奈良市議会議員・北村 拓哉(きたむら たくや)氏は、当選回数6回の大ベテラン議員です。
この人ってどんな議員?何をやってきたの?そんな素朴な疑問に答えるために、北村議員の活動や発言を市民の目線でギュッとよみやすく整理してみました。
選挙での議員選びの参考にもなるよう、できるだけ偏りなく情報をまとめています。
🧑💼 北村拓哉 議員プロフィール
氏名:北村 拓哉(きたむら たくや)
年齢:56歳(2025年6月時点)
出身:京都府城陽市(昭和44年生まれ)
会派:日本共産党奈良市会議員団(幹事長)
委員会: 観光文教委員会・行財政改革及び公共施設等検討特別委員会
当選回数:6回(初当選:2003年※34歳)
経歴概要:
京都府立西城陽高等学校、天理大学文学部卒業後、日本共産党奈良地区委員会勤務を経て市政に挑戦。2003年奈良市議会議員選挙で初当選し、現在6期目。市民目線で暮らしと福祉を守る政治を掲げ、国保・介護保険料の引き下げや子育て支援、バス路線維持拡充などに取り組む。趣味は野球・スポーツ観戦で、剣道二段の腕前。「未来・希望」を大切に活動を続けている。
注力分野:子育て・教育/医療・福祉/公共交通やインフラ維持改善
主な所属団体:
-
日本共産党
※当ブログでは、肖像権・著作権の観点から、議員の顔写真は使用しておりません。議員の詳細なプロフィールや顔写真は、各公式サイトや奈良市議会ホームページのリンクからご確認ください。
🧾 議会での発言・質問内容とスタンス(評価つき要約)
※議事録からの客観的記録に基づき、発言要旨と議員の考え方を整理して紹介します。
🎤 発言回数と傾向(2021〜2025)※個人質問のみ
▶ 発言件数:現任期(2021〜2025年)の市議会の中で本会議・臨時会(66件)委員会(602件)を通じて668件(奈良市会議録検索システムによる集計)。
議長として発言が0件。
医療・福祉・教育・交通など暮らしの細部に目を向けた実務型の質問が多いのが特徴です。
🧾 議会発言より(個人質問の一部抜粋要約と評価)
2025年3月|定例会
子ども医療費無償化を進めるべきと主張
・お金がなくて病院に行けない子どもがいないようにすることが行政の責任
・国が無償化にブレーキをかける動きに反対
・奈良市が制度を後退させないよう市長に確認、国へも改善を求めるべきと訴え
佐保小学校の校舎建設の進め方を問題視
・予算の使い方が議会の決定を無意味にしてしまうやり方だと指摘
・長期間にわたり工事環境下で子どもが過ごすことを懸念
・子どもの声や権利を大切にするよう主張
青山コートの改修後の利用状況を確認
・利用者が増え喜ばれていることを確認
・施設全体の環境改善も求める
青山公園のトイレとプールの改修を要望
・老朽化したトイレの早急な修繕を要望
・市民が安心して使えるプールの改修を着実に進めるよう求める
2024年9月|定例会
佐保小学校の建て替え費用が12億円増えた理由を確認
・費用が合計72億円超と高額になった経緯と内訳を追及
・入札がうまくいかず工事が遅れる可能性について市に質問
大きな金額を使う前に全体計画の説明が必要と主張
・学校の設備や建て替えの基準を市民や議会が理解できるようにするべきと訴え
・体育館へのエアコン設置など他校との公平性も重要と指摘
地域住民や保護者の声を大切にするよう求める
・鼓阪地域で保護者の声が届かず、地域の分断が起きている現状を問題視
・市長が直接住民と会って話を聞く場を作るよう強く要望
市の進め方に疑問を持ち、丁寧な説明と合意形成を求める姿勢
・拙速な進行でなく、地域の声を聞きながら進める必要性を繰り返し指摘
- 北村議員は、大きな予算を使う際の説明責任と計画の透明化を重視しています。地域住民や保護者の声を大切にし、市民の理解と合意を得ることを優先しています。
- 公平な教育環境づくりのために、市内全体での公平性を守る視点も持っています。全体として、市民目線で丁寧に物事を進めようとする実務的で誠実な議員です。
2023年12月|定例会
医療的ケア児への支援拡充を提案
・重い医療ケアが必要な子どもと家族の負担を減らす仕組みを市に求めた
・保育園や学校、学童でも付添なしで通える環境づくりを進めるよう主張
・看護師や保育士のスキルアップ、正規職員増員の必要性も訴えた
学校での負担軽減を求める
・経済的に困っている家庭への就学援助金の支給時期を早める提案
・コロナで中止になった修学旅行のキャンセル料を市が負担するよう求めた
・給食時のアクリル板の不衛生・安全性を問題視し、見直しを提案
・少人数学級、保健室への生理用品常備を早急に進めるよう要望
土地利用規制法への懸念を表明
・自衛隊基地周辺の住民情報調査が人権侵害になる恐れがあると指摘
