1つ当たり80円を切る、100均よりも安い9個入りの格安・多肉植物セットを町の園芸店で発見!なんの多肉植物が入っていたかご紹介します。
その中で私が持っていなかった多肉植物ベルゲランタス・フミリスについて基本情報と育て方を調べたので、情報をシェアします。
お買い得な9品セットの多肉植物を購入
3月21日、いつもの小さな園芸店の軒先で、9品セットで税抜650円という格安の多肉植物セットを仕事帰りの夫が発見。
100均の100円多肉とほぼ同じサイズ(約6センチの2号ポット)に植えられた多肉たちは税込みでもセットで715円、1つあたり79.4円。100均よりも安く、お買い得!まるで福袋のようです♪
しかも全て名札付きです。持っている多肉植物も多くありましたが関係ありません。(笑)初見で即購入してきてもらいました。
何が入っていた?【セット内容】
9品セットに入っていた多肉植物は以下の通り。
- 銘月…春秋型・セダム属
- ゴーラム…春秋型・クラッスラ属
- ベビーサンローズ…春秋型・アプテニア属
- 秋麗…春秋型・グラプトペダルム属
- 秋葉の火祭…春秋型・クラッスラ属
- マサイの鏃(やじり)…夏型・セネシオ属
- 月兎耳(ツキトジ)…夏型・カランコエ属
- フェミリス(フミリス)…夏型・カランコエ属
- ベルゲランテス(ベルゲランタス)…冬型・ベルゲランタス属
普及種が多いですが、入荷したばかりというのもあって私が購入したセットは火祭り以外は状態が割とよくて徒長しているものなどはありませんでした。花芽が立ち上がっているものも2点。
一緒に入っていた生産者さんの紙が多肉の気持ちを語っていて、ユーモラスで面白かったです。(笑)
購入後同じものを購入してる人がいるのかな?と思いネット検索してみると、グリーンスナップで仲間をたくさん発見。2018年頃から似たセットを2~3月頃に販売されているようです。
私が購入したお店では全て同じセット内容でしたが、微妙にセット内容が違う方もいました。ただし秀麗と秋葉の火祭りはほとんどのセットに入っているようでした。
皆さんの投稿でセットに入っていた品種は、以下の通り。
オーニソガラム・福娘・星の王子・ブロンズ姫・乙女心・日進・五重塔・ガステリア恐竜・オーロラ・仙女の舞・錏弁慶(しころべんけい)・ファンクイーン(バンブレーン)・パープルキング・姫麒麟・虹の玉・白寿楽・ファンファーレ・万宝
普及種に紛れてガステリア恐竜・パープルキング・姫麒麟・白寿楽などの、100円以下では絶対買えないレア品種が!!うらやましいです。特にセネシオ属好きの私は白寿楽が欲しすぎます。
9品セットで500円前後で売られていることが多いようで、私が購入したお店より安い!町の園芸店で販売されていることが多いようなので、見かけたら是非購入してみてくださいね。
セットは全てが春秋型というわけではないので、寄せ植えする際はご注意を!
私も型や耐寒温度の似ているものを一緒に寄せ植えようと思い調べましたが、私の購入品の場合は
- マサイの鏃…夏型・耐寒温度5度
- 月兎耳…夏型・耐寒温度5度
- フミリス…夏型・耐寒温度5度
- ベルゲランタス…冬型・耐寒温度3度
- ベビーサンローズ…寄せ植えには向かない性質
が他とタイプが違かったのでそれらは個別で、あとの4種類(春秋型・耐寒温度低め)は寄せ植えにすることにしました。
初入手の2種類【ベルゲランタス・フミリス】の育て方は?
我が家の場合、9品セットのうち7品は所有している多肉植物でしたがベルゲランテス・フミリスの2種類は持っていない多肉植物だったため、基本情報と育て方を調べてみました。
ベルゲランタス(ベルゲランテス)
ベルゲランタス基本情報
- ハマミズナ科ベルゲランタス属
- 原産地…南アフリカ
- 流通名…照波(てるなみ)・三時草
- 学名…Bergeranthus multiceps
- 冬型
- 開花…春
ベルゲランタスは、別名の三時草(さんじそう)の名前の通り開花期は午後3時頃に開花し、日没に花を閉じる多肉植物。春の開花時期には同じことを1週間繰り返すそうです。
タンポポのような黄色い花が魅力的。ハマミズナ科メセン類なので、リトープスやコノフィツムと近い種類です。(そういわれると花が似ていますね)
購入した名札には「ベルゲランテス」とありましたが、「ベルゲランタス」「ベルゲランサス」「ベルゲランツス」など読み方は様々。全て学名に由来しているようです。
ここでは一番一般的と思われる「ベルゲランタス」と呼ぶことにします。耐寒温度は約3度。
耐寒性・耐暑性があり、関東以西では屋外での冬越しも可能。南アフリカの乾燥地帯原産なので特に乾燥には強いそうです。
冬型で、7~8月頃の夏真っ盛りは休眠するので断水気味&風通しの良い日陰で管理しましょう。5月頃から水やりを控えめにし、高温多湿にならないように注意!
雨には強い方らしいですが、きれいに育てたいなら他の多肉と同じく軒下などがベスト。植え付けや植え替え時の他、生育期の春秋には1~2回ずつ肥料を与えましょう。
増やし方は、春か秋の生育期に株分けが一般的。挿し芽はできるようですが、葉挿しの成功率は非常に低いです。
丈夫な上に基本的に成長がゆっくりなので、ズボラな私にも育てやすそう。(笑)
フミリス(フェミリス)
フミリス基本情報
- ベンケイソウ科カランコエ属
- 原産地…マダガスカル
- 流通名…スポッテッド・カランコエ/フェグエイレドイ
- 学名…Kalanchoe humilis
- 夏型
- 開花…春
付いていた名札には「フェミリス」とありましたが、「フミリス」が正式名称のようでした。
赤紫っぽい虎柄のような縞模様が特徴的なフミリスは、葉っぱの鑑賞価値が高いです。成長はゆっくり。
ちなみにフミリスはキジカクシ科アルブカ属とツルボラン科アロエ属にも同じ名前の植物があるので、混同しないようにご注意を。
日光を好む種類の多肉植物なので、よく日を当てて水は控えめで育てると〇。縞がきれいに出ます。(ただしあまりにも日が強すぎると葉ヤケするので真夏は注意)
耐寒温度が5度で、夏型だけあって冬は苦手。耐寒性は低いので冬場は夜間だけでも室内に取り込んだ方が良いです。
肥料はなくても大丈夫ですが、生育期の春と秋に1~2回肥料を与えると大きく健康になります。
春~秋は緑っぽい色ですが、秋以降は赤っぽく紅葉。紅葉を楽しみたいなら秋は肥料を与えないでおきましょう。
増やし方は春か秋の生育期に挿し芽を。ベルゲランタスと同じく、葉挿しの成功率は極めて低いです。
フミリスは葉っぱの縞模様が男前!寄せ植えに使う場合も、小石などと組み合わせてロックガーデン調にするとかっこよさそうですね。
まとめ
1つ当たり100円を切る超お買い得な多肉植物9点セットの中身をご紹介しました。町の園芸店は時々こういった面白いセットが出るので楽しいです。
今回初入手したベルゲランタスとフミリスも、しっかりと育て方を調べたので大切に育てていきたいと思います。