石油ファンヒーターはとても暖かくて冬に重宝する暖房器具ですが、赤ちゃんや子供・ペットのいる家庭では安全上の問題で使用をためらう方もいらっしゃるかもしれません。
我が家も子供と犬がいますが、ファンヒーターガードを使用することで安心快適にファンヒーターを使用することができるように。
我が家のファンヒーターガードの設置の様子・レビューとあわせて、おすすめのファンヒーターガードをご紹介します。
冬の屋内を快適にしてくれる石油ファンヒーター
我が家は築100年近くのいわゆるザ・古民家で、断熱材も入っておらず隙間風がビュービュー。エアコンの暖房を付ければ隙間から暖気が逃げていき電気代がびっくりする金額になるというような家です。
そんな我が家で重宝しているのが、石油ファンヒーター。電気ヒーターとは違いしっかりと部屋全体の温度を上げてくれますし、冬にはなくてなはならない暖房器具です。
大活躍のファンヒーターですが、注意して使わないと大けがにつながることも。今回は安全対策に欠かせないファンヒーターガードをご紹介します。
今回ご紹介するのは石油ファンヒーター用のファンヒーターガードです。対流式・反射式には対応してませんのでご注意ください。
石油ファンヒーターの危険性&安全対策
ファンヒーターは大人が使う分にはもちろんガードなしでも問題なく使用できますが、家族に赤ちゃんや子供、犬などのペットがいる場合にはケガややけどの危険性があります。
具体的には、
- ファンヒーターに近づきすぎて低温やけどをする
- ファンヒーターに寄りかかって高温パネルに背中が触れてやけどをする
- いたずらで前面パネル奥の燃焼部分に指を突っ込もうとする
などが考えられます。
我が家がファンヒーターガードを購入したのは、子供がまだ1歳の赤ちゃんだったとき。
ヨタヨタ歩きをたくさんする時期で、赤ちゃんにはちょうど良い高さのファンヒーターにつかまろうとすることも多々。まだ危険なことが分からないので、熱いところに触ることもあるかもしれません。
おまけに我が家にはあったかいところが大好きな犬が2匹います。犬も同じくやけどの危険性などは理解できないので、追い払ってもあったかいのでまたすぐにファンヒーター前に行きます…。
ファンヒーターから物理的に遠ざける必要がありました。安全対策の必需品ファンヒーターガードについて色々調べた末に、永田のファンヒーターガードを購入することにしました。
我が家が購入した永田金網のファンヒーターガード
選んだのは、
【永田金網】ファンヒーターガード 吹き出し口ガード NFHG-3055C3
という商品です。以下の点にメリットを感じ、購入を決めました。
この商品のメリット
- 工具なしで設置可能
- 前面設置タイプなのでせまいスペースでも使える
- パネル前面が植毛仕上げで触っても熱くない
- パネル前面のワイヤー間隔が狭いので子供の手が入らない
- 幅30~55センチ対応なので、ファンヒーターを買い換えても長く使えそう
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我が家が購入したのは約4年前でこちらの商品は3000円台で購入できたのですが、今は物価高などの影響で値上がりしているようです。(この商品に限ったことではないと思いますが)
とはいえ、今でも人気のある商品のようで、楽天ランキングでも常に上位に君臨している商品です。
我が家のファンヒーターガード設置方法
まずは両サイドに付いている灰色のネジを緩めて、ファンヒーターの幅にガードが合うようにします。取り付け幅は30~55センチまで。しっかりと合ったらネジを回して固定します。
中央のネジもくるくる回して、ファンヒーターガードが左右にずれないようにしっかりと固定します。
サイド上下に1本ずつ、合計2本のマジックテープが付いているので、本体背面にぐるりと回してずれないように固定します。
これで設置完了です!前面に約14センチの前ガードができました。設置も数分でとても簡単楽々。一安心です。
このファンヒーターガードのデメリットは、ガード前面にホコリが付きやすいこと。
孫と犬のやけど防止のために購入。熱風吹き出し口にあたるところは 熱くならない加工(シルバニアの動物の顔の毛の部分みたいな感じの)だし、簡単に取り外しできるからいい。
楽天市場・商品口コミレビュー引用
まさに口コミの通りで、モロ金属ではないので触っても熱くならないのは安心。しかし、ズボラ族の私にはこの毛についたホコリを取るのがいつも面倒でたまりません…。
ホコリを吸着しやすい素材というような感じもして、よくホコリがくっついています。
子供の手が入らないようにガード前面の加工されたワイヤーの数も多いので安心安全なのですが、その分掃除する本数も多いです。まさに長所と短所は表裏一体。
いつもウェットティッシュで拭きとりしていますがなかなか大変。私のように、掃除嫌い&ズボラな人は要注意です。(汗)
これはやり過ぎた私も悪いとは思うのですが、しっかり固定しようと思ってマジックテープをきつく締めたりサイドの幅に合わせてきつくネジを締めると、本体に擦り傷がつきます。
我が家は上記写真のようにサイドと前面に傷ができてしまいました。ファンヒーターガードを付けているときはさほど気にならないですが、取ると少し目立つ気がします。
白色系のファンヒーターなら気にならないかもしれません。
デメリットも書きましたが、やはりファンヒーターガードは子供や犬がいる我が家にはなくてはならない存在。掃除は面倒ですが、安全のために今年も設置しました。
他にも
- ガードが床まであるので安定感があり子供が寄りかかったとしてもずれない
- ファンヒーターガードをつけたまま移動できる
などのメリットがあります。
それでもファンヒーターが温度を上げようと強く運転しているときにはガード前にいても結構熱いので、ペットや子供の近づきすぎには声掛けして注意してあげてくださいね。
おすすめファンヒーターガード2選
あわせて我が家のものとはタイプが違うファンヒーターガードを2タイプご紹介しますので、購入検討中の方は参考にしてください。
ファンヒーター全体を囲うタイプ
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全体を枠で覆うタイプのファンヒーターガード。全体を覆うため狭いスペースには置きにくいですが、工具なしで組み立てでき設置が楽で、一番安定感と安心感があります。
上の商品は枠を組んでつっぱり棒の上にファンヒーターを乗せるタイプなので、安定感も抜群。頻繁に移動する方には向かないですが、そうでなければ子供がガチャガチャしても動かないので安心です。
さらにヒーター吹き出し口のパネルは先に紹介した我が家のものと同じく植毛仕上げで、熱くなりにくくてやけどの心配がありません。
前面にマグネットで設置タイプ
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強力なマグネットで前面の吹き出し口に固定するタイプ。
横幅30~46センチまでのファンヒーターに対応。前面吹き出し口のワイヤーはシリコン加工がしてあるので熱くなりにくく安心です。
ファンヒーターの種類によっては設置できないものもあるのでその点は注意が必要ですが、ガチャっとくっつけるだけなので手軽度でいえばナンバーワンです。
奥行きが12.7センチと少し短いのでガードとしての効果は少し弱いかもしれません。それでも価格の安さと手軽さを重視する方、最低限の対策はしておきたい方にはおすすめの商品です。
まとめ
掃除の手間などは増えますが、大切な家族を守るためにはやはり欠かせないファンヒーターガード。
赤ちゃんだった子供は5歳になり、近づきすぎてはいけないということは分かるようになりましたが、犬はやはり何度注意してもなかなか言うことが分からないようで目を離すとまたファンヒーター前に。
子供がファンヒーターガードを卒業しても、犬がいる我が家はこれからも長くこちらの商品にお世話になると思います。
値段はそれなりにしますが、長く使えるものなので安心安全のためにも是非購入をご検討くださいね。