日常の中で子供が描いたお絵描きや工作などどんどんたまっていきますが、どうやって保管されていますか?我が家はEmiさんのマイノート術を参考に、全て1冊のノートにまとめています。
アルバムのように気軽に見返せるようになり、プチストレスが減りました!ズボラでも続く簡単子供用マイノートの作り方、メリットデメリットをお伝えします。
どんどん増えるけれど捨てられない子供の作ったもの
子供の描いた絵や、おもちゃを買ったときについている説明書や空箱。「ママあげる!」とくれた折り紙やお手紙。どれも思い入れがあって、私はなかなか捨てられません。
特に赤ちゃんの頃描いた殴り書きの絵などは力強い線が印象的で「もう二度とこんなの描けないだろうなぁ」と、どれも捨てられず…。
でももし箱やクリアファイルに入れてそのまま取っておいても見返す機会はそんなにないですし、きっと数年後には子供にいらな~い、捨ててと言われてゴミになってしまうんだろうなと思います。
整理方法を考える
大事な思い出がゴミの山になってしまうのは避けたいところです…。子供も大人も昔のアルバムを見るのは好きですよね。絵などもしっかり整理されていれば、見返す機会が増えるはず!
写真アルバムのように「あの頃」を時系列で簡単に見直せるようにしたいなぁと思っているときに読んだ本が、Emiさんの「わたしらしさを知るマイノートのつくりかた」。
整理収納アドバイザーとして活躍するEmiさんは、OURHOMEという会社を立ち上げ暮らし情報の発信やオリジナル商品の販売をされていて、主婦から絶大な人気支持を得ている方。
双子の母でもあります。
この本の中でEmiさんの子供たちが、普通のノートに日付を書いて自分で好きなように埋めていくという作業をしていました。
Emiさんの実践するマイノートとほぼ同じで、時系列だけ守れば、あとは自由。思いついたことを何でも書いていいし貼ってもいいです。
私も同じようななんでもノートを作ってゆるく続けていましたが、子供版は思いつかなかったので目からうろこ。
双子の女の子は折り紙など、男の子は大好きなサッカーのことなどを多くまとめていました。
この双子ちゃんのように、大きくなったときに自分で記録を付ける習慣ができていたら素敵だし子供の財産にもなるなと思い、真似してみたくなりました。
我が家はB5ノートに全てひとまとめにしてみた
ズボラな私には何でもひとまとめにしておけるノートというのは魅力的で、これなら私でも続けられそうだし写真アルバムのように見返しやすい!と思い実践してみることに。
この本を読んだとき、我が子はまだ2歳ぐらいでもちろんまだ自分で日付や思ったことを書いたりはできません。
日付や簡単な説明などは親である私が書き加えつつひたすらノートに貼ってみることにしました。使用するのは、家にあったどこかでもらった子供用B5ノート。
B5ノートは何かと一般的なノートサイズなので手に入りやすいですし、子供にはちょうどいい紙の大きさで直接描くにも描きやすいと思ったからです。
描いた絵と共に購入した子供用商品のタグ、子供が気に入った広告(車の写真など)、もらったお手紙も全部このノートに貼り付けていきました。
ノートがたまってきたら、ノートに通し番号とノート使用の日付と年齢を書いたものを貼り本棚に並べておけば、アルバムのように気軽に手に取り眺めることができます。
ノート整理に必要なものはどこにでも手に入るB5ノートと日付やメモを書くためのペンのみ!
