人生を豊かにする本は、いろんな場面で私たちを助けてくれますよね。子供には読書好きに育ってほしい。そう思う親御さんは多いのではないでしょうか。
幼い頃から自宅でたくさん絵本に触れる機会を作ってあげられたら、読書を身近に感じ読書好きな子に育ってくれると思います。
そんな願いの実現を手助けしてくれるアイテムが、思わず子供が絵本を手に取りたくなる、お店のように表紙が見えるようにディスプレイできる絵本ラック。
我が家も2年半使用していますが、子供は絵本好きに育っており、買ってよかったと思っています。
ただデメリットもいくつかあるのも事実。メリットデメリットをまとめたので、これから絵本棚の購入を考えている方は是非最後まで読んで、参考にしてくださいね。
子供の絵本棚(絵本ラック)について
子供にはたくさんの絵本に触れて、いろいろな感性や知性を養ってほしいですよね。絵本を好きになってほしいけれど、おもちゃやテレビばっかり…という悩みをお持ちの方もいらっしゃると思います。
我が家もそうでした。絵本は好きだけれども、自発的に持ってくるほどではないという感じだった2~3歳ぐらいの息子。
普通の棚に背表紙が見えるように置いていたので、絵本の存在感が薄いように感じました。自分から持ってくることは稀。
思案の末、新たに購入した表紙が見える絵本棚はソファ横に配置してみました。表紙が見える絵本が、ソファにいるときにちょうど手に取りやすい高さです。
場所もよかったのでしょうが、絵本の表紙が視界に入ることで、子供が絵本を手に取る確率が格段にアップしました。
特に文字が読めない幼少期の子供へは、この表紙が見えるタイプの絵本ラックは絵本好きにする効果大だと思います!
実際に購入・使用してみた【LOGシリーズ】
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我が家が購入したのは、上記のLOGシリーズ絵本棚。楽天市場で購入しました。購入の決め手となったポイントは、以下の通りです。
- ダークブラウン調が我が家の木材とマッチしていて部屋になじむ
- ツートーンカラーがおしゃれで、長く使えそう
- 値段が他社製品に比べて安く予算内だった
我が家はダークブラウンを選びましたが、白木調や明るい木目調など様々な色合いが選べるので、お部屋の雰囲気に合うものが見つかると思います。是非チェックしてみてくださいね。
現在、この絵本棚を使用して約2年半となりました。何度も配置や使い方を変更しながら現在も使用していますが、実際の使用で感じているメリットデメリットをお伝えします。
これから絵本棚購入を考えている方の参考になれば幸いです。
絵本棚のデメリット
まずは表紙が見えるタイプの絵本棚使用のデメリットから。
先に言っておきますが、デメリットはありますが我が家は絵本棚を買ってよかったと思っているので、是非最後のメリットまで読んでいってくださいね。
- スペースがあるからと詰め込み過ぎると森のようになり、返って見にくい
- スペースを取る割に置ける絵本の数は少ない
- 子供が隙間におもちゃなどを詰め込む
- 置き方によっては下部スペースに置いた絵本が取りずらい
申し遅れましたが、私はズボラの片付け苦手主婦です。余白というものを楽しめず、スペースがあればもったいないと詰め込みたくなってしまうタイプ。
絵本棚も同じで、
せっかく表紙が見えるんだから、たくさん入れてやろう!
