鉄道ファンの聖地・京都鉄道博物館。先日鉄道好きな年長6歳男児を連れてはじめて訪れました。館内はとても広く見ごたえがあり大満足。
実際に子供と1日遊んでみて感じた6歳児の喜ぶスポット、所要時間やお得にチケットを買う方法、館内での混雑回避についてまとめました。
読めばはじめての来館でもスムーズに見学できるはずなので、是非参考にどうぞ!
子供と行く!西の鉄道ファン聖地【京都鉄道博物館】
京都鉄道博物館は、京都駅から徒歩圏内にある広大な梅小路公園内にある比較的新しい博物館。
鉄道博物館というと「てっぱく」の愛称で親しまれる埼玉県の鉄道博物館が世界的にも有名でまさに東の鉄道ファン聖地ですが、京都鉄道博物館は西の鉄道ファン聖地。
まさに鉄道界における東日本と西日本の両横綱です。鉄道好きな子供は絶対に喜ぶ京都鉄道博物館に6歳男児(年長の幼児)を連れてはじめて2024年2月に訪れました。
幼稚園児や保育園児など同じくらいの年代の子供が訪れるにあたり参考になりそうな
- 子供受けがよかったスポット
- 所要時間、混雑回避について
- やっておいてよかったこと&やったらよかったこと
などを実体験に基づき記録したので、これから京都鉄道博物館へ行く方の参考になればうれしいです。
6歳児の楽しみ方とは
とても広くて、色々なものを見たり触ったり体験したりできる京都鉄道博物館。全部じっくり見たいところですが、ポイントを絞らないとかなり長時間館内にいることになってしまう可能性も…。
京都鉄道博物館は全体的にどこを見ても楽しく大満足だった様子ですが、中でも子供に聞いた楽しかったところ、親からみた6歳児の楽しみ方を、まずポイントをしぼってサクッとまとめます。
あくまで我が家の鉄道ファンである年長6歳男子がハマったポイント(時間を使った場所)ですので、館内を見回る際の参考程度にご覧ください。
- SL蒸気機関車に乗る
- ブルートレイン食堂車の中で新幹線弁当を食べる
- 0系新幹線・大和路快速の運転士や車掌をする
- 大阪環状線の扉開閉を自分でする
- 踏切やホームの緊急ボタンを押す
- 運転シミュレータをする(有料・無料あり)
- 自分で切符を発券する
- 線路にある信号の切り替えスイッチを押す
特に車掌さんや運転士になりきりごっこ遊びが好きな息子。主に本館1階奥にある運転席に入れる&設備が一部触るor動かせる車両は相当楽しかったらしく、何度も並んでやっていました。
見る系では、花形である新幹線3種類(0系、100系、500系)をよく眺めていました。息子に限らず上記の体験系はどんなお子さんでも食いつきが良いと思われ、常に人気でした。
事前に調べた見どころは下記記事にまとめたのであわせてご覧ください。
所要時間は?
混雑状況やご見学内容などによりますが、本館・屋外展示場あわせて2時間ほどでご見学いただけます。
京都鉄道博物館公式ホームページ
書かれていた一周見学するのに必要な所要時間は約2時間。しかし、好きなことに熱中しやすい性格の我が家の鉄道好き6歳男児の所要時間は約6時間でした。
朝の10時に行って、16時過ぎになんとかミュージアムショップで釣って連れ出しに成功しましたが、それがなければ閉館の17時までいたと思います。(汗)
我が家のようなハマりやすい性格の鉄道ファン小鉄の子供はなかなか帰らず見学に同じくらいの所要時間がかかる可能性があるので、ご注意を!
混雑回避!訪れるのにおすすめの時間帯は?
