奈良市議会議員・早田 哲朗(そうだ てつろう)氏は、2025年現在2期目の議員です。
この人ってどんな議員?何をやってきたの?そんな素朴な疑問に答えるために、早田議員の活動や発言を市民の目線でギュッとよみやすく整理してみました。
選挙での議員選びの参考にもなるよう、できるだけ偏りなく情報をまとめています。
🧑💼 早田哲朗 議員プロフィール
氏名:早田 哲朗(そうだ てつろう)
年齢:59歳(2025年6月時点)
出身:非公開※福岡?(昭和41年3月11日生まれ)
会派:公明党奈良市議会議員団
委員会: 建設企業委員会・議会運営委員会
当選回数:2回(初当選:2017年※51歳)
経歴概要:
福岡市立大楠小学校、高宮中学校、筑紫工業高校を経て、創価大学教育学科を卒業。卒業後は日満電気株式会社、株式会社サンマーク教育システムなどで勤務し、株式会社ヒューマンサポートにて地域や教育現場の支援に携わる。2017年に奈良市議会議員に初当選し、現在2期目。議会では広報広聴委員会副委員長、市民環境委員会副委員長を歴任し、現在は建設企業委員会委員長を務めている。好きな人物は諸葛孔明、座右の銘は「継続は力なり」。趣味は読書、映画鑑賞、ジョギング。家族は妻、1男2女。
注力分野:インフラ・財政/農業・地域産業(観光・スポーツ含む)/子育て・福祉
主な所属団体:
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公明党奈良県本部
※当ブログでは、肖像権・著作権の観点から、議員の顔写真は使用しておりません。議員の詳細なプロフィールや顔写真は、各公式サイトや奈良市議会ホームページのリンクからご確認ください。
🧾 議会での発言・質問内容とスタンス(評価つき要約)
※議事録からの客観的記録に基づき、発言要旨と議員の考え方を整理して紹介します。
🎤 発言回数と傾向(2021〜2025)※個人質問のみ
▶ 発言件数:現任期(2021〜2025年)の市議会の中で本会議・臨時会(50件)委員会(486件)を通じて536件(奈良市会議録検索システムによる集計)。
議長として発言が45件。
宮池議員は、市民目線の課題提起を丁寧に行う実直な議員です。
ただし政策実現への具体性や財源論の深掘りは今後の課題といえます。
総じて地域密着型の優秀な実務派で、さらに成果を見える化すれば信頼感が高まります。
🧾 議会発言より(個人質問の一部抜粋要約と評価)
2024年12月|定例会
✅ 大規模災害時の救助・救護対応について質問
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災害時に使うヘリ着陸場所(ランデブーポイント)の数・設置状況を質問。ランデブーポイント拡充の必要性について質問。
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車で運べない時のヘリによる物資輸送の重要性について質問。避難所での住民同士の助け合い(共助)の課題について質問。
✅ デジタル化から取り残される人への対応(デジタルディバイド)について質問
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奈良市がどのような取り組みをしているか質問。今後の取り組み予定について質問。
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他市のスマホ講習・相談窓口事例を参考に、さらなる取り組みを要望。
✅ 高の原駅前広場の整備について質問
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住民・若者の意見を聞きながら進めることの重要性を質問。
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SNSを使った情報発信・意見収集の仕組みづくりを提案。学生からの提案(ライトアップ、キッチンカー、スポーツ広場など)の活用を要望。
✅ 高の原橋の耐震補強工事について要望
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地震対策のための耐震補強工事を早期に進めるよう求める。
2024年6月|定例会
✅ 防災対策について質問
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最近大雨やゲリラ豪雨による浸水被害が増えていることを指摘。浸水被害に奈良市がどう対応しているか質問。
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災害時に市の部署同士の連携がどうなっているか質問。気象防災アドバイザー(気象の専門家)を市でも採用して防災力を強化することを提案。
✅ 地震対策について質問
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避難所の耐震性(地震で壊れないか)について質問。耐震化の状況が新しい基準を満たしているのか確認。
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届出避難所の安全確認や物資搬入ルートの確認の必要性を指摘。
✅ 高齢者支援について質問
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一人暮らしの高齢者の相談窓口がどこかを質問。各地域の福祉センターの設備(プロジェクターなど)の状況を質問。
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認知症の人や家族を支える市の取り組みについて質問。高齢者相談窓口が開設されたのに市民への周知が足りないことを指摘し、周知徹底を要望。
