時々ですが、大量にみかんなどの果物や野菜をもらうことってありますよね。大量すぎて普通に食べても消費できない!腐らせてしまいそう…というときに大活躍なのが、スロージューサーです。
低速非加熱でジュースを絞り出すので、栄養満点でおいしいみかんジュースが作れました。使用手順とカクテル作りのレシピ、スロージューサーのメリットデメリットなどを解説します。
スロージューサーで生絞りみかんジュース作り
先日、大きめサイズのみかんを段ボール1ケース分いただきました。おいしいみかんでしたが、段ボールの中に全部で50個以上入っていて友人におすそ分けしてもなかなか減らず…。
それならば
腐らせてしまう前にジュースにしてしまおう!
と久々にスロージューサーを出してきて生絞りみかんジュースを作りました。
生絞りみかんジュースの作り方・手順
我が家のスロージューサーはsiroca(シロカ)のもので型式はSSJ-110。多分7~8年前に購入したものなのでもう廃盤の商品のようですが、まだまだ現役です。
スロージューサーはコールドプレス・ビタミンサーバーとも言われ、低速非加熱で食材から水分を絞り出すので栄養素が壊れず栄養価が高いジュースが作れる機械。
まずはジューサーに部品をセットしていきます。
緑色の丸をした部分を合わせるようにセット。慣れないと組み立てになかなか手惑います。
我が家は器用な夫がちゃちゃっとセットしてくれましたが、不器用な私一人だったら「できない~!」と怒っていたと思います。(笑)
写真上側の丸型筒からジュースが、写真下側の平らな筒から絞りカスが出てくるので、それぞれの出口に受けのボールやコップを置きます。
付属のプラスチックケースがありましたが、大きくて使いにくく洗いにくいので長いこと使っていません。(汗)
みかんはとりあえず10個使いました。皮をむいておきますが、搾りかすで出てくるので外皮だけとれてたら大丈夫。筋や薄皮は気にせずにどんどんむきます。
ちなみにりんごなど種ありの果物は、投入口に入る大きさに切って種ありのまま投入可能。めちゃくちゃ楽です。
電源を入れ(ウィンウィンと稼働音がします)上の投入口に入る大きさにして投入。下の筒部分からジュースと搾りかすが出てくるので、見守っておきます。
投入口から汁が飛ぶことがあるので、上の写真のように投入口を手で覆っておくと安心です。
みかん6個で大体500mlぐらいのみかんジュースができました。イケアのミルクピッチャー大活躍。500mlの大容量で注ぎ口付きなので、コップにジュースを移すときにも重宝します。
スロージューサーと相性抜群!作ったコーヒーを水筒に移すときにも役立ちます。
完成!飲んでみた感想
皮をむいてしまえば、後は果物を投入するだけで機械が自動でジュースにしてくれるので楽ちんなスロージューサー。完成したみかんジュースを、コップに移して飲んでみます。
まさに超フレッシュなみかんジュース!みかんしか使っていないので当たり前なのですが、みかんをそのまま食べているような感じの味です。加糖しなくても、甘さも十分!
