奈良市議会議員・田畑 日佐恵(たばた ひさえ)氏は、2025年現在2期目の議員です。
この人ってどんな議員?何をやってきたの?そんな素朴な疑問に答えるために、田畑議員の活動や発言を市民の目線でギュッとよみやすく整理してみました。
選挙での議員選びの参考にもなるよう、できるだけ偏りなく情報をまとめています。
👩💼 田畑日佐恵 議員プロフィール
氏名:田畑 日佐恵(たばた ひさえ)
年齢:66歳(2025年6月時点)
出身:大阪市(昭和34年4月28日生まれ)
会派:公明党奈良市議会議員団
委員会: 観光文教委員会・行財政改革及び公共施設等検討特別委員会(副委員長)
当選回数:2回(初当選:2017年※58歳)
経歴概要:
武庫川女子短期大学卒業後、1980年から約8年間、株式会社大阪砕石工業所に勤務。結婚・出産を経て家庭を支えながら地域活動にも携わる中で、女性や子ども、高齢者を取り巻く地域課題を実感。
「冬は必ず春となる」という座右の銘を胸に、暮らしに寄り添う市政の実現を目指し、2017年奈良市議会議員選挙で初当選、以降2期連続で市政に携わる。
映画・演劇鑑賞を趣味とし、尊敬する人物は広岡浅子。
夫と二男の4人家族の母としての視点を活かしながら、市民一人ひとりが安心して暮らせる奈良市の実現に向けて活動を続けている。
注力分野:子育て支援・少子化対策/高齢者福祉・認知症施策/防災・市民安全対策
主な所属団体:
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公明党奈良県本部
※当ブログでは、肖像権・著作権の観点から、議員の顔写真は使用しておりません。議員の詳細なプロフィールや顔写真は、各公式サイトや奈良市議会ホームページのリンクからご確認ください。
🧾 議会での発言・質問内容とスタンス(評価つき要約)
※議事録からの客観的記録に基づき、発言要旨と議員の考え方を整理して紹介します。
🎤 発言回数と傾向(2021〜2025)※個人質問のみ
▶ 発言件数:現任期(2021〜2025年)の市議会の中で本会議・臨時会(31件)委員会(500件)を通じて531件(奈良市会議録検索システムによる集計)。
議長として発言が112件。
田畑議員は、市民の暮らしに直結した分野で具体的改善提案を行う「実務型・現場目線の議員」と評価できます。
質問は「議論のための議論」ではなく、制度の改善・新制度導入・市民の声の代弁につながっている点で大変価値が高いです。
今後は市全体の将来像や予算の優先順位を問う質問も併せて行うことで、「細やかさ+俯瞰」の両軸を備え、さらに議会内での存在感が高まるでしょう。
🧾 議会発言より(個人質問の一部抜粋要約と評価)
2024年12月|定例会
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避難所の環境改善(防災)
・災害時、被災者が人間らしく過ごせる「スフィア基準」の導入を市に求めた
・避難所でのトイレ・キッチン・ベッド(TKB)の数が足りないので増やすよう要望した
・市民が「自分の命は自分で守る」という防災意識を持つよう、啓発を続けてほしいと伝えた -
学校体育館へのエアコン設置(防災・環境)
・災害時も使えるガス式エアコンの導入を他市の例を参考に検討するよう提案した -
こども誰でも通園制度(子育て支援)
・利用者が増えて好評なので、市立だけでなく私立園にも協力を広げるよう提案した -
帯状疱疹ワクチン接種(高齢者福祉)
・接種希望者が増えているため、予算を確保して助成を続けるよう要望した -
産後ケア事業(子育て支援)
・利用が多い「産後4か月未満」の委託料を増額し、「4か月以降」と同じ金額にしてほしいと要望
・物価高を考慮し、全体的に委託料の見直し・増額を検討するよう求めた
2024年9月|定例会