✅ 空き家対策について質問
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空き家の相談件数や現状を質問。特定空家や管理不全空家の数について質問。
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空き家対策の具体的な取り組みについて質問。市民への情報発信方法について質問。
✅ 要望として
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浸水被害防止へさらなる取り組みと関係部署の連携強化を要望。
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気象防災アドバイザー採用の再検討を要望。
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届出避難所の安全確認や防災倉庫充実への補助の検討を要望。
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高齢者相談窓口の市民への周知を要望。
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公民館でのプロジェクター利用拡充を要望。
- 市民の命と暮らしを守るため、防災・減災への具体的な取り組みを大切にしています。現場で市民の声を直接聞き、市役所の対応に反映させる姿勢を持っています。
- 高齢者や災害弱者が取り残されない社会づくりを目指しています。市民目線で小さな課題も拾い上げ、改善に向けて丁寧に要望を続ける実務派の議員です。
2023年6月|定例会
✅ 自治会の加入率低下について質問
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奈良市の自治会加入率が10年間で81% → 67%に下がっていることを指摘。加入率低下の原因を質問。
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加入率低下による問題と、市の加入促進の取り組みを質問。将来を見据えた地域コミュニティ活性化の必要性を強調。
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若者の意見を取り入れた地域プロジェクトを行政が支援する制度創設を要望。
✅ 万年青年クラブ(高齢者クラブ)の課題について質問
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会員数の減少傾向の現状と原因を質問。
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高齢者が地域で役割を持つ機会の提案(見守り、子どもの緊急預かりなど)を行う。
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活動費補助金の使途に軽食費も含めるよう要望。地域で活動意欲のある人が目印として使えるストラップやカードの配布を提案。
✅ 電動車椅子の駐車場問題について質問
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市営住宅での電動車椅子駐車場所の過去事例や相談の有無を質問。
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高齢化で今後同様の課題が増える可能性を指摘し、市の対応を質問。ユニバーサルデザイン・バリアフリー化の視点で課題解決を要望。
✅ 高の原橋の老朽化・耐震化について質問
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高の原橋が老朽化していることを指摘し、現状を質問。耐震補強の必要性を指摘し、優先的に進めるよう強く要望。
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早田議員は、地域のつながりと安心安全を守るための仕組みづくりを大切にしています。高齢者や子ども、障がい者が安心して暮らせる社会の実現を目指しています。
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市民の声を現場で直接聞き取り、具体的な提案として市政に反映しています。課題解決に向けて粘り強く要望を続ける実務的で丁寧な議員といえるでしょう。
🧭行動履歴・活動実績(客観的に確認できる動き)
※以下は議員通信・SNS・視察記録・市議会公式サイトなどで確認できる「実際に行ったこと」に基づく内容です。
📝 最近の主な行動(早田議員)一部抜粋
- 2025年6月 市内各所(学園前駅や平城駅、高の原駅、大和西大寺駅など)で街頭演説/地域の清掃ボランティア活動
- 2025年5月 市内各所で街頭演説/「中山町クリーンパートナー」地域清掃ボランティア活動
- 2025年4月 市内各所で街頭演説/「中山町クリーンパートナー」地域清掃ボランティア活動/支援者お宅訪問
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2021~2022年 継続して街頭活動
- 2021年12月 奈良市消防団平城分団『年末特別警戒』が行われている奈良競輪場にて大国県議とともに伺いし、ご挨拶
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📌 選挙時の主張(2021年・選挙公報より)と進捗状況
活力ある奈良へ!
みんなが輝く未来の為に!!
