奈良のこと

天理観光農園みかん狩りへ。おいしいみかんの見分け方は?体験の様子と施設情報

11月初旬、天理観光農園へみかん狩りへ出かけました。5歳の息子にとっては生まれてはじめてのみかん狩り。採ったみかんをその場で食べるいうぜいたくな体験は、食育にもなりました。

自然豊かなみかん農園を持つ天理観光農園のみかん狩り体験をリポートします。あわせて併設のカフェやバーベキュー施設もご案内します。

天理観光農園とは

天理観光農園は、山の辺の道(日本最古の道)に沿った場所にある果樹農園です。

みかんなどの果樹狩りの他、バーベキュー施設の利用も可能。カフェも併設されているのでドライブがてらふらりと立ち寄ることもできます。(※ペット連れは不可)

天理観光農園のみかん狩り

みかんの実がたわわに実る
みかんの木には実がたくさん!

天理観光農園といえばみかん狩り!といわれるぐらい、地元では有名なみかん狩りスポット。約1ヘクタールの敷地内に、早生(わせ)温州みかんの木が約800本植えられています。

早生温州みかんは、10~11月頃の早い時期(秋)が旬のみかんの品種。少し甘酸っぱい味わいの種類が多いです。

「観光地」という雰囲気はあまりなく、自然豊かでのどかな雰囲気の中でまったりとみかん狩りを楽しめるのが魅力です。

みかん狩りの期間は10月初旬から11月下旬まで。11月に入るころには予約受付が終了していることもあるので、確実に行きたい方は早めに予約しましょう!

みかん狩り情報

  • 大人(中学生以上):800円(税込)
  • 子供(小学生):700円(税込)
  • 幼児(3~5歳):500円(税込)

※おみやげのみかんつき

※食べ放題ですが採り放題ではないので注意

※団体は要予約

詳細は下記公式ホームページにてご確認ください。

おいしいみかんの見分け方

みかん
中央にあるのが、みかんの「じょうのう」。

今回は子供の遠足でみかん狩りへ出かけたのですが、バスの中で先生が農園の方に教えてもらったおいしいみかんの見分け方を説明してくれました。

下記をふまえた上で、おいしいみかんをゲットしましょう!

見分け方のポイント

重さがある(軽い<重い)

皮に点々が多い

色が濃い(薄い<濃い)

平べったい(丸い<平ら)

細い木の枝になっている

お日様が当たっている

むいてみたら内果皮(じょうのう)が11片以上ある

重いみかんの方がおいしいのは、果汁がしっかり入っているから。糖度が高い水分は普通の水分よりも重いので、重いみかんはおいしいということです。

また、細い木の枝とつながっている方がおいしいというのは、細い木の場合水分は枝を通してあまり送られず、栄養分が多く送られているからだそう。

内果皮(じょうのう)とは?

外皮をむいたら、丸いカタチのみかんが出てきますよね。内果皮(じょうのう)というのは、丸いみかんを形成している薄皮に包まれた半月型のかたまりのこと

通常はこの内果皮(じょうのう)が10個らしいのですが、時々11個以上あるものがあるのだとか。多い方がおいしいそうなので、見つけたらラッキーと思って食べてみてください。

いざみかん狩りへ

天理教の寮
バスから見た天理の街並み。独特です。

奈良市内からむかい独特な雰囲気の天理の街中を抜けると、のどかな田園風景が広がり出します。そんな中にあるのが天理観光農園

入口より少し下の方に車を停めて道なりに茶色いロッジ風の建物を目指して歩きます。左手にはみかんの木の丘が見えています。

天理観光農園のロッジ

到着すると、まず見えていた茶色いロッジが。ここにはカフェやバーベキュー施設、お手洗いなどが併設されています。

みかん狩りの受付所
みかん狩りの受付。行った時は閉まっていました。

みかん狩りの入り口は建物正面の道を進んですぐのところ。今回は団体予約の遠足で来たので当日支払いはなかったですが、通常はこちらの緑色のプレハブで受付のようです。

みかん狩りへ続く道
坂道を降りたあたりの風景

そのまま受付横の道を下っていきます。けっこうな砂利の坂道。子供たちは「こわ~い」と最初は言いながら降りていました。

みかん果樹園
約800本の早生温州みかんの木が。
柑橘の木
これはみかんではなさそうです。

降りていくと、そこはもうみかんの木だらけのみかん果樹園。みかん以外にもさまざまな柑橘系の果樹(みかんと間違えて取りそうになりました笑)や柿などが植えられています。

みかんの皮の捨て場所
黒いかごに皮を捨てます。

みかんを採って皮をむいたら、木の下にランダムに置かれているプラスチックの黒い箱に皮を捨てる方式

おみやげ袋
お土産用の袋。

お土産用に、小さなビニール袋を1人1ついただきました。「ちいさっ!」と思いましたが、マチがあるので意外といけそう。大きさにもよりますが5~6個入りそうです。

結局お土産用の1袋に5個ぐらい入りました!