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認知症対策について
・認知症の人や家族の声をしっかり聞いて市の計画に活かすよう求めた
・認知症を早く見つけ、進行を防ぐ取り組みや支援体制を強化するよう要望した
・認知症は誰でもなる可能性があると考え、地域全体で支える意識を持とうと伝えた -
産後ケア事業について
・利用しやすくなり利用者が増えていることを確認し、今後も支援を続けるよう要望した
・里帰り出産や流産・死産を経験した人も利用できるよう、国の新しい方針を踏まえて市も取り組むよう求めた
・利用者が増えた場合は受け入れ施設を増やすことも考えてほしいと伝えた -
救急体制について(マイナ保険証・119番映像通報)
・救急搬送でマイナ保険証を使う実証事業の結果を検証し、全国導入に向けて取り組むよう要望した
・スマホの映像を使って現場の応急手当を指導できる119番映像通報システムの導入を進めるよう求めた
- 市民の声を丁寧に聞き、制度に活かす姿勢を大切にしています。子育て支援や高齢者支援など、暮らしの安心を守る政策を重視しています。
- 新しい仕組みを取り入れることにも前向きで、実行力を大切にしています。柔らかい語り口で、現場目線で市民に寄り添う人柄の議員です。
2024年3月|定例会
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災害情報伝達(Jアラート)について
・災害時に防災スピーカーが鳴らなかった原因や対応の遅れを確認し、早い情報発信を市に求めた
・市が試験の立会いを行い、不具合を防ぐべきだったと指摘した -
認知症対策について
・認知症の人が増える中で、家族の負担を減らす「ユマニチュード」という介護方法に注目し、市でも活用を検討するよう要望した
・市民向け講座にこの方法を取り入れることを提案した -
こども誰でも通園制度について
・奈良市が制度を試行することを評価し、育児中の親が気持ちを切り替える時間が持てると伝えた
・制度の課題解決に向けて取り組むよう要望した -
伝統工芸の振興について
・奈良工芸の体験ツアーを評価し、観光客が短時間で体験できる取り組みをさらに進めるよう提案した
・若手作家の活躍の場として体験プログラムを活用し、簡単なお土産作り体験を広げるよう求めた
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市民の安心安全を守る災害対策を重視しています。子育て支援や高齢者介護の負担軽減に前向きに取り組んでいます。
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奈良の伝統文化を次世代や観光客に広げることも大切に考えています。総じて市民目線で具体的な提案を続ける、誠実で柔らかな姿勢の議員です。
🧭行動履歴・活動実績(客観的に確認できる動き)
※以下は議員通信・SNS・視察記録・市議会公式サイトなどで確認できる「実際に行ったこと」に基づく内容です。
📝 最近の主な行動(田畑議員)一部抜粋
- 2025年5月 公明党奈良県本部 街頭演説会をJR奈良駅東側にて行う
- 2025年4月 奈良市立飛鳥小学校入学式に来賓出席
- 2025年3月 奈良市立飛鳥小学校「令和六年度卒業証書授与式」に参列
- 2025年2月 公明党奈良県本部議員総会で、 伊藤たかえ参議院議員の国政報告を聞く
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任期中、継続して街頭活動
- 自作の市政報告書「田畑ひさえ通信」を数年に1回ネット配信
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📌 選挙時の主張(2021年・選挙公報より)と進捗状況
ひとりに寄り添い
さぁ、未来へ!
笑顔あふれる奈良市に!
