子供との旅行を思い出に残るかけがえのないものにするために、我が家では旅行の度に制作している「旅のしおり」。
作れば子供が主体となって旅行を楽しめるだけでなく、旅行が終わった後も写真アルバム代わりに何度も見返して楽しむことができます。
最終回の今回は、旅が終わり帰宅した後に行う仕上げ(デコレーション)のやり方についてお伝えします。実際制作した旅のしおりの中身も公開!
旅のしおり、最後のまとめについて
子供との旅行を印象に残る楽しいものにするためにサポート役として優秀なのが、旅のしおりです。最後となる今回は、旅が終わった後にすることをまとめました。
完成した旅のしおりの中身ページも公開しているので、よければ制作の際の参考にしてください♪
(旅の前にすること、旅の途中にすることは別記事でまとめたので、あわせてご覧ください)
帰宅後にすること
旅のしおりを見返して楽しいものにするために、最後のもうひと踏ん張り頑張る総仕上げ。ざっくりとやることは下記の通りです。
簡単な流れ
- 約束を守れたか確認、花丸をつける
- やりたいことリストなどにチェック
- 旅の間に浮かんだ子供の疑問を一緒に調べて解決
- 入場券や切符を空いているページに貼り付ける
- 写真を印刷、切って貼る
- 感想を書く
- デコる!
この中で一番めんどくさいのは写真の印刷。後回しにすると仕上げが億劫になってくるので、帰宅後早めに済ませてしまいましょう。(汗)
さてここからは、実際の完成した旅のしおり中身の画像と合わせて解説していきます。
約束を守れたか確認、花丸をつける
表紙の裏に大きく書いた、旅の「おやくそく」。ちゃんと守れたかどうかを子供と一緒に確認して、できていたら赤ペンで花丸を付けます。(我が家は子供が自分で花丸を書いていました)
見返し丸付けすることで達成感も生まれ、自己肯定感もアップ!
旅の約束についても再認識できるので次回の旅に向けた自信にもなります。
やりたいことリストなどをチェック
次のページは「もちもの」と日程表でしたが、もちものは備忘録なので出発前に作ったチェックボックスに荷物確認がてらチェックを入れています。
日程表に作った天気マーク欄。我が家は5歳の子供が自分で天気マークを書きましたが、もっと小さい子なら親が天気マークを書いておいてその日の天気マークに丸を付けてもらっても良いと思います。
天気マークのシールやスタンプが好きな子は、貼ったり押したりすればさらに喜ぶことでしょう。市販のものを使うと、やはり仕上がりも美しくなります。(笑)
天気は「後で書けばいいや~」と空欄を長期放置していると、意外と「あれ?天気なんだったっけ?」と忘れがち。後でわざわざ調べるのも面倒なので、旅行中や帰宅後すぐに書いておくと楽です。
「やりたいこと・たのしみなこと」と「おみやげをかっていくひと」の見開きページでもチェックボックスに子供と一緒にチェックを。
おみやげチェックは旅の途中にできていればなおヨシですが、バタバタするでしょうし帰宅後に振り返りチェックしても◎。後からの書き込みはペンの色を変えると見やすくなります。
後で見返したとき、意外とお土産に何を買ったかというのが面白く、良い思い出になっています。作ってよかった項目のひとつ。
やりたいこと等はチェックと共にプラスアルファの感想を書きます。できなかったことは次回の抱負や代わりにして楽しかったことなどを書いておくと、負の思い出にならず良いですよ。
- (例1)〇ちゃんと遊ぶ→△ちゃんともいっぱい遊んだね!
- (例2)ふみきりに行く→雨で行けなかったから今度行く!