みかんの粒感が少し残っていて、それがまたアクセントになって美味。生絞りならではの味わいです。
夏場なら氷を入れたり冷蔵庫で冷やしたりしてもおいしいと思いますが、今は冬なのでこのまま常温で飲むのが身体も冷えずちょうどよかったです。
5歳の息子はコップ3杯飲んでました。(笑)市販の果物ジュースだと「そんなに飲んじゃだめ!」と言いますが、これはただのみかんなので、何杯飲んでも安心。栄養価も高いです。
ちょっぴり繊細な息子はみかんの薄皮が苦手でいつも固いと言って出してしまい、あまり生のみかんを食べたがりません。
薄皮を親の私がむくのが正直面倒だったのですが(ズボラ)、これならそんな手間いらずでみかんを食べさせられるので助かります。
生絞りみかんのカクテル【レシピ】
お酒大好きな我が家の夫は、カクテル作りが趣味の一つ。
できたてのフレッシュみかんジュースを使って、ハーヴェイ・ウォールバンカーの変化球カクテル(ウォッカ使用せず)を作ってくれました。
分量は以下の通り。
- ガリアーノ30ml
- みかんジュース80ml
- レモン10ml
レモンはたまたま本物があったので、今回は切って絞っていました。輪切りレモンをグラスの口にも一周こすりつけ香りづけしていました。最後に庭に生えてるローズマリーを摘んできて、のせて完成。
ガリアーノとみかんだけだと甘みがかなり強くてジュースっぽい感じですが、レモンを絞ることできりりと味が引き締まり美味しくなっていました。
最後に入れたローズマリーの葉っぱの香りがさわやかさをプラスしてくれて、ただの飾りじゃないんだ笑と実感。
ちなみに今回使用したガリアーノは、地中海産のアニス(スパイス)や30種類以上のハーブを漬け込んだイタリアを代表するリキュール。
日本ではカクテルに使われることが多いですが、本場イタリアではソーダ割りやロックなどでシンプルに飲まれることが多いそうです。
タワーのような超縦長の個性的なボトルが特徴で存在感抜群。お酒好きな方は、部屋に置いて飲めるオブジェにしてみてはいかがでしょうか。
他にショートカクテルも作ってくれました。オレンジではなくてみかんですが、オレンジジュースがわりとして色々なカクテルレシピに使えるようです。
昼下がりから、ぜいたくにもフレッシュジュースカクテルを堪能させてもらいました。ごちそうさまでした!
スロージューサーのメリットデメリット
最後に、簡単にスロージューサーの良い点と微妙な点をまとめて終わります。
あくまで所持しているsirocaのスロージューサーSSJ-110の使用で感じたことなので、全てのスロージューサーで当てはまるわけではありません。その点ご了承の上読み進めていただければと思います。
※ちなみに我が家のもの(SSJ-110)は廃盤のようで、シロカは2023年2月時点でスロージューサーの生産はしていないようです。
デメリット
- 部品が大きくて多いので、後片付けが大変
- 広めの保管スペースが必要
- 重たい(本体3.6キロ)
作り方の項の本体と部品の写真を見ていただいた方は分かると思いますが、シロカのものは洗う部品が5つあります。それぞれの部品が大きいので、洗うのも保管も大変。(泣)
毎日使うとなると「洗うのめんどくさ!」となってしまう可能性も高いので特に洗い物嫌いな方は注意が必要。
また本体がかなり重たいので、使うときだけ出して~とするのはかなり面倒。部品も全部取り付けたまま保管しようと思うと高さも必要なので、しまう場所も限られますしスペースもとります。
そのため、毎日活用するためには出しっぱなしに、つまり据え置きの場所を作る必要があります。逆をいえば据え置き場さえ確保できれば、毎日使うのはそこまで苦ではないかもしれません。
メリット
- ゆっくり非加熱で絞るので栄養素が壊れない
- 生絞り100%の美味しいジュースが作れる
- 生の食材や果物を使いオリジナルジュースが簡単に作れる
一番のメリットはなんといってもフレッシュで美味しいジュースが毎日飲めること!これに尽きます。しかも栄養も満点なんて最高ですよね。
たとえば人参+しょうが+りんご+はちみつのようなそれぞれすりおろそうと思ったら手間のかかる食材を使ったオリジナルジュースも、スロージューサーなら簡単に作れます。
キッチンのどこかに常備して、毎朝の朝食がわりにスロージューサーで作った栄養満点フレッシュジュースを楽しめたら健康になれそうです。
現在発売中でおすすめの機種はこちら↓。安心高品質のパナソニック製です。
この記事がスロージューサーの購入を迷っている方の参考になれば幸いです!
まとめ
スロージューサーは、生絞りジュースがとても美味しくできるのでおすすめです。
洗うものが大きくて多くて後片付けが少々大変なのがデメリットですが、果物を大量消費したいときなどには本当に重宝。果物そのものを熱を加えずに低速で絞るので、栄養も満点です。
本体に重さがあるので、毎日フレッシュジュースが飲みたい方はスペースを確保して据え置き状態にして是非楽しんでくださいね。