10時の開館時間から閉館1時間前の16時まで館内にいた我が家。営業時間内6時間中にいたので人の流れや混雑状況がよくわかったので、簡単にまとめます。
訪れた平日の場合ですが、午前中~14時頃にかけては幼稚園や保育園の遠足が多くにぎやかでした。くわえて早い時間帯は特に小さな赤ちゃん連れの御家族が多い印象。
外国人観光客は時間帯を問わず一定数がいるといった感じでした。
そして、14時を過ぎるころにはかなり客足がおさまってきて夕方に近づいてくるとかなりゆっくりと見学できる、体験系のものも順番待ちせずにやりやすかったです。
土日祝日や長期休暇はもっと来客数が多く様子が違うかもしれませんが、客層としてはやはり小さな子供連れの家族が多い印象。小さい子がいる家庭は基本的に朝から出かけるので午前中は混雑します。
混んでいるのが苦手ならば、午後から訪れた方が比較的ゆっくり見学できるのではないかと思います。
混雑状況まとめ
- 午前中~14時頃…団体客や小さい子供連れが多く混雑気味
- 14時頃~客足がおさまってきてゆっくり見やすくなる
- 16時頃~かなり人が減りゆっくりと見学でき、体験系も順番待ちが減る
スムーズに遊ぶためにしたこと4点
今回はじめて京都鉄道博物館を訪れるにあたり、公式ホームページを見て事前に予習をしていきました。
その中で学び、実際にやっておいてよかったな、おかげでスムーズに遊べたなと思ったことは下記4点。
- 前売り入館券をスマホで購入しておく
- SL乗車券は入館後一番に買いに行く
- 運転シミュレーターはSLの乗車時間が分かってから予約購入する
- 昼食は早めにとる
各ポイントをくわしく解説していきます。
前売り入館券をスマホで購入しておく
入館口にはチケット券売機が数台設置されています。現地購入の方も多く、10時開館時には券売機前に列ができていました。
入館者はまずこの券売機前に並ぶ必要がありますが、前売り券を持っていればそこをスルーして入館受付の列へサラリと並んでスムーズに入館できます。
前売り券はアソビュー!で事前購入が可能。5%OFFなどの割引クーポンがあることもありお得なので、前売り券を購入しないという選択肢はありません。
京都水族館も同日利用の場合はさらにお得なクーポンもあるので、そちらの利用がおすすめです。
さらに1年間に3回以上京都鉄道博物館へ行く予定がある方は、ウメテツパスポートの購入もおすすめ。2回分の入館料で、有効期限1年間のうちなら何度でも入館可能!
購入できるのは3歳以上の幼児(400円)と小中学生(1000円)のみですが、同伴者は2名まで2割引きで入館可能となります。
購入は本館1階インフォメーションとなっているので1回は通常入館料を支払う必要がありますが、子供が鉄道博物館を見て気に入ったなら作ってみてもよいかもしれませんね。
SL乗車券は入館後一番に買いに行く
SL乗車券は、開館と同時にSL乗り場前の券売機で販売開始となります。
受付を出るとすぐに半屋外のプロムナード(0系新幹線をはじめ珍しい車両がたくさん展示してあるところ)なのですが、受付から入ってすぐ左側に蒸気機関車の車庫へと続く道があります。
車庫を通り過ぎさらに左手に進むと、SL乗り場が。プロムナードでじっくりいろんな車両をまずは見たくなりますが、その気持ちをおさえてSL乗り場へ直行・先に乗車券を購入してしまいましょう。
我が家は開館時間の10時に入館したにも関わらずプロムナードで少し時間をとられてしまったのもあり、到着時には最短で11時15分の回しか開いていませんでした。(汗)
平日の場合は幼稚園など団体予約が先に入っていることもあるようで午前中は開きが少ないようでした。
SL乗車時間によって他の施設を見て回るタイムスケジュールが変わってくるので、SL乗車予定の方は入館時間にかかわらずまずはSLのりばに乗車券を購入に行きましょう!
混み合う土日祝日は特に売り切れの可能性もあるので、できるだけ早く購入に向かってくださいね。
運転シミュレーターはSLの乗車時間が分かってから予約購入する
SL乗車の時間が分かったところでしたいのが、本館2階にある有料運転シミュレータのネット予約。在来線・新幹線から選べてどちらも1回100円・約10分間です。
10分刻みで細かく時間を決めて予約できるようになっているのですが、時間に間に合わないと返金も不可、予約し直しになってしまうので確実に行ける時間に予約する必要があります。
SLのり場は本館から少し遠いので、ギリギリ間に合うかぐらいのカツカツの時間で予約を入れないように注意してくださいね。トイレ休憩の時間も加味して予約をとってください。
※運転シミュレーターの予約は前日20時からアソビュー!で予約購入開始となります。特に新幹線は人気で開館前に売り切れていることも。確実にやりたい方は、前日に予約した運転シミュレーターの時刻に合わせてSL蒸気機関車の乗車時間を調整するようにしてください。
昼食は早めにとる(もしくは遅めにとる)
我が家は
SL乗車後、すぐにブルートレインの食堂車で昼食→少し見て回った後→13時から運転シミュレータ
という時間割で動くことにしました。
11時半すぎには食堂車に到着しましたが、車内はガラガラ。入って食べていると続けて5組ほど入ってきました。おそらく12時~13時頃の昼時は混雑すると予想されます。
ちなみにたまたま土曜日の午前11時半ごろに公式ホームページの館内情報を見たら、食堂車は10分待ちになっていました。(同時間レストランは空席あり、食堂車は狭いので混み合うようです)
喫茶だけ利用の人もいますし回転は速いかもしれませんが、特に土日は早め早めか、逆に14時近くの遅めの時間帯の方が混雑を避けてスムーズに食べられるかもしれません。
ただ土日には遅い時間だとお弁当が完売になっていることもあるのでご注意を。ブルートレイン食堂車横にある販売所でお弁当だけ先に購入しておいても良いですね!