旅の間に浮かんだ子供の疑問を一緒に解決&メモ
我が子の場合、新幹線に乗っているとき名古屋が近づいてきたあたりで「名古屋はなんで名古屋っていう名前になったの?」と聞いてきました。
調べてみると「名古屋は気候や風土がなごやかな土地」というのが名前の由来の一説なのだそう。知りませんでした…親も勉強になりますよね。(笑)
調べて分かったことを、旅のしおりの疑問点を書いた近くに書いておけば、後々見返したときに答えがすぐあるので頭に入りやすいです。
調べ方は、親に余裕があれば図鑑で一緒に答えを探してあげるのが良いでしょう。図鑑を使う実践練習になり、将来の勉強にも役立ちます。(↓参考本)
そんな余裕ない!という私のような方は、グーグルでささっと調べても。何も調べないよりも100倍良いですよね。
疑問点についてはそんなに急いで解決する必要もないので、子供の気が向いたときや時間に余裕があるときに一緒に図鑑で調べて書き加えても全然問題はないです。
入場券や切符を空いているページに貼り付ける
旅の間にゲットした電車の切符や施設の入場券。大事に持って帰ってきたは良いものの、何かにはさんだままにしておくと隙間から抜け落ちてなくなったり間違って捨ててしまったりすることも…。
そうなる前に、旅のしおりの後ろのフリーページや、切符なら乗り換えのページに貼り付けてしまいましょう。
切符は感熱紙なので時間が経つとレシートのように薄くなって消えてしまうこともありますが、それも良い思い出。私は現物の本物感が好きなのでそのまま貼り付けています。
切符類は表紙や裏表紙ではなくしおりの中身のページに貼り付けた方が消えにくいのでおすすめです。
写真を印刷する
「見返して楽しい」たびのしおりにするために欠かせないのが、やはり写真。写真があるとないとでは、見返したときの楽しさが桁違いです。
印刷は面倒ですが、ここが踏ん張りどころ!頑張りましょう!
A5サイズやA6サイズで作るたびのしおりには、普通のLサイズ印刷では写真が大きすぎます。おすすめは分割プリント。イメージはプリクラです!
解像度は落ちますが、たくさんの旅の場面の写真を貼り付けられるので一押しです。
印刷方法は
- 手持ちのプリンターで印刷
- コンビニで印刷
- 写真屋さんで印刷
などの方法があると思います。一番やりやすい方法で印刷してくださいね。
コンビニや写真屋さんのプリント機械では、分割プリントやインデックスプリントなどを活用すればプリクラサイズぐらいの小さめ写真を安く印刷することができるでしょう。
Lサイズの用紙に2枚、4枚、8枚のいずれかを割り付けるのが旅のしおりに貼るサイズとしてはおすすめです!
我が家はコンビニや写真屋さんが近くになく、家庭用プリンターもないのでキャノンの「セルフィーSELPHY CP1300」というスマホ写真を印刷できる機械を購入して愛用中。
使い方は専用アプリを使って印刷したい写真を登録してサイズや割り付け方法を選び印刷するだけ。
セルフィーの場合もLサイズの紙に2枚か4枚か8枚を選んで印刷し切って貼るとちょうどよいサイズですよ。私は8枚を多用、大きめで残したい写真だけ2枚か4枚で印刷しています。
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他と比べれば一枚あたりの価格は割高ですが分割割り付けもできますし、手軽さはナンバーワンで解像度もなかなか良いです。昇華型熱転写式で、写真は100年持つと言われているのでアルバム用にも最適。
分割はもちろん普通のLサイズ写真も印刷できるので、友人にちょっと写真をあげたいというときにも重宝。私のような出不精な方にはおすすめです!(笑)
私はケチなので普通のLサイズ用紙で印刷してノリで貼りますが、裏面がシールになっているシール用紙の販売もありますよ。
最新機種はこちら↓
もっと手軽なのは下記のキャノンのインスピック。専用ZINKペーパーに印刷するので、インク不要で本体も小さく持ち運びも〇。
画質はセルフィーには劣り長期保管には向きませんが、手帳のデコ用に日常使いしている方も多い商品です。
印刷した写真は、ハサミで切ってノリで貼り付けます。後ろに作ったフリーページでも良いですし、空きがあれば途中のページに貼っても良いと思います。
テーマ写真仕分けのアイデア
- 旅行中食べたものをまとめる
- 1日目、2日目など日にちで分ける
- 時間軸を作ってそれに沿って写真を貼り付ける
- 出会った人をまとめる
- 楽しかったことをピックアップ(ランキングにしても)
など、ページごとにある程度テーマを決めて貼り付けるとまとまりが出て見返しやすくなります。是非子供にもアイデアを聞いて、一緒に写真を選んだり貼り付けを楽しんでくださいね。
全部は無理でも少しでも一緒に仕上げ作業をやると、子供も旅のしおりに後々愛着がわき見返すことが増えますよ。
感想を書き込む
ここまで作業をして、旅のしおりとして大分カタチが出来上がってきました。もう一息で完成です!
