎日連れて行ってもらえたので(笑)、犬としてはストレス発散になっていたのではないかと思います。

私と赤ちゃんは別室で寝ましたが、我が家のご主人(旦那)様は産後犬と一緒に布団で寝るようになりました。犬にとっても飼い主を独り占めできる時間になって、よかったのかもしれません。

休日は赤ちゃんをどちらかが見ていて、犬だけ散歩に行く時間もとるようにしました。

赤ちゃんにも犬が嫌がることはしないようにと教える

善悪のない赤ちゃんは、好奇心で犬を叩いたり引っ張ったりします。「赤ちゃんだから分からないだろう」と勝手に思って何も言わないのはよくありません。

犬が嫌がることをしたときは「痛いから叩いたらだめだよ」ときちんと言葉で説明してやめさせるようにしました。また、犬の機嫌が悪いときには近づかないようにもさせました。

「さわるときは上からさわったら叩かれるのかと思ってびっくりするから、下から手を出してあげようね」「犬がごはんを食べてるときは邪魔されたくなくて怒るから、さわらないよ」など、基本的なことも赤ちゃんの頃から教えました。

そのかいあってか、5歳の息子は犬が嫌がるようなことはしません。

「何をしたら犬が嫌がるのか」を考えて行動することで思いやって考える力がついたのか、友達同士でいても喧嘩になる前に一歩下がって穏便にすませることが多いです。

終わりに

赤ちゃんと犬との生活はメリットも楽しさもいっぱい。子供と犬は成長すればよい友達にも相棒にもなります。

噛まれない舐められないようにする、アレルギー発症に気を付ける、おもちゃと食事の共有をさせない、という最低限の注意をしていれば、神経質になりすぎる必要はありません。

犬と赤ちゃんの性格に合わせて、共同生活を楽しんでいきましょう!

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