みかんを採るのに、今回はハサミを使いませんでした。(子供がいるからでしょうか?)ハサミなしだとみかんを細い枝から採るのに最初は一苦労。

みかんの実
高いところのみかんを頑張ってとります!

まっすぐぶちっと採るとヘタも取れてしまいます(その場で食べる用ならいいのですが)。試行錯誤した結果、みかんをくるくる回してひねりながら枝から採る方法に落ち着きました。

みかんの木
まだあまり熟してなさそうなみかんも。

採ったみかんによって味や品質も様々ですが、自分で選び採ったものなのでもし酸っぱくても文句は言えません。(笑)

遠足で大人数で来ていたのでおいしそうなみかんはどんどん採られてしまいましたが、その場で自分で採ったみかんを食べられるというのは、すごく良い体験ですよね!食育にもなりました。

景色も最高!

果樹園が眼下に。
上の方から下の果樹園を見下ろす図。

みかん狩りの日も素晴らしい秋晴れで、上着がいらないくらいの暖かさでした。

果樹園よりロッジを望む
果樹園から上にあるロッジを見上げる図。

みかん果樹園は高低差があるので、上の方に行くと下の景色が見下ろせますし、下から上を見上げれば空がきれいです。

ロッジの方はもっと上手なので、町を見下ろす眺望も最高でした。

天理観光農園の施設

天理観光農園には、みかん狩り以外も楽しめる施設が入口のロッジ内にあります。主要施設をご案内します。

バーベキュー

屋内のバーベキュー場。

バーベキューは屋内・屋外どちらでも利用することができます。冷蔵庫、キッチン、皿、コップ、お箸、炭、コンロは隣接カフェわわさんで貸し出ししてくれます。

持っていくものは食材、飲み物、調味料と、必要な場合は紙皿、ラップ、ごみ袋など。

炭火台
炭火台。ここで焼いたらおいしそうですね。

安全性の問題上、機器の持ち込みは禁止となっていますが、食材と飲み物を持っていくだけでお手軽にバーベキューできるのはうれしいですね!

けっこう広いスペースなので、大人数でも大丈夫そうです。(300名まで可)

施設利用料金

  • 大人1540円(税込)
  • こども1100円(税込)

※片付けは各自。+200円(税別)で片付けもお願い可能

※利用時間は4時間まで

自動販売機はここ
施設外にある自動販売機。

自動販売機もあるので、ソフトドリンクはこちらでゲットすることもできます。

カフェわわ(cafe WAWA)

 
 
 
 
 
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入口ロッジの中にあるのがcadeWAWA(カフェわわ)。明るくて解放感のある雰囲気です。店内にあるドライフラワーがおしゃれ感を演出していて素敵。雑貨の販売やイベント開催もあるとか。

若い女の子も好みそうな雰囲気で、私たちが訪れた際もかわいい女の子たちがお茶をしていました。ドライブの合間にこんな自然たっぷりの中でゆっくりお茶をしたら、リフレッシュできそうですね。

カフェわわ

  • 営業時間:10時~16時
  • 定休日:月曜日・火曜日(季節により臨時休業あり)

粟(あわ)の餅つき体験もできる

カフェわわさんでは、粟の餅つき体験も行われています。

雑穀の粟をもち米を練りこみながら餅つきをするそう。粟餅は江戸時代にはお菓子としても親しまれていた食べ物ですが、現代では珍しい食べ物となっています。

1うす5人からの予約制で、料金は330円(税込)。小さいお餅2つぐらいを食べられるそうです。予約は体験前日までとなっています。

各施設の最新情報、詳細は下記公式ホームページにてご確認ください。

天理観光農園へのアクセス・駐車場

住所:奈良県天理市園原町183

電話番後:0743-66-1663

名阪国道の天理東インターから県道51号を経由して約4キロです。

駐車場は50台駐車可能。駐車料金は無料です。

終わりに

天理観光農園は、都会の喧騒から離れてのんびりとした時間を過ごすには最適の場所です。奈良市内からも車で1時間以内なので、アクセスも悪くありません。

みかん狩りは秋限定ですが、ドライブがてら、大自然の中でまったりとした時間を過ごしてリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

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