下の新型コロナウイルス感染症の対策はもとより、
近年多発する自然災害への備えと喫緊の課題です。
今後はさらに「防災・減災」対策に力を入れてまいります。
【主な実績】
・SNS相談「STOP it(ストップイット)」を導入し、いじめ相談体制を構築
・認知症初期集中支援チーム機能を包括支援センター13圏域に拡大
・体育館トイレの洋式化と校舎トイレの洋式化改修を継続的に推進
・消防局の女性職員の職域の拡大
・奈良市品出退避所の制度化
🧭 早田議員の理念・信念
- 誰ひとり取り残さない地域共生社会を目指す。
- 質の高い教育・福祉・安心できる暮らしを守ることを重視。
- 地域資源(ごみ・エネルギー・文化・観光)を活用した持続可能な地域づくりを志向。
- 高齢者・子ども・障がい者が安心して住めるまちづくりを目指す。
具体的な政策は下記の通りです。
VISION 1
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質の高い義務教育の確保と社会教育機会の充実。
VISION 2
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社会的に弱い立場の人を誰ひとり取り残さず、地域社会で共生できる社会を目指す。
VISION 3
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ごみを資源化し、地域内でエネルギー循環を確立。
VISION 4
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古都奈良の文化を生かし、芸術の発展を図る。
VISION 5
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高齢者・子ども・障がい者が安心して住めるまちづくり。
VISION 6
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地域資源を活用した観光・産業の発展。
VISION 7
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教育・育児・福祉・居住などの権利を守り、住み慣れた地域で安心して暮らせる社会の実現。
進捗
✅ 子ども・子育て・教育環境整備
→ 子どもの権利擁護(アドボカシー)施策を11年前から提案し、調査・研究が進む段階。教育委員会との連携や意見表明権保障の体制整備を要望中。
✅ 若者・女性の活躍推進
→ 若者の社会的孤立防止のため、社会的養護退所後の切れ目ない支援体制づくりを提案。特に奈良市の児童相談所機能を活用した支援強化を要望。
✅ 高齢者・障がい者の地域福祉推進
→ 身寄りのない高齢者・障がい者の包括的支援パッケージ制度構築を粘り強く提案し、実態調査・制度設計を進めるよう要請中。総合福祉センター廃止撤回を巡り市の説明責任を追及。
✅ 市民に信頼される議会改革
→ 市長・市執行部に対する説明責任の追及、行政手続・公害調停遵守を求める中で議会の監視機能を徹底し、市民の信頼確保と議会改革に取り組む姿勢を継続。
記載しなかった政策については進捗確認が取れていませんが、早田氏の政策方針の一部として、選挙投票時の参考にしてください。
💰 政務活動費(令和5年度)
政務活動費は資料費・印刷費・会議費・交通費などに使用されます。そうだ哲朗議員の政務活動費の詳細は公明党奈良市議会議員団のPDFにて公開中ですのでご確認ください。
🔗 関連リンク
公式サイト内にはブログがあり2025年になって更新再開されています。SNSでの発信はフェイスブック・Xともに高めの頻度で定期更新されていました。
📌 市民として読み解くポイント
宮池議員は弱い立場の市民の声を徹底して拾い上げ、制度の隙間を埋める提案を続ける正義感の強い議員です。行政の不透明さを許さず問い続け、市民目線で動く現場主義が大きな強みです。
一方で課題が多岐にわたり焦点が散漫になる面もありますが、市民の暮らしと奈良市政の透明性を守るために尽力しています。
🧾 総合的な評価と考察
宮池議員は「一人ひとりの声が原点」という信念のもと、弱い立場の市民の声を徹底して拾い上げる正義感の強い議員です。
制度の隙間で困っている子どもや高齢者、障がい者への支援策を具体的に提案し続ける姿勢は、市民目線で頼りになります。行政や市長の説明不足や不透明さに妥協せず、納得できるまで問い続ける姿は信頼感があります。
また街頭演説活動や清掃運動なども4年任期中継続して行っており、誠実さや議員活動への真剣さや情熱が見て取れます。
一方で、その正義感の強さゆえに質問領域が広く、焦点が散漫になりやすい面もあります。それでも市民を守るために現場で動き、議会で問い続ける姿は誠実で一貫しているといえるでしょう。
行政に対する遠慮のない姿勢が議会の監視機能として機能しています。奈良市の課題解決に向けて、強い正義感を行動に移せる議員であることが大きな強み。市民の暮らしを守り、市政の透明性向上に貢献する存在と言えます。
※本評価は2025年6月時点の議会発言、公開プロフィール、地域活動実績に基づいた中立的な要約とそれに基づく一市民目線での評価と考察です。