初当選から1期4年間、女性の視点で子育て、教育、観光、環境、福祉の向上に取り組んできました。安全で安心して暮らせる笑顔あふれる住みよいまちづくりを目指し、全力で取り組んでまいります。
チャレンジビジョン
① 子どもを豊かにはぐくめる生活、教育、子育て環境を整備します。
② 若者と女性が夢と希望を抱いていきいきと活躍するまちづくりを推進します。
③ 地域社会において高齢者や障がい者の方々が保健、福祉等制度を身近に感じられる地域福祉を推進します。
④ 奈良市の魅力を発揮した観光資源を活用し、大都市中心からの新たな生活様式に対応した地域経済を活性化します。
⑤ 感染症拡大防止対策、防災減災の取り組みを継続してまいります。
⑥ 自然豊かな東部山間地域の魅力を満喫し仕事をしながら休暇を楽しむワーケーションを推進します。
🧭 田畑議員の理念・信念
具体的な理念信念は、選挙公報の通りです。政策は下記の通りです。
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少子高齢化対策を進め、市民福祉の向上を図る
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保育所の待機児童ゼロを推進する
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奈良市の地域特性を活かし、雇用の拡大を目指す
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教育の充実と学校環境の整備を進める
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経済活性化・農業振興を進め、大学や専門機関との連携やものづくりを支援
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生涯教育を推進し、子育て支援から高齢者の生きがいづくりまで支援する
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芸術文化施策を拡充し、市民が音楽・演劇・映画などを身近に楽しめる街にする
進捗
✅ 市民福祉の向上(認知症施策・高齢者支援)
→ 認知症施策推進計画の策定を強く要望、認知症サポーター講座の充実、ユマニチュード導入検討の提案など、現場目線での改善を進めている。
✅ 教育充実・学校環境整備
→ 災害時の学校体育館へのエアコン設置推進を要望、生徒の安全・環境改善に具体的に働きかけ中。
✅ 経済活性化・農業振興・雇用拡大
→ 他の政策分野に比べ発言頻度・質問は少なく、今後の課題領域。
✅ 生涯教育・子育て〜高齢者の生きがいづくり
→ 産後ケア、こども支援、認知症対策などを通じ、ライフステージ別の支援に尽力しているが、幅広い生涯教育全体の具体策提示は限定的。
✅ 芸術文化振興
→ なら工藝館を通じた伝統工芸振興、観光客向け体験プログラム拡充に関与し、奈良文化の活性化へ具体的に働きかけ中。
記載しなかった政策進捗については確認がとれませんでしたが、田畑氏の政策方針の一部として、選挙投票時の参考にしてください。
💰 政務活動費(令和5年度)
政務活動費は資料費・印刷費・会議費・交通費などに使用されます。田畑日佐恵議員の政務活動費の詳細は公明党奈良市議会議員団のPDFにて公開中ですのでご確認ください。
📌 市民として読み解くポイント
田畑議員は市民の小さな声を丁寧に拾い、制度改善につなげる実務型の議員です。子育て支援や高齢者福祉、防災など暮らしに直結する分野で具体的に動いています。
国の制度や他市の事例も踏まえ、市民が安心して暮らせる奈良市を目指しています。地道で誠実な姿勢で、市民に寄り添いながら着実に政策を進める人です。
🧾 総合的な評価と考察
田畑議員は市民目線を徹底し、小さな声を丁寧に拾い制度改善につなげる実務型議員です。質問は特に委員会での具体質問が多く政策進捗に寄与している印象です。
注力分野は子育て支援、認知症対策、防災施策で、市民の暮らしに直結する領域に力を入れています。国の制度動向や他市事例を踏まえた提案型質問が多く、前向きな改善提案が多い点が強みでしょう。
認知症施策推進計画策定、こども誰でも通園制度、産後ケア拡充などで一定の進捗を上げています。また芸術文化・伝統工芸振興への具体的な提案も行い、地域文化の活性化にも貢献しています。
一方で経済活性化・雇用政策・財政健全化など市全体の視点での大きなテーマへの踏み込みは少ない印象も。
地道で誠実な姿勢と現場感覚を持ち、市民の安心・安全を守る施策の具体化が得意な議員です。総じて、市民に寄り添いながら着実に政策を進める信頼性の高い実務型議員と評価できます。
※本評価は2025年6月時点の議会発言、公開プロフィール、地域活動実績に基づいた中立的な要約とそれに基づく一市民目線での評価と考察です。