なら燈花会の屋台と混雑

奈良のこと

なら燈花会2023。屋台の様子とメニューは?トイレは?混雑具合と穴場紹介

8月5日から奈良公園内で開催中の「なら燈花会(とうかえ)」。初日の8月5日にさっそく鑑賞に行き全ての会場を歩いて巡ってきました。

今年の屋台の様子、混雑具合をリポートするので、これから訪れる方の参考になれば幸いです。穴場と感じた2つの会場もご紹介します!

なら燈花会2023とは?初日の様子は

猿沢池の様子。2023燈花会

2023年8月5日(土)~14日(月)まで奈良公園で10日間開催されるライトアップイベント「なら燈花会(とうかえ)」奈良の夏といえば「燈花会!」というほど認知度が高い人気イベントです。

イベント詳細については下記記事をご覧ください。

初日である8月5日は土曜日で天気も良かったこともあり、奈良公園周辺は日中から多くの人でにぎわっていました。19時の燈花会開始後も人は多く、いつもの静かな奈良の夜とは違うにぎやかな雰囲気

我が家も家族3人でさっそく初日に出向き、全ての会場を巡りました。浴衣を着た人も多く、お祭りムード満載!

デートで、友達同士で、家族で、夫婦で、と様々な方々が老若男女関係なく訪れ楽しんでいる様子。外国からの観光客の方も多く国際色豊かな感じもしました。

今回の記事では実際の屋台の様子やメニューと、少し混雑を感じた猿沢池・浮見堂・浮雲園地の様子をお伝えします。

合わせて穴場と感じた会場2つの情報ベビーカーで周れるのかもまとめたので、これからなら燈花会を訪れる方の参考になればうれしいです。

今年の屋台はどこにある?メニューは?

にぎわい縁日

2023年度の燈花会で屋台が出ていたのは、

  • 春日大社参道(一の鳥居を過ぎたところ)
  • 東大寺南大門前の参道石畳

2か所でした。

春日大社参道の出店は「にぎわい縁日」という名前で、燈花会中以外は出ていない屋台群。なら燈花会期間中のみ、この場所に屋台が出ます。(南大門前は燈花会期間中以外も毎日屋台があります)

にぎわい縁日の場所

場所は春日大社参道一の鳥居を過ぎたところですが、奈良国立博物館のちょうど真裏に当たります。多くの人でにぎわい、なかなか混雑していましたが久しぶりにお祭り気分が味わえました

にぎわい縁日の様子

2か所の屋台は両方とも、いわゆるお祭りの定番屋台。メニューは色々で、

ベビーカステラ・イカ焼き・はしまき・カットフルーツ串・からあげ・ポテト・やきそば・たません・クレープ・いちごあめたこ焼き・かき氷・ずわい棒・冷やしきゅうり

などなど。ビールやジューススムージーなど飲み物が売っている屋台もありました!屋台の裏手にはトイレもあるので、お腹が冷えても安心です。

ちなみに東大寺南大門前の屋台の近くでは、大型バスなどが駐車する東大寺駐車場(南大門横)の、少し奥の方ににトイレがありますよ。

混雑していた場合は、参道をまっすぐ進み大仏殿へ突き当たったら左に曲がるともう1つトイレがあるので、そちらもご利用ください。さらに春日野園地の歩道沿いにもありますよ!

特に奈良の特産品(大和牛や大和肉鶏など)を使った奈良ならではの屋台は見当たりませんでしたが、定番物は一通りそろっていたので、好みのメニューに出会えるはずです。

にぎわい縁日に特に飲食用のスペースなどはないので、皆さん参道脇に寄って飲食している感じでした。持っている方はコンパクトになる折り畳みイスなど持参すると楽かもしれません。

スーパーボールすくいなど子供が喜ぶ縁日系屋台もありましたよ。昼頃から燈花会終了21時半ぐらいまで営業している屋台が多いようです。

平野茶屋

にぎわい縁日の屋台が途切れても、春日大社方面にそのまま参道を直進していると参道沿いで再び営業しているお店「平野茶屋」が。(上の写真)