・国が市に個人情報提供を求める可能性を懸念し、市に慎重対応を求めた
・安全保障を理由に私権制限や監視社会化しないよう訴えた
- 北村議員は、弱い立場にある子どもや家庭の負担を減らし、支援体制を整えることを重視しています。市民の生活や教育現場の現状を具体的に捉え、改善策を粘り強く提案しています。
- 市民のプライバシーや人権を守る視点から国の政策にも慎重な姿勢を示しています。全体として、市民目線で生活・教育・人権を守るために丁寧に活動する誠実な議員です。
🧭行動履歴・活動実績(客観的に確認できる動き)
※以下は議員通信・SNS・視察記録・市議会公式サイトなどで確認できる「実際に行ったこと」に基づく内容です。
📝 最近の主な行動(北村議員)一部抜粋
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2025年5月 5月1日の奈良県メーデーでデモ隊の皆さんを激励、デモ行進に参加/要求対話の訪問行動
- 2025年4月 街頭演説会(近鉄学園前駅北側と近鉄奈良駅前)を行う
- 2025年2~4月 近鉄奈良前(小西通り入口)で市長あて要望署名(6項目)運動を行う
- 2025年1月 近鉄奈良駅前での日本共産党・元旦宣伝活動
- 北村たくやリーフレットを紙で不定期配布
📌 選挙時の主張(2021年・選挙公報より)と進捗状況
人にやさしい政治へ全力
国保料(1世帯)1万円引き下げ
介護保険料の引き下げ
ひとり親、障害がい児者の子育て・暮らしの支援拡充
医療費 完全無料に
こんどは 高校卒業まで医療費完全無料に(約1億円でできます)
小中学校にエアコン実現した力で
学費軽減、給付型奨学金
奨学金返済支援
子ども医療費無償化
学校給食費無償化
バス路線の確保・増便を
県域水道一体化ストップ
命の水を守ります
日本共産党
コロナ抑え込みに全力!五輪より命を
🧭 北村議員の理念・信念
理念信念・具体的な政策は上記の選挙公報の通りです。
進捗
北村たくや議員は、子どもの医療費完全無償化や学校給食費無償化を求め、負担軽減に取り組んでいます。
国保・介護保険料引き下げ、バス路線維持、エアコン設置推進など暮らしを守る政策を継続的に提案。
県域水道一体化には慎重姿勢を示し、市民の命の水を守る立場を貫いています。
街頭演説や署名活動を通じて市民の声を集め、議会で具体的な改善に繋げる行動が見られます。
記載のない政策は現在進捗の確認はとれておりませんが、北村氏の政策方針の一部として、選挙投票時の参考にしてください。
💰 政務活動費(令和5年度)
政務活動費は資料費・印刷費・会議費・交通費などに使用されます。北村拓哉議員の政務活動費の詳細は日本共産党奈良市会議員団のPDFにて公開中ですのでご確認ください。
🔗 関連リンク
個人の公式サイトはありませんでした。ブログは2018年から更新がありませんでした。現在はフェイスブックにて発信を主にされているようです。
📌 市民として読み解くポイント
北村議員は、市民の暮らしと福祉を守るため医療費・給食費無償化や負担軽減に力を入れています。街頭で市民の声を集め、議会で具体的に提案する現場重視の姿勢が特徴です。
幅広い政策を掲げる一方で、財源や優先順位の整理を今後どう示すかも注目点です。
市民目線で着実に行動する実務派の議員といえるでしょう。
🧾 総合的な評価と考察
北村議員は医療費無償化や給食費無償化、国保・介護保険料引き下げなど市民負担軽減に一貫して取り組む姿勢が強みです。
医療的ケア児支援や子育て支援、教育環境改善にも力を入れ、実際に市の施策改善につなげる実務力があります。
バス路線の維持・増便やエアコン設置推進など現場目線で暮らしやすさを重視する提案も多く、生活密着型の活動が特徴です。
水道の県域一体化に慎重姿勢を示し、市民の安心・安全を守る立場で議論を続けています。
街頭署名や市民対話を重視し、声を拾って議会質問につなげる現場主義は市民に信頼されています。
一方、北村議員の姿勢自体は市民本位で評価できますが、課題としては要求が多岐にわたり、同時に進める上での具体的財源試算や実現手順の明示は限られる場面もあります。
「実現性」「財源」「優先順位」について市民に説明し理解を得る工夫ができれば、政策提案の説得力と支持がさらに高まるのではないでしょうか。
市民の権利や公平性を守る意識が強く、監視社会化への懸念など国の政策にも目を向けています。
地道で誠実な活動が光り、市民生活の守り手としての役割を着実に果たしています。
全体として、北村議員は「暮らしと福祉を守る市民目線の実務派議員」と評価できるでしょう。
※本評価は2025年6月時点の議会発言、公開プロフィール、地域活動実績に基づいた中立的な要約とそれに基づく一市民目線での評価と考察です。