この方法のデメリット
- タグを貼る→このおもちゃ出してきて!と言われる
- 貼ろうと思ってバラバラの紙をため過ぎると順番が分からなくなる
- 壁に貼っている作品をはがしたときにノートに貼ると日付がけっこうずれることがある
- 立体作品は画用紙などは収納できない
我が子は3歳ぐらいまで車が大好きで、初孫というのもありおじいちゃんに会うたびにトミカのミニカーをプレゼントしてもらっていました。
ミニカー本体も喜ぶのですが、箱にも車の絵が描いてあるので「捨てたくない!」と駄々をこねそのまま小箱をとってありました。そのうち塵も積もればで、収納の中がトミカの空箱だらけに。
箱の絵を切り取ってノートに貼ることで納得してくれて解決。その後息子の興味は車から電車に移り、トミカではほとんど遊ばなくなりました。(無常…)
そのためトミカはそのうち売るか譲るつもりで段ボールにしまっていたのですが、後日マイノートを見返していると「このトミカ持ってきて!」と急に騒ぎ出す子供…。
段ボールの中から引っ張り出し渡しましたが、もしも誰かにあげたりこっそり売ったりしてしまっていたら大泣きで大変なことになっていたと思います。
遊ばなくなったとはいえ子供のものは子供のもの。本人が納得して手放すまでちゃんと保管しておかないとな…と痛感した出来事でした。
とはいっても収納スペースには限りがありますし、やむを得ず親の判断で処分することもあると思います。
そういうことが多いようならば、おもちゃ情報が載っているものは貼らないようにした方がいいかもしれません。(工作の写真なども然り)
私はおおざっぱなので日付が前後しても気にならないですが、しっかりと時系列になるよう管理したいという方にはタイムラグがあるので向かないです。
後々ノートに貼る予定ならば、事前にそのページに小さく日付と貼るものを書いておいてはがしたときにそこに貼るようにすれば解決できると思います。(私はめんどくさがりなのでしないですが笑)
見返したときに半年以上ずれていなければ違和感もないですし、それぐらいのズレならばOKと私はみなして気楽にやっています。
子供が成長してくると立体作品や八つ切りの画用紙に描いた絵などが増えますが、当たり前ですがそれらはB5ノートに貼り付けることはできません。
我が家は幼稚園で描いた絵や工作は学年ごとに1ケースに入れてひとまとめに、家で描いた画用紙の絵や工作はまた別に保管しています。
大きすぎる工作は気がすむまで飾って捨てる前に本人に了解をとっています。
この方法のメリット
- 時系列に並ぶので、アルバム間隔で気軽に振り返りやすい
- ざっくり順番に貼っていくだけなのでズボラでもできる(手間をかけずに続けやすい)
- デジタルではないアナログのリアルな質感を残せる
- 子供に記録の残し方を教えてあげられる
この方法のすばらしいところは、見返しやすいところ。時系列に並ぶのでノートに番号を振って並べておけばアルバムのように簡単に見返し思い出に触れることができます。
写真を振り返るのとはまた違った切り口で、面白いですよ!特にお絵描きは当時の筆圧や絵を触った感じなどがリアルに感じられ、感慨深いです。
我が家は2歳から5歳まで約3年続けていますが、冊数も7冊と意外と少なく省スペースなのもうれしいところ。
もう少し子供が大きくなったら、Emiさんの子供のように自分でこのノートを管理し楽しみながら記録していってほしいなと思います。
私は子供の頃日記帳に憧れ両親にねだりましたが3日坊主で終わって馬鹿にされたのが軽くトラウマですが、それは楽しいやり方を知らなかったからだと思っています。
子供の頃から自分の興味や情報を一元化整理する力を身につけておけば将来どこかで必ず役に立つと思うので、まずは私が楽しみながら整理を続けて一緒に楽しみながら時折見返していきたいです。
終わりに
子供が小さいうちは子育てに必死で思い出整理までなかなか手が回らないですが、落ち着いてからの楽しみに置いておこうと思うとすごい量になっていて結局やらずじまいに。
かけがえのない思い出をゴミにしてしまうのは悲しいですよね。ご紹介したマイノート方式ならばあまり手間をかけずにゆるく続けることができます。
思い出だけが全てではありませんが、子供が少し大きくなって何かに悩むことがあったとき幼い頃のマイノートを開けば暖かい気持ちになるでしょうし、悩み脱却のヒントが隠れているかもしれません。
親として自分の負担にならないレベルで子供のためにできること(マイノートの作品整理)は続けていこうと思っています。