しておいたらよかったなと思ったこと3点
逆に「これしといたらよかったなぁ!」と後悔した点もあったので、そちらもお伝えします。
- 記念撮影は入館後すぐではなく、空いてから撮りに行く
- 本館インフォメーション横のラックでクイズ付きワークシートをもらっておく
- スマホとは別にカメラを持っていく
記念撮影は入館後すぐではなく、空いてから撮りに行く
受付を通過してすぐ半屋外のプロムナードとなっていて、0系新幹線や蒸気機関車など花形列車がお出迎えしてくれます。
0系新幹線の前にはスタッフさんがいて0系新幹線前で無料で記念撮影をしてくれます。
記念撮影した写真はその場でL版新聞型の白黒プリントで無料でいただけるのですが、そのときに1500円で印刷し豪華なフレームに入れたもの(デジタルデータ付き)も購入するか選択をその場で迫られます。
入館したばかりの興奮で判断力が鈍っている&その場で即決の雰囲気に流される→本当にいるかしっかり考えずについノリで購入してしまう
ということもあり得ます。(本当に欲しいなら良いのですが)さらに入館者の多い午前中だとこの撮影サービスの前に行列ができることも。そうなると入口で思わぬタイムロスに…。
0形前での写真撮影は午後でも行っているので、1周館内をまわってきてから空いているときに撮影するのがおすすめです。
館内には他にもお金を使うスポットがあるので、どこに投資するのが得策かもその頃には頭も回っていて有料か無料の写真かの判断が付きやすいのではないでしょうか。
お金の使いどころの一つ、お土産情報については下記記事をごらんください。
本館インフォメーション横のラックでクイズ付きワークシートをもらっておく
プロムナードを通り過ぎたところにあるのが、本館。3階建ての本館には車両の展示意外にもたくさんの体験型設備があり見学の主となって楽しめる場所です。
16時頃見学を終わって帰ろうと本館入口の自動ドア(インフォメーションがあるところ)前をふと見たら、カタログスタンドに見たことがないワークシートが。
小学校の遠足やワークショップなどでも利用されるもののようです。
冊子内には空欄があり、施設内をしっかり見て回ると答えが埋められるようになっていました。そして答えは本館内に。
帰り際だったので、とりあえずもらって帰りましたが館内でこれの答えを探しながら進んだらまた一つ違う楽しみがあったのになぁ、と後悔。
次行くことがあれば、先に冊子をもらって館内で答えを探しながら歩きたいなと思います。
スマホとは別にカメラを持っていく
子供と2人で行ったのもあり、母親の私は終始写真撮影係。バッテリーが弱くなってきているスマホで写真を撮りまくっていたら途中から急激に電池が減り最後は5%になってしまいました…。
運転シミュレータはスマホチケット。スマホでチケット購入後、スマホに表示されるバーコードを受付で提示して読み取ってもらうことで参加可能となっています。
途中からスマホでの写真撮影はあきらめて子供用デジカメで撮っていましたが、運転シミュレータで電子チケット提示のときまでスマホの電池が持つのか正直ヒヤヒヤ。
電車好きの子供は特にあれもあれも撮っといて!というので、できればスマホとは別にカメラを持っていく、もしくはモバイルバッテリーを持っていくのがおすすめです。
(スマホのバッテリー持ちが良い場合には必要なしですが)
まとめ
鉄道ファンの子供なら1日楽しめること間違いなしの魅力たっぷりの京都鉄道博物館。この記事ではスムーズに、快適に見学するためのポイントをご紹介しました。
せっかく訪れるならこの記事を参考に混雑を避けて、子供が喜ぶポイントで時間をたっぷり使って京都鉄道博物館を満喫してくださいね!