と表紙が見えるスペースに絵本をたくさん入れてしまいました。
結果、絵本が重なって表紙が三分の一ぐらいしか見えずごちゃごちゃに。しかも重さに耐えかねて絵本が前のめりになり、取りにくいしごちゃつきマックスで混沌とした森のように…。(泣)
子供もそんな真似をしてか、隙間に自分のおもちゃを突っ込んでさらにカオスに。
要するにただの物置き。これならば背表紙だけのほうがまだすっきりしています。私のように詰め込みすぎてしまうタイプの方は、要注意です。
また、よくレビューで「絵本がたくさん収納できて満足です!」というようなものを見ますが、表紙が見えるタイプの絵本棚はたくさん収納できません。
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上のインスタ画像のようにきれいに見やすく並べられるのが理想です。
私が購入したタイプは横幅73センチでオープンスペースは3段ですが、見やすく並べようと思ったら表紙が見えるように並べられるのは9冊、多くても12冊ぐらいまでが限度です。
下のフリースペースに背表紙が見えるように並べればある程度収納はできますが、普通の2段タイプの本棚を使った方が圧倒的に量を収納できます。
このタイプの絵本棚は、
「たくさん収納するため」ではなく「子供の視界に入りやすくきれいに並べて絵本を手に取る機会を増やす」
ことを第一に設計されています。
絵本が大量にあって収納量を求めるならば、普通の本棚がおすすめです。
これは我が家の失敗例なのですが、ソファに座っているときに取りやすいようにと、ソファ横にソファの方に絵本棚正面が向くように配置したことがあります。
表紙が見える上部スペースはとても取りやすかったのですが、変わりに下スペースの本は暗くて見にくいし、かがまないと取れないので全く読まなくなってしまいました。
このタイプの絵本棚は下段は普通の本棚のように使えますが、絵本棚の置き方によっては非常に取りづらくなり手に取る機会が激減するので要注意です。
絵本棚のメリット
気を取り直して、絵本棚のメリットに移ります。
- 絵本の表紙が見えるので、幼い子でも自分で好きな絵本を選べる
- 子供に今読んでほしい本を目立たせて置いておける
- 絵本が常に視界に入るので、読む頻度が高くなる
- 子供が自分で絵本を出し入れできる(お片付け育)
我が子4人を東大理Ⅲに行かせたことで有名な佐藤亮子さん(佐藤ママ)は、自らが行った幼児教育に関する著書の中で毎日10冊の絵本(3歳までに1万冊)を読み聞かせしていたとおっしゃっていました。
この手の本棚で表紙を見せて並べられる本は大体9~10冊ぐらい。毎日ここに並べた本を全部読むようにする、などと決めておけば楽ですし、1日10冊の読み聞かせを習慣化できそうですよね。
また、表紙が見えるようにお気に入りの本を並べておけば子供が喜んで手に取るようになり、自然と絵本を読む機会が増えます。
一緒に今読んでほしい年齢に合った名著や季節の本などを混ぜて並べておけば、読書の幅も広がり一石二鳥!
リビングや子供部屋など、子供がよく遊ぶ場所に絵本棚を設置すれば、絵本の表紙を目にする機会が増えるのでおもちゃと同じように絵本に触れるようになると思います。
私のように絵本を詰めすぎず決めた数だけ置くようにすれば、子供でも簡単に元に戻すことができるのでお片付け育にもなりますよ!
5歳の子供と絵本棚の現在
3歳から表紙が見えるタイプの絵本棚を使用してきた我が子は、現在5歳になりました。年齢と共に配置換えを行い試行錯誤してきましたが、5歳時点でも使用を続けています。
表紙が見える絵本棚のおかげか、思惑通りに絵本好きに成長してくれました。そのためか、文字が読めるようになるのも音読できるようになるのも早かったです。
3歳でもう親の私にすらすらと読み聞かせしてくれました。(笑)
図書館が少し遠いのもあって、絵本をよく購入する我が家。年齢と共にどんどん絵本が増えていき、この絵本棚では全く納まらなくなってしまう量になりました。
それと共に9割の絵本を無印良品のパルプボードボックスに移動。
正直なところ、5歳現在は背表紙の文字もしっかり読めますし、背表紙だけでも私よりも読みたい絵本を探すのが早い息子。表紙が見える絵本棚はある程度役目を終えたかな、とも思っています。
とはいえ使い方次第では、まだまだ第一線で活躍してくれるこの絵本棚。表紙が見えるこの絵本棚は、現在図鑑と1割の絵本のみを入れてリビングに置いています。
下部のフリースペースは半分図鑑・半分レゴの収納ケースに。(息子はおもちゃはほぼレゴでしか遊ばないレゴ好き)
おもちゃ置きにはしたくなかったのですが、リビングが狭くレゴ置き場がなかったため泣く泣くの決断です。本当は図鑑を下にずらっと並べたかったのですが、親の自己満足ですね。(汗)
好きなおもちゃと一緒に並べることで、目に触れる回数も増えるのでこれはこれでよかったのかもしれません。
1割の絵本は、月刊絵本やお気に入りの絵本など数冊を厳選して入れています。冊数が多いと、その中から選ぶのも疲れますよね。厳選した方が逆に気軽に読みやすいのではないかと現在は考えています。
子供は大きくなって、これから絵本以外にもたくさんの楽しいことを見つけていき、絵本から離れてしまうときもあるでしょう。
それでも子供にとって常に絵本が身近なものであるように、大人になったときに本が身近で助けてくれる友人であるように、いつでも手に取れるように配置していきたいと思います。
まとめ
我が家において、文字がまだ読めない幼児期に絵本が好きになるきっかけを作ってくれたのは、表紙が見える絵本棚だと思います。
親としても絵本の出し入れがしやすく、読み聞かせのハードルが下がりました。
デメリットもありますが、家の雰囲気に合う家具調デザインのものを選べば絵本棚卒業後も棚として活用できますし、買ってよかったと思っています。表紙が見える絵本棚、おすすめですよ!