こちらでもかき氷やソフトクリームなどの販売があります。数は多くはありませんがベンチがあるので、座って休憩しながら飲食できるのもうれしいポイントです。

仏教美術研究センターのライトアップ

ちなみに平野茶屋の斜め向かいにある洋館のような素敵な建物は「仏教美術研究センター。夏ライトアップされているので、こちらも合わせて鑑賞してみてくださいね。

例年よく屋台がでる浮雲園地奥にある「国際フォーラム甍(いらか)」の石畳ですが、現在国際フォーラムが工事中閉館のため今年は屋台が出てないので、ご注意を。

また会場の一つである猿沢池周辺では特に屋台などはありません

にぎわい縁日より前にソフトドリンクやビールでのどを潤したい方は、猿沢池手前・もちいどの商店街入り口にあるコンビニ(ファミリーマート)で購入しておきましょう。

デイリーヤマザキ

五十二階段側から近いコンビニはデイリーヤマザキですが、営業時間が19時半までなのでご注意ください。

ただしこちらでは、普通の缶ビール各種の他、曾爾高原(そにこうげん)の生ビールケルシュの販売があります!

店内にサーバーが置かれており、レジで料金(大400mlで500円・小250mlで400円)を支払うと店員さんがすぐにサーバーからプラカップに注いでくれます。

曾爾高原ビール
曾爾高原ビール。向かって左が大(400ml)・右が小(250ml)

新鮮な入れたての生ビール(しかも奈良地ビール)を良心的な価格で味わえる穴場。19時頃猿沢池から鑑賞をスタートさせるお酒好きな方は、是非デイリーに足を運び美味しいビールをご堪能ください!

ちなみに猿沢池も、デイリー前のウッドデッキにトイレがあるので安心ですよ!

会場内にゴミ箱の設置はありません。シカの誤食防止のためにも、ごみは各自持ち帰りましょう!

各会場の混雑具合は?

約2時間で全ての会場を巡った我が家ですが、どこもにぎわっているけれど、めっちゃ混んでる!という感じはしませんでした

なら燈花会を訪れている人数はかなり多いとは思いますが、会場が広いので、分散されている感じがします。

今回のなら燈花会で少し混雑を感じた箇所

猿沢池・浮見堂・にぎわい縁日・浮雲園地の入り口あたりの4か所。他の会場は特に混雑を感じませんでした。

浅茅ヶ原会場は8月7日と10日はライブがあるため多少の混雑が予想されます。

にぎわい縁日の様子は先にご紹介したので割愛しますが、ここからは少し混雑を感じた3つの会場の様子についてリポートします。

会場の地図は下記リンクのデジタルガイドマップをご覧ください。

今年の各会場なら燈花会ライトアップの様子は下記記事にまとめたので、合わせてご覧ください。

猿沢池

猿沢池の混雑具合

猿沢池は近鉄奈良駅から近く、燈花会鑑賞のスタートとしてもぴったりの場所。我が家も燈花会スタートの19時に猿沢池に到着したのですが、すでにかなり人出がありました。

それでも通路が人にもまれるほど埋まるというわけではなく、歩きにくさは感じませんでした。さらっと池をぐるっと周って次の会場へ向かう人が多いので、人の入れ替わりはスムーズです。

燈花会・興福寺五重塔・猿沢池

興福寺五重塔×猿沢池×燈花会の名スポット写真を撮るのも、そんなに苦労はしないと思います。周囲の芝生に座ってのんびりしている人々の姿も。(芝生は外人さん多し)

駅が近いので、おそらく燈花会開始直後の19時台と終了前の21時台が少し混雑すると思いますが、逆に間の20時台は比較的落ち着いているかもしれません。

浮見堂

浮見堂燈花会

人気の高い会場である浮見堂は池の周りとお堂に向かう橋を歩くことができますが、通路があまり広くないので混雑します

そのため順路が設けられており、スタッフの方が誘導してくれていました。

イモ洗いというほどの混雑ではなく、池の周りの通路でも橋の上でも、端によれば立ち止まって写真撮影をすることも可能でした。

ちなみになら燈花会期間中は、浮見堂へ入る通路は封鎖されています。

浮見堂のボート燈花会

なら燈花会中は、浮見堂のボートが夜間営業(1000円)していますが、こちらは大行列の大繁盛並ばないと乗れませんが、池の中からお堂に近づき燈花会を楽しめるチャンスです。

我が家は乗りませんでしたが、傍目からみてもロマンチックな雰囲気でした。デートで来ている方には特におすすめです。

浮雲園地の入り口付近

浮雲園地燈花会

なら燈花会のメイン会場である浮雲園地と春日野園地。浮雲園地は東大寺南大門参道横にある大交差点からすぐの広場であり、多くの人が訪れます。

タッキー

燈花会がなくても観光客が多くていつも混雑している場所ニャ!屋台があるのも影響してるニャ!

