室内犬を飼育して9年目の我が家。ペットシーツの処理のために、臭い漏れしにくいペットシーツ専用ゴミ箱・ペットリアデオポットを9年間ずっと使用してきました。
犬がいるのだから犬用ゴミ箱があって当たり前と思って使ってきましたが、我が家にランニングコストのかかるこのゴミ箱は必要なのか?と疑問に感じるように。実際使用をやめてみた結果と感想です。
9年間使用してきたペットシーツ処理器デオポット
我が家は室内犬(トイプードル2匹)を飼育して9年目。古民家の和室の片隅においたケージ内にトイレを置き、ワイドサイズのトイレシーツを敷いています。犬は毎日そこで用を足します。
9年前、室内犬を飼うのははじめてで色々調べたところ、トイレシーツを捨てるのはこれがおすすめ!と何かで見て「これはいい!」と思い購入したのがペットリアのデオポットという商品でした。
ペットリアのデオポットは、本体に専用カセット(ビニール)を装着し、使用済みのトイレシーツを穴にねじ込む密閉型のペットシーツ処理器。
簡単にいうと、においもれの少ない特殊な専用ビニールがついた密閉ゴミ箱といった感じのものです。
消臭・抗菌成分「ケスクリーン」がおしっこうんち臭を消し大腸菌の繁殖を防ぎ清潔を保ち、3層特殊フィルムが防臭。
ゴミ箱が室内にあっても、トイレシーツの臭い漏れが気にならないという画期的な商品です。ペットリアデオポットについて詳しくは下記の公式ホームページをご覧ください。
実際9年間使用して感じたこと(メリットデメリット)
我が家では、トイレのあるケージ横にこのゴミ箱デオポットを置き、毎晩夕食時に1回トイレシーツの交換をしていました。
トイレから古いシーツを取って、隣にあるゴミ箱にねじ込むだけなのでわざわざ遠くのゴミ箱まで捨てに行かずに済み楽で便利。
専用ビニールは約1か月で終わるので、終わりかけたら専用カセットを追加購入する必要があります。(3個パックで2500円ぐらい)
ランニングコストがかかるのは多少痛手で、デメリットに感じていました。
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犬を室内で飼っていると、犬やおしっこの臭いなどに慣れてしまい鼻がマヒしているかなと思うことも多々ありますよね。
これを使っていれば来客の際も臭い漏れは防げて不快な思いはさせずにすむでは…と多少の安心感もありました。
特に使用について疑うこともなくずっと使っていましたが、出産や近年の物価高で生活費を見直す中、当たり前に使っていたこのペットシーツ処理機の使用についても考えるようになりました。
そもそも我が家でそこまでの使用効果があるのか?
我が家は築約100年の古民家。一般的な近代住宅と違い、あらゆるところが隙間だらけで気密性が極めて低いです。
冬場ファンヒーターを使っていても定期的な換気をしなくてもすむぐらい隙間だらけ。(隙間換気というやつです)部屋の仕切りにも壁はほぼなくふすまばかり、よくいえば解放感があります。(笑)
密閉性の高い近代住宅(マンションなど)の場合ならこのゴミ箱の防臭効果は発揮されるかもしれませんが、デオポットに正直そこまで劇的な効果は感じていませんでした。
むしろ長年使い続けて臭いがゴミ箱内部にしみついているのか、このゴミ箱自体がにおいの発生源になっているような気がしてきた今日この頃…。
(ゴミ袋を取り出す際に一度ビニールが解放されるので、中の使用済みトイレシーツの臭いがもれます)
地味に家計に影響を与え続けるカートリッジを使い終わったのをきっかけに、少し離れたキッチン脇にあるメインの蓋つきゴミ箱に、普通のポリ袋に入れたトイレシーツを捨ててみることにしました。
使用をやめてみた結果
使用済みのトイレシーツを普通のポリ袋に入れて、しっかりと入口を縛り密閉、キッチン脇の生ごみなど色々な燃えるゴミを混載している蓋つきゴミ箱に捨てる。
2022年秋ごろからそんな生活に切り替えてみて3か月ほど経ちましたが、その処理方法で全く問題ありませんでした。キッチン周りでも特にトイレシーツ臭さなどは感じません。
そもそも元々土間だったらしい我が家のキッチン周りは天井がかなり高く空間が広いので、臭いもこもりにくいように思えます。最初から犬専用ゴミ箱は必要なかったのかもしれません…。
犬を飼ったのだから、犬専用のごみ箱がないと、と勝手に思い込んで長年デオポットを使用してきましたが、それは私の思い込みだったようです。
トイレ横にトイレシーツ用のゴミ箱があれば捨てるのも楽だなあと思っていましたが、よく考えればトイレシーツを変えた後は必ずキッチンへ手を洗いに行っていた私。
それならばそのついでにトイレシーツをキッチンのゴミ箱に捨てればよかったのでは…と今さら気が付きました。(恥)
また、使用をやめてケージ横のペットリアデオポット本体をどかしてみたら、あらスッキリ…。いくらスリムなゴミ箱でも、フタは青色ですし大分存在感があったようです。
生活環境によって当たり前は違う
そんなこんなで、我が家はペットリアデオポットの使用はやめました。もしかしたらまた蒸し暑い夏場になったらキッチンのゴミ箱からペットシーツ臭が出てくることがあるかもしれません。
その場合は普通のポリ袋を防臭効果のあるゴミ袋に変えてみようと思います。
年間1万円弱かかる(9年で9万円近く!)ペットリア専用カートリッジの出費は地味に痛手だったので、やめることができて少し肩の荷が下りた思いです。
我が家は前述の通り隙間だらけの古民家だったので、ペットリアデオポットの効果はあまり感じられませんでしたが、密閉度の高く置き場の限られる住宅の場合は重宝する商品でしょう。
そんな方にとってはデオポットは生活に欠かせない商品、使うのは当たり前だしやめるなど考えられないと思います。費用対効果も抜群と感じられることでしょう。
私は犬を飼っていたらペットシーツ用のゴミ箱があって当然!と疑わず使い続けましたが、それはただの頭でかっちなただの思い込みでした。
物価高の続く今だからこそ、特に考えずに「使って当たり前」と思って購入し続けているものについて改めて考え直し見直してみてはいかがでしょうか。
まとめ
物価高をきっかけに、我が家では当たり前と思って使っていたペットリアデオポットの使用をやめてみたところ、特に問題はありませんでした。
逆に1回やめてみて、その重要性に気付き納得してお金を払い続けることができるものもあると思います。(我が家の場合はペットシーツがそれでした)
当たり前のことを一度立ち止まって本当に当たり前なのかを再確認してみることは、消耗品に限らず大切なこと。私のやめてみた体験談が、誰かの立ち止まって考えるきっかけになれば幸いです。