先ほど貼り付けた写真のまわりに写真の場所名や感想を書き込みましょう。吹き出しなどで話しているように口語で
さびしかったけど、なかなかったよ!
など書くと、漫画のようでキャッチーになり後々読み返しやすいです。実際に子供が言っていた言葉など覚えていれば、是非書いてくださいね。
そしてフリーページの最後の方か、なければページの隙間に、旅を通しての総合的な感想を子供に聞いて書きます。
子供が自分で書けるようならば、是非自筆で書いてもらいましょう!(5歳の我が子はまだ無理でした…)
長くても短くても箇条書きでも、何でもOKです。
何かしら旅を通して感じた気持ちや心が動いたことが書いてある
ということが大切。
それが、旅のしおりと普通の写真アルバムとの違いの一つでもあり強みです。
旅のしおりを開く度に、子供自身が「ああ、あの時こんなこと思ってたんだ~」と忘れていた気持ちや自分の感情が動くところを改めて考えるでしょうし、過去の自分と会話しているようで楽しい気持ちになることでしょう。
最後はデコる(仕上げの装飾)
これに関しては、苦手な方と得意な方に分かれると思うのでご自身の力量に合わせて納得のいくようにデコりましょう。
デコの一例
- イラストが得意な方はイラストを描く
- 旅行でもらってきたフリーペーパーを切り取って貼る(ゆるキャラなど)
- マスキングテープやシールを貼る
- 写真をマーカーで囲む
- 空きスペースには何かしら子供に絵を描いてもらう(旅に関係あると尚よし)
「たびのしおり」デコの方法としては上記のようなものが挙げられるので、参考までに。
子供が自分でできそうであれば、子供主体でやらせてあげましょう!(仕上がりがぐちゃぐちゃになっても、それも思い出です)
ぐちゃぐちゃになりすぎる、もしくは子供が小さくて一緒にやるのは難しいという方は親が仕上げてしまっても問題はないです。(仕上がりは断然よくなります笑)
センスゼロの私ですが、それっぽくまとめるために気を付けていることは下記の3点。
気を付けること
- 文字の強弱をつける(タイトル系は太ペン、それ以外は同じ色の細ペン)
- 文字色や色数を増やしすぎない(3色ぐらいまでだと統一感がでる)
- メインの黒文字は油性ペンではなく水性ペンで書く
メイン文字のペンは油性ペンを使うといかにもメモ書きっぽい雰囲気になってしまう(私の場合ですが)ので、水性ペンがおすすめ。
旅のしおり制作時の私の愛用品は「プロッキー」シリーズです。
上の画像の黒い塗りつぶしもプロッキー。発色も良く裏うつりしないですし、塗りつぶしをしても色むらが出にくいです。1本で太細のツインになっているのも〇。色展開もバッチリです。
薄い色は、蛍光ペンがわりにもなるトンボのABTペンがおすすめです!上の画像の薄いカラーは全て下記リンク商品で描きました。こちらも太細のツインペンです♪
これらのペンを使うだけで、仕上がりが格段に良くなりセンスがなくても統一感が出やすくなりました。道具って大事ですね!
デコる際に参考になるおすすめの本は、大阪の文具店、和気文具(わきぶんぐ)さんの本。
私も持っていますが、不器用さんでも真似すれば簡単にオシャレに書ける文字やイラスト、装飾線の描き方が掲載されていて、とても参考になりました。
オリジナルテンプレートの販売もあるので、それだけ購入活用してもよさそうです。本はシリーズで色々出ているので、気になるものをチェックしてみてくださいね!
まとめ
3つの記事に分けて、我が家流・子供との旅行を3倍楽しくするための「たびのしおり」の作り方をご紹介しました。
あくまで我が家流の作り方なので、参考になったところだけ取り入れて是非各ご家庭にあったオリジナルの旅のしおりを作ってくださいね。
過ぎてしまえばあっという間の、幼い子供との大切な家族時間。旅のしおりがそんな貴重な一回一回の旅行を、より思い出深い大切なものにする手助けをしてくれることでしょう。