とりわけ交差点からすぐの浮雲園地への入り口あたりは、混雑します。(特に信号が青に変わった後)

会場に入ってすぐ、他の会場にはなかった一面の燈花の灯りが出現するので感動して立ち止まっている人やとりあえず写真を撮っている人が多い場所。

会場は広いので、少し奥に進めばすぐに人がまばらになるため立ち止まらず先に進むのがおすすめです。

混雑回避の穴場会場は2つ!

春日野園地燈花会

全ての会場を周って一番空いていてゆっくり鑑賞できるなぁ、しかも一番きれい!

と感じたのが、春日野園地

浮雲園地横にある大広場・春日野園地の会場です。9つの会場の中で一番面積が広く、まさに一面に光の花が咲いたといった感じの、圧巻のなら燈花会会場となっています。

昨年はここまでの規模ではなかったのですが、今年はコロナ渦前の規模に匹敵していたように感じかなり見ごたえがありました。

浮雲園地で満足して春日野園地まで足を運ばずに戻ってしまう方が多いですが、本当にもったいないです。

大仏殿と燈花会

春日野園地ではライトアップされた東大寺南大門と大仏殿・そしてなら燈花会の光の花畑を同時に鑑賞・写真撮影することが可能な名スポット。

広い上に人も少なめで、自由にろうそくの間を歩くこともできるのでじっくりと鑑賞可能です。じっくり写真を撮りたい方も、こちらがおすすめ

春日野園地会場の奥に行けば行くほど人が減り自分たちの世界に入ってゆっくり鑑賞できるので、カップルの方には特に一押しですよ。

奈良国立博物館前の燈花会

もう一つ穴場と思えた場所が、奈良国立博物館。ろうそくの数は少なめですが、博物館前にある池に映る水鏡が美しいです。

会場移動のついでに立ち寄りサラッと鑑賞する人が多いので混雑は感じません。ベンチの設置があるので、ベンチに座れればゆっくりボーっと燈花会鑑賞を楽しめそうです。通路も広くてきれい。

鹿も多い場所なので、鹿と燈花会のコラボ写真も狙いやすいかもしれません。(食べ物も狙われますが汗)

なら燈花会はベビーカーでも周れる?

南大門参道前の交差点

普通のお祭りですと混雑で人にもまれることもあるのでベビーカーの赤ちゃん連れだとしんどいと思います。

しかし、なら燈花会は先述の通り会場が広く人が分散しているので、ベビーカーでもそこまで周るのに苦労はしません。

タッキー

犬用のペットカートで移動している人もたくさん見たニャ!

そもそも奈良公園一帯は観光ルートなので、基本は道が広めで舗装され整備されています

我が家も子供が赤ちゃんの頃ベビーカーで周ったことがありますが、距離が長くしんどいという点以外は特に問題ありませんでした。(暑さ対策は万全に)

ただ、以下の3か所は注意が必要なので頭に入れておいてください。

  • 猿沢池の五十二階段は上り下りができないので坂道を迂回する必要がある
  • にぎわい縁日のある春日大社参道は砂利道でがたがたして歩きにくい
  • 浮見堂から浅茅ヶ原は少し幅広の石段をのぼるのでしんどい
浮見堂から浅茅ヶ原への道
浮見堂から写真右側にある階段をのぼると浅茅ヶ原・東大寺方面へ行ける

浮見堂から浅茅ヶ原の石段は長くはありませんが、ベビーカーを畳んで抱っこするか頑張って持ち上げるかする必要があります。

迂回できないことはないですが、かなり大回りになるためベビーカーの方が浮見堂から浅茅ヶ原へ行く場合はご注意ください。

まとめ

数ある夏の奈良ライトアップ行事の中でも随一の人気を誇る「なら燈花会」。この記事では2023年度の屋台の様子と会場の混雑具合をお伝えしました。

普通のお祭りのようなにぎやかさはありませんが、ろうそくの灯りによるロマンチックで幻想的な雰囲気が魅力の行事です。とはいえ、屋台もあるのでお祭り感もしっかり味わえますよ。

天気の良い初日の土曜日の混雑具合はそれほどでもありませんでしたが、お盆休みに入るともう少し混雑するかもしれません。

混み具合が変わっても混雑スポットは基本的にご紹介した箇所だと思うので、上手に混雑回避して、なら瑠璃絵を楽